英の不動産事情

本日は6月29日に発表された英大手不動産開発業者売却や英不動産購入者の意識調査記事を中心にお送りします。

まず6月29日付けBloombergはMinerva Accepts Bid That Values Developer at $324 Millionとして、「シティーで2番手の不動産開発事業者Minerva社は2億260万ポンド(3億2400万ドル)で、英Area Property Partners社およびDV4社の指示を受けているファンドによる公開買い付けを受け入れた」と伝えています。

記事によればMinerva社はシティーのWalbrookおよびSt. Botolphsの開発を手がけた企業ですが、2008年にドバイのLimitless社、それに続くNathan Kirsh社の投資機関であるKiFin社と、この3年に渡り買収の対象とされていたそうです。

e-archtectの記事を見る限り、Walbrookの開発もフォスター、ヌーベル入り乱れ、さらに土地所有者と事業者の法廷闘争とお金のかかるフルコースで大変そうです。

こういうのを読むと、不幸な不動産、なるべくしてなったという言葉が浮かんできて島します。

これとは別に少し古い記事ですが、5月31日付けGlobal Property GuideにBritain to become a 'nation of renters'?という記事が出ました。

この記事は英国最大の住宅ローン企業のHalifax および National Centre for Social Researchが20歳から45歳の一次住宅取得者8000人を対象にした調査の結果概要です。

1、ほぼ50%が他の欧州諸国と同様に英国も貸家が一般となると考えている。
2、回答者の5%だけが1次住宅に向け貯蓄を行っている、残りの95%は貯蓄を行わない、したいけど出来ない、
3、3分の2が今後5年に住宅所有する見込みはないと考えており、住宅ローン申請におけるストレスや申請が却下された時の恐れが、これを行わないことの理由になっている。
4、75%超がいつか住宅を取得したいと希望しながらも、84%が銀行が自分を住宅の一次取得者としてローンを組んでくれないだろうと考えている。

さらに注目すべきこととして、Findaproperty.comによれば、両親からの経済援助のない一次住宅取得者は、初めての住宅を購入するまで平均31年(21歳から)貸家暮らしをするとあります。

住宅取得は建設産業のみならず、家電、自動車、家具などいろいろな分野に経済的波及があるだけに、ちょっと大丈夫でしょうか?

しかしローン支払いと収入、人生の楽しみ方といろいろな角度から考えた時、一概にはなんともいえないことだけは確か。
[PR]

by fukimison | 2011-07-04 12:42 | 不動産  

<< タタ、モルディブで住宅建設 米運輸省、TIGERに5億27... >>