米・中の原子力政策

福島の原発事故は余談を許さない状態が続いています。
40年前の設計、海辺の潮風にさらされつづたこと、津波が敷地を洗ったことなどを考えると、

3月16日付けENRはFallout From Japanese Disaster: China Puts Brakes on Nuke Powerとして、原発建設を進めていた中国が計画見直しに転じたことを伝えています。

要約すると、「当初、中国は福島の事故は中国の電子力プラント開発に影響を与えるものではないとしていたが、水曜に行われた閣議の後、安全基準の見直しを行うため、原子力発電所の認可プロセスが一時停止されると発表した。この3月16日中国国務院によりなされた発表はShawグループとウェスチングハウスにより建設中のAP1000s型4基、グループが設計を支援中の2基、Arevaが開発中の原子炉2基に影響を与えるものだ。中国は現在発電用原子炉26基を建設中であり、2020年までに80GWの原子力を稼動させる計画だ。東部および南部の沿岸沿いに6基の発電用原子炉が存在する」というものです。

3月16日NYTimesもChina Slows Nuclear Power Plansとしてこのことを伝えています。こちらは「安全基準が強化されるまで新規プラントの承認を一時中止し、さらに既存プラントの検査も強化すると発表」とあります。

一方米国の様子ですが、3月15日付けENRはDespite Japanese Powerplant Disaster, No Nuclear Moratorium in US, Officials Sayとして「3月14日、原子力規制委員会およびエネルギー省の担当者は、米国の原子炉は大型の地震、竜巻、や津波に耐える充分な基準の下に建設されており、大統領も原子力をエネルギーミックスの一部として利用する政策を支持していることに変わりはないと述べた」

なんでも米国には稼動中の原子炉は104基、これらは総電力の約20%を生み出し、また炭素を排出しないエネルギーの70%は原子力によるものだそうです。
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by fukimison | 2011-03-17 13:19 | 動向  

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