ドバイ、ブルジュ・ハリファのことなど

このところ友人と維持管理のことについて盛り上がっており、その中で感じたことなどをまとめてみました。

日本初の高級マンションといえば三田綱町パークマンションだったと思うのですが、あそこは大規模修繕もしており、マンションが100軒あったら、価値が上がるマンションは1軒のみという確率に充分あてはまる。ちなみに、管理費は全戸同一の45000円だそうです。

大規模修繕・維持管理の合意形成が取りやすい総戸数がほどほどで所得階層の揃った物件なら兎も角、買った途端に中古となり価格の下がるようなものはどうなんでしょう?しかもそれが50階もある超高層物件だったらと思うと、その近くに住むのもいろいろな意味で危険率が高くなりそうな気がします。

お題のブルジュ・ハリファですが、昨年(2010年)10月14日のMEEDにBurj Khalifa rents fall 40 per cent due to lack of tenantsというタイトルのもと「世界で最も高いビルであるドバイのブルジュ・ハリファにある賃貸アパート部分の賃料が空室の増加により最大40%下落したとBloombergは報じた。竣工から9ヶ月たち、900室あるタワーのアパート部分で約825室が空室だという。スタジオタイプの部屋で一ヶ月1815ドルに下落」だそうです。

また2010年10月21日付けemirates247の記事High service charges eating into rental yieldsによれば、「高い維持管理費が不動産投資のリターンを食っている」のだそうで、「タワーの平均的なスタジオタイプアパート(553平方フィート)を元にみると、これの維持管理費は年間29,000ディルハムで賃貸収益の36%に相当」
これが広い物件になるともっと悪くなり、986平方フィートのワンベッドだと43%になるとあります。

しかし今年2011年になってタイトルの様相が変わってきました。
2011年1月4日付けArabian BusinessのOccupancy levels rise as Burj Khalifa celebrates first birthdayによれば、トム・クルーズのMission Impossible IVの影響で2010年第3四半期から上向いてきているのだそうです。

「現在、スタジオタイプのアパートの年間賃料は20,418ドル、ワンベッド29,947ドル」とありますから、確かに持ち直しています。しかしBruj Khalifa Propertyによると「住宅ユニットの維持管理費(2010年)は1平方フィートあたり52.77ディルハムでドバイの高級物件開発事業者のものより約3倍高い。この維持管理費はcommunity service feeが42.48ディルハム、空調費9.29ディルハム、水道代1ディルハム(1平方フィートあたり)で構成されているとあります。

ドバイに修繕積立金という概念はないのだろうか?

そもそも、800m超の建物の外壁修理は可能なのだろうか?

ちょっと知りたい。
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by fukimison | 2011-03-02 11:59 | 不動産  

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