大型プロジェクトの今後

あっという間に2月も半分以上過ぎ、チュニジアから始まったmovementはエジプトからリビヤ、バーレーンへと中東ベルトを東進中、
欧州はといえば、2月17日付KHLはEuro area declines againとして「東欧加盟国の伸びが西欧各国の下落で相殺された状態が続くことにより、ユーロエリアの工事高は年間12%の下落(2010年12月)となった」と報じ、記事はさらに「下落の大きい順にドイツ(-23,6%), スペイン (-19,8%) そしてチェコ (-15,6%)であり、スウェーデン(+10,8%), ポーランド(+10,7%) ,そしてスロバキア(+0,5%)の伸びを相殺している」と続きます。

KHLにある関連記事を見ても、fall、still fallingという文字が並び、良くてもstableでincreaseという文字は出てきません。

米国に眼を転じても、本日の新聞を飾ったのはフロリダ州は高速鉄道プロジェクトを中止でJR東海が主導する日本連合は打撃という記事で、景気回復といわれながらも先進各国を覆う先行き不安や緊縮財政で大型プロジェクトはどうも芳しくありません。

そこで思い出したのがブラジルの高速鉄道プロジェクト、こちらはオリンピックやワールドカップサッカーを主催することから、建設しないわけには行かないだろうと想像していたのですが、2月4日付けロイターはBrazil to hold high-speed rail auction on May 2として「ブラジルはSao Paulo、Rio de JaneiroおよびCampinas(511km)を結ぶ高速鉄道(工費174億ドル)の請負業者入札を5月2日に実施する計画だと発表した」とあり、一時は入札延期となったプロジェクトですが、今度は大丈夫でしょうね。応札企業はいまのところフランスの Alstom (ALSO.PA), ドイツの Siemens (SIEGn.DE), そして日本の三井 (8031.T)といわれていますが、韓国、中国企業の参加記事が増えています。

個人的にはカタールの首都ドーハで行われる再開発事業(35ha)のマスタープランをAECOMが行うという2月17日付けArchitects' Journal記事Musheireb, Dohaでしょうか。

AECOMのサイトによれば、「都市の形状、ランドスケープ、土地利用およびインフラの物理的な変革を介し、アラブとイスラムに根ざした首都の街区を都会的に洗練されたものとする」のだそうです。

先進国は既存インフラの維持管理で手一杯になり、新規大型プロジェクトは発展途上国にという構図が鮮明になっていくようです。
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by fukimison | 2011-02-18 11:55 | つれづれ  

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