米、加州最大の太陽光発電プロジェクト再開

4月にグーグルがドイツの太陽光発電に出資という記事を紹介しました。この時期、グーグルは他にも大型出資をしていて、その一つが4月12日に流れた米グーグル、世界最大規模の太陽熱発電所に140億円出資というものでした。

福島のことがあってからドイツ、イタリアの脱原発決定が注目されています。ドイツ、イタリア(スイスも)に出来て日本にできないか?といえば両国は原発大国のフランスから買電しているという実態があります。しかし本当に自然エネルギーシフトするのなら、北アフリカ・マグレブ地域に大型太陽光・風力ファームを敷設し、超高圧送電網で欧州に送るという壮大なプロジェクト構想の現実化が必要でしょう。
同じように日本もアジア大陸間で超高圧送電網を敷設し、電力の相互融通を実現するという考えが人々に問われてもおかしくないでしょう。

しかしその前に自然エネルギーの良し悪しをちゃんと検証する必要があると考えます。

太陽光は風力に比べ騒音被害や渡り鳥の追突事故は起きません。しかし地面に設置することから広い土地が必要になる、風力に比べまだまだエネルギー転換率が低い、パネルは耐用年数が長いがケーブルや機械類の維持管理費・補修費がけっこう高い、という解決が必要な課題があります。しかしこれらが解決されると発電費用が下がります。

前置きが長くなりましたが、本日の紹介記事は4月に計画された米国の太陽光発電所プロジェクトが希少動物調査のため中止状態だったのが先に進む目処がたったという記事です。

6月11日付けENR誌はConstruction To Resume on Parts of Massive Calif. Solar Projectとしてこの件を伝えています。

「米土地管理局はサンバーナーディノ郡東部(ネバダとの州境から約5マイル)のアイバンパプロジェクト(約20億ドル)の次期建設計画を承認した」

「4月、連邦担当官は連邦環境調査が工事により3000超の砂漠亀が被害をうけ、700ほどの小亀が死ぬとの結果を示したことから、ブライトソース・エネルギーシャにプロジェクトの3分の2の建設中止を命じた」

「しかし米魚類野生動物庁は生物学的見解として知られる新しいアセスメントを発表した。それは捕食動物から守る方法やモニタリングおよびフェンスの増強を行うと同時に亀を移動するというものだ」

しかし2011年1月17日付けNewNetNews記事Brightsource Energy’s Ivanpah solar project receives permit complaintをみると非営利環境保護団体から希少生物保護の観点から、事業者訴えられる、正当なアセスをしていないと連邦を訴えるケースが増えているのがわかります。

記事の中に「ブライトソース・エネルギー社は事前にこのような問題に対処する手段をとっており、土地固有の希少種が利用できるよう広大な生息地を購入していた」とあるあたり、事業者側の苦労が伺えます。

完成すれば年あたり40万トンの二酸化炭素削減に寄与する太陽光発電プロジェクトと希少生物、なかなか難しいです。

個人的にはこれよりも、記事にある写真、パネルの発光の方が光害のように感じるんですが。。。
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by fukimison | 2011-06-15 10:35 | プロジェクト  

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