エネルギーをめぐる米国の話題

GWも終盤、来週に向かいそろそろ始動。
しかしAFの世界で感じるのは、ボーッと生活していてはいけない、文系・理系だから、一般市民だから、難しいことは専門家に任せてといったセリフが文字通り致命傷になる、遠くは耐震偽装ですし、原発しかり、生肉による食中毒しかりです。

まずは4月26日付けCNETのcartech.blogにあるCalif. highways could be source of green energyのご紹介から。

記事は「カリフォルニア州議会の天然資源委員会で道路の震動を利用し、エネルギーへ転換するパイロットプログラム法案が6対1で可決され、議会の交通委員会へ送られたことから車両交通が次世代グリーンエネルギー源になるかもしれない。交通委員会はこれを5月第1週に票決の予定」出始まります。

震動を捉えて発電することはPiezoelectric generationで圧電発電と呼ばれており、そのシステムは「自動車、列車または人間が地表を動くことで作り出し震動の源となるエネルギーを捉える、この震動は地表下の圧電素材を利用することでエネルギーに転換転換される」であり、その利用法として「道路脇にバッテリーに逐電され、交通信号などのエネルギーとして、または直接送電網へ送られたりする」のだそうです。

どの程度の発電量かといえば「6マイルの1車線道路は年間で44mWの発電が可能であり、これは30,800戸分の家庭が必要とする電力に匹敵、圧電発電の利点はラッシュアワー時がエネルギー使用のピーク時と一致すること」とあり、さらに記事は「既にイスラエルは自動車専用道路で圧電発電をりようしており、イタリアもベニス-トリエステ自動車道路でこの技術を利用する計画」とあります。

設置費用について記述がないのが?ですが、維持管理で道路を掘り返す時にセンサーを設置すればよいという、わりあいと気楽な記事になっています。

もう一つ、Water Resouces Researchに記載されたNational microalgae biofuel production potential and resource demand

この報告書によれば「藻類によるバイオ燃料で輸入原油量の17%の生産が可能」なのだそうです。
藻類を利用し化石燃料の代替物を生産する、という考え方は以前からありましたが、これを実施するには大量の水が必要というのが大問題でした。これについてPacific Northwest National Laboratoryの研究者は米国で最も太陽光があり、湿度の高い湾岸地域、南東沿岸地帯、五大湖で藻類を育成すれば、水は少なくて済むとしています。

「藻類が繁茂する過程で生産する細胞資質を取り出し、精製しバイオ燃料を生産」というのは分りますが、米国が交通のために輸入する石油の17%に匹敵するほどの生産力があるのか?ちょっと疑問です。

しかし、環境面、経済面、国家の安全保障の面から他国への依存度を低められる方法はなんでも研究するという姿勢ははっきりしていますね。
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by fukimison | 2011-05-06 11:09 | 動向  

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