サウジ、Yabbu精油所

世界最大の国営石油企業のAramcoが中国企業とYanbu精油所プロジェクトの件で、フィリピンのConocoに代わり、中国のSinopecと契約というニュースが流れています。
これは中東の経済情報を伝えるMEEDの1月28日-2月4日号がAramco close to signing Chinese partner for Yanbu refineryとして報じたもの。

Yanbupuプロジェクトはジェッダの北350kmの紅海に面した工業都市Yanbuに日産40万バレルの精油所を建設するもので、これについては当初フィリピンのConocoがAramco社との共同事業として建設を進めていたものが2010年4月に撤退を表明しております。
これについては2010年4月22日のarabian businessがAramco looks to replace Conoco at Yanbuとしてconoco撤退について伝えています。

「Aramco社は少なくとも中国企業一社を含む数社に打診。中国の経済発展が進むにつれ石油消費量は増え、サウジの石油への依存度は高くなり、中国・サウジ間の通商関係は緊密となっている」

「既にAramco社はアジア最大の精油企業である中国のシノペック社と中国南東部の福建プラントでJVを組んでいる」

とあり、中国が輸入する原油の20%がサウジからのものというレポートもあります。

そして2011年1月27日付けのZawyaもSaudi Aramco, Sinopec Close To Yanbu Refinery JV Dealとして報じています。

Zawyaによれば「26日、サウジ・アラビアン・オイル社と中国石油加工社はYanbuでの精油所開発プロジェクト(工費100億ドル)におけるJV契約に調印した」とのこと。

Conocoが精油およびマーケティング活動の縮小を決めたことでAramcoとのYanbu開発JVから撤退した後、Aramco社は単独でも建設を進めるとしていましたが、昨年12月から両者は会議を重ね、この調印に至ったということです。

100億ドルの開発事業ですし、2010年5月19日付けHamsab.netはSinopec ponders Yanbu refinery investmentというタイトルの元「高額な投資コストに関する懸念のため、中国のシノペック社はサウジ・アラムコ社とYanbu精油所への投資についていまだ正式な交渉に入っていないとロイターは伝えた」とあり、4月にConocoが撤退した直ぐ後からシノペックにアプローチし、約1年がかりで口説いたのでしょう。

石油は確保したい、でも投資額が高すぎる、どのような条件でまとまったのでしょう。
なんとなく、完成まで波高しのように感じます。
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by fukimison | 2011-01-27 11:44 | プロジェクト  

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