ベトナム、ハノイにGreen Tech City

昨日の中国に続いて本日もアジア物です。

ニュースとしては少し古いのですが、ベトナムも環境に配慮した持続可能都市建設に向かい始めたということでお伝えです。

2月9日付Construction DigitalはSOM to Develop Green Tech City in Vietnamとして145haの地域を対象とする都市マスタープランの設計者としてSkidmore, Owings & Merrill が行うこととなったと報じています。SOMといえば米国最大の建築設計事務所であり、たしかミッドタウンを設計したのもSOMだったはず。

記事はこのハノイに建設されるGreen Tech Cityですが、エネルギー消費削減のためスマートインフラといった持続可能性向上のため最新の技術を利用するのは当然ですし、この地域の伝統や特性を活かし、将来的に2万人の住民に対応できるものと計画されるそうです。

「バランスのとれた低層住宅と高層住宅のスカイラインが緑の回廊の特性となり、文化的なアメニティー、小売、住宅、オフィス、ヘルスケアおよび他の公共施設が付帯する真に多目的な開発を目指す」のであり、「開発における主要な地理的特徴は、遊水地の提供、流出水の防止し灌漑源となるだけでなく、周辺環境の向上となる一連の水運網であり、さらに近隣のグリーンスペースは野生動植物の生息環境をもたらすものとなろう。」だそうです。

2月2日付けSoft SailorもOutstanding Green Tech City Will Be Built In Vietnam By SOMとしてこれを報じており、こちらの方は「通りやビルの最良の配置を決定する一助として風力および太陽光解析を利用」とありこれは「快適な都市に微気候(micro-climates)を作り出し、快適さの最大化、エネルギーコストの削減を可能にし、この地域が持つ自然環境を最大に利用するため」であり、計画では「運河の水を利用した冷却システム、三元発電プラント(tri-generation plant)、廃棄物リサイクル、および雨水耕作の利用」が謳われています。

完成CGをみると、欧米系技術者が考えるGreen Tech Cityとはこういうものなのだろうと思います。

ハノイの小さな運河、池、水路をつなぎ総合的に灌漑、洪水防御、家庭から出る排水のいわゆるGreywatorのろ過に利用するのだそうです。昔の人が長い経験則で利用してきたものを科学的裏づけとそれを洗練させた技術で効率よく利用する。 低層とコントラストをとる高層ビルなのだそうですけど、なんだか人工都市という雰囲気が強くて、私のイメージする環境配慮都市とはちょっと違う、まあGreen Tech Cityで単なるGreen Cityじゃないからでしょうか?
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by fukimison | 2011-02-16 12:01 | プロジェクト  

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