ADB、インドの鉄道事業に融資

今年は自然災害に祟られる年。3月11日の地震はともかく、度重なる台風の襲来とそれによる土砂崩れ、洪水、浸水、生り物の秋を控え不安です。

そんなマエフリとは全く無関係に本日はインドの鉄道改良事業に関する記事を選んで見ました。

9月1日付けNetIndiaはADB to extend $ 500 m loan to help India improve rail servicesとして「アジア開発銀行(本拠地マニラ・ADB)はインドの混雑した貨物及び乗客輸送鉄道ルートの一部を改善するべく5億ドルにのぼる資金を貸し付けると発表した」と伝えています。

「ADBのプレスリリースは、役員会は鉄道セクター投資プログラムへMFF融資を行うことを承認した。新しい信号システムに加え何百キロにもおよぶ既存路線の電化や増路線に融資するものだ」

このMFFとはmulti-tranche financing facilityの略号、ちょっと調べたところ最近開発された手法で、中長期に渡るプロジェクト支援するもので、ポーションを複数のtrancheに分け、trancheごとに条件が変えられるという柔軟な融資スタイルのことだそうです。

ADBのリリースを探したところ、ADB $500 Million Loan to Boost Indian Railwaysを発見。

こちらには「2010年3月までの年度に70億人の乗客、8億トン超の貨物を運んでおり、インドの交通セクターにとり鉄道はその心臓部ともいえよう。しかし新規インフラ投資の欠如、そして組織的制約は交通増加への対応に苦慮している」とあります。

投資プログラムは、チェンナイ、コルカタ、ムンバイそしてニューデリーを結ぶ批判の多い「黄金の四角形コリドー」を始めとし、チャッティースガル、オリッサ、マハラシトラ、カルナカタそしてアンドラプラデーシュの各州の混雑した貨物および旅客路線を対象としたものとなろう。これらの路線の多くは大勢の乗客や大量の鉱物、経済的に重要な貨物を輸送している。さらにこれらの路線は、正式な貧困ライン以下で生活する多くの人々が住む田舎地域を走っている。
ADBの通常資本原資(ordinary capital resources)からの第1回融資(1億5000万ドル)と共に、融資は複数のtranchesで出される予定だ。5年の猶予期間のついた25年ローンで、年利はADBのLIBORをベースにした融資制度にしたがって設定される。

インド政府は11億ドル超を見積もられる全プログラム費用の残高をカバーするため6億4400万ドル超のcounterpart financeを用意する計画だ。

ただでは起きないADB
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by fukimison | 2011-09-02 12:21 | プロジェクト  

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