英、西ヨークシャーで複合開発

本日は英国、西ヨークシャーのCalderdale議会がハリファックス近郊にあるブラウンフィールドの再開発計画を承認したという記事の紹介です。

6月9日付けRegeneration RenewalはMixed-use West Yorkshire scheme approvedとしてこの複合利用計画のアウトラインに建築許可を与えたと報じています。

JVのGenr8 Developmentsによる開発計画は、14haの敷地に住宅215戸、21000平方M超のオフィス,
産業用、娯楽およびコミュニティースペースで構成されるものです。

Genr8 Developmentsは運河や橋梁を含む主要インフラや洪水防止施設の建設に関する 建築許可も得ており、これに関しては今年の8月から工事開始の予定だとあります。

このJVは2009年から地元の開発事業者とこの計画について協働しており、インフラ投資の一助として625万ポンドの公共部門投資を得ている。また事業者はYorkshire Wildlife Trustと共に、6haの自然保護地域の創設をおこなっている。

この記事は淡々と事実を伝えており、読み手もなるほどと思うだけですが、6月1日づけのHalifax Courierの記事Copley gets green for go では少し様子が違います。
議会が建築許可を与えたのは確かですが、計781通の反対意見に対し支持は2通であったことに加え、反対派によれば、事業者はオープンスペースの設置義務に対し何も対処していない上、この規模の開発であれば普通20%はあるaffordable housing(手頃な価格の住宅)がまったく用意されていないとしています。

一方でやはり6月1日付けのYorkshire PostはFirm says sewerage works plan will bring town extra 600 jobs として、このプロジェクトにより600人の雇用が生まれ、地元経済は1700万ポンドの年収増となるとした企業側のコメントを報じています。

大規模開発に正負の面があるのは当然ですが、開発による住民増がもたらすインフラへの負荷に対し、事業者が交通インフラ(90000ポンド)と教育インフラ(145000ポンド)に対し、それなりの支払いを行うというあたりが、日本も取り入れたほうが良い法制度だなぁと改めて思うのでした。
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by fukimison | 2011-06-10 11:32 | 動向  

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