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米、グリーンビルの動向

当たり前ですが、ネット上はいろいろな情報が溢れている。
溢れているからこんなオタクなブログがかけるわけですけど。。。

本日ご紹介したいのはGreen Building Law Up DateというサイトにあったものでタイトルはGreener Cities:How Cities Across the U.S. are Incentivizing Sustainable DevelopmentというNYUのSchack Institute of Real Estateに学ぶ学生が書いたレポートの抜粋です。

このレポートを読むと、持続可能は開発というのが一つの流れになっているし、米諸都市はこれに向けた都市開発を行おうと思うのだけど、実際はなかなか難しいという現状がわかります。まるで長期的に見れば原発はおいしくないけど、短期的に見れば原発推進の電力会社は建設業界にとり良いお客様であり、資本主義の世の中を選んでしまった以上、株価に一喜一憂する株主を満足させ、自分も給料を得るためには当面はこちらよね!といった風に読み取れます。

まず「米諸都市のグリーンビル政策を調査したところ、大別して6種類のインセンティブ形態があることがわかった。」とあり、その6形態は優先的許可、無料広報、財政的インセンティブ、容積ボーナス、グリーンビル法指令、グリーンビル法だそうです。

文字をみるだけでなんとなく想像がつくものです。一つわからないのは無料広告(Free Publicity)でレポートは好例としてワシントンD.C.のサイトをあげています。それは同市が運営するLEED認証の建物、屋上緑化、省エネビル、地熱、風力、太陽光施設などで構成される市全体の環境重要ポイントを示したインセンティブマップとウェッブサイトだそうです。

確かに綺麗に出来ていますが、はたしてインセンティブになるのか、マーケティング的においしいのかよく解りません。

あと、グリーンビル協会が認定するLEEDがベンチマークになっていることでしょう。LEEDのシルバー認証を得ることで優先的に許可をだし、認可にかかる時間短縮による費用削減で誘導。
古典的手法ですね。

日本はなぜか政策投資銀行が独自のグリーンビル認証制度で融資を行っており、7月22日に日本土地建物のオフィス2棟をグリーンビルディング認証 日本政投銀という記事が流れています。

CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)との整合性はどうなっているのでしょうか?

ご存知の方、お教えください。

by fukimison | 2011-07-27 16:33  

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