福一 4号機の写真・英セラフィールド閉鎖へ

久しぶりにWorld Nuclear Newsを見て、あら!です。

8月1日付けのTemperature drops in Fukushima used fuel pool で、湯気の上がる4号機の使用済み核燃料プールの写真、キャプションをみると7月29日撮影・東電とあります。

日本のメディアでこの写真見た記憶ないです。見逃したのかナァ?

兎も角記事によれば、「被災した福島第一発電所の4号機にある使用済み核燃料プールの水温が、代替冷却システムが稼動したことにより大幅に下がった。同時にプール下の支持構造が完成した」

「7月中旬、東電は4号機に熱交換を利用した代替循環システムの設置を開始した。このシステムは温水をポンプアップし冷却、再びプールに戻すよう設計されている。同社は7月31日にテストランを開始。当時の水温は86から87度。本稼動を始めたところ8月1日朝には63度まで下がった。東電は1ヶ月のうちに水温を30度から40度に下げたいとしている」

「同社は既に同様の代替冷却システムを2号機および3号機にも設置しており、それらのプールは7月31日現在で各34度、31度である」

うーん、しらなかった。原子炉が大問題なのは変わらないけど、少なくとも2,3,4号機の使用済み核燃料は何とかなるというだけで、少しほっとします。

でも1号機と2号機の間で10シーベルトといった恐ろしいニュースは大きく報道される。これは必要なことですけど、良いニュースも流さないと暗くなっていけないし、現場で大変な作業をしている方々にも失礼だと思うんですけどね。

もうひとつ、8月3日付World Nuclear NewsにSellafield MOX plant to close という記事が。。。

セラフィールドは英北西部にある大規模核施設でここで使用済み核燃料からプルトニウム・ウラニウムの混合燃料、いわゆるMOX燃料が作られています。そして日本の10電力会社はここと契約を結び、MOXの処理を行うとしているのですが、今回の福一事故以降、それが不確実になった。

「原子力廃止措置機関(The Nuclear Decommissioning Authority :NDA)が全英国の核資産を所有しているのですが、同機関はセラフィールドMOXプラント(SMP)操業におけるリスクプロファイルを見直し、英国民が今後SMPによる財政負担を負うことが無いのを確実なものとするには、SMPを”現実的に最良の機会”に閉鎖するのが最良の策だと決定した」

つまり「日本の原発事故により英国民にかかる財政リスク軽減のため閉鎖」、という決定に至ったということです。

「これとは別に先週、仏・アレバ社は日本とドイツの原発閉鎖の結果、ウランと核燃料のオーダーキャンセルは1億9100万ユーロ(2億8300万ドル)に達したと発表」だそうです。

このオーダーキャンセルの元契約はどうなっているのでしょうか?違約金条項など、気になります。
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by fukimison | 2011-08-04 12:03 | つれづれ  

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