中国、三峡ダムの監査報告 

AFから太陽光、風力と持続可能系発電が注目されています。しかし、景観や動植物など生態系に与える影響、移住を余儀なくされる人々の生活再建など補償の大きさから批判のある水力発電が伸びているというレポートも出ています。そうしたなか本日は5月23日づけWSJの記事China Dam to Address Finances を選んでみました。

「5月22日、中国三峡社は監査局による監査の結果、会計、財務、管理、投資、入札および企業経営に関連する31の金融問題が見つかったと発表したと国営の新華社は伝えている」

「世界最大の水力発電所の財政問題発覚は、三峡ダムが緊急の社会および環境問題を作り出したことを認める中国国務院の驚くべき発表の数日後であった」

「国務院の発表は中央および東部という広範域を襲う厳しい干ばつによるものだ。この干ばつは三峡ダム貯水池から大量の水の放流を引き起こし、さらに急激な水位の低下は地滑りや地震さえも引き起こすのではと懸念されている」

「2007年政府監査はダムの請負業者は約7700万ドルも過剰請求を行い、地元自治体の機関はダム建設で移住させられる人々の生活再建に使われるべき資金3億元を他の目的に流用したことを見つけ出している」

5月22日付けYahoo News、China plans financial overhaul at Three Gorges Damでは「内閣は230億ドルのダムは汚染や自然災害からの被害を軽減し、移住した140万人の生活向上のための施策が必要であることを認めている」と伝えています。

1994年から2006年まで12年がかりで建設され、発電量は年間850億kWという巨大ダム。計画時から環境問題に加え、地震が起きたらその被害は甚大といわれていました。いまだに全容はわかっていませんが、中国はダム決壊の過去がありますからね。
用心に越したことはありません。
[PR]

by fukimison | 2011-05-24 11:09 | 動向  

<< グーグル、米風力発電に5500万ドル コンクリートキャンバス、欧州遺... >>