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フランス、EVによるカーシェアリング、autolib試用運転開始

先週は道路建設にまつわる記事のご紹介をいたしました。
今週はちょっと違った角度からのスタートです。

3・11以降、大型インフラへの批判がとみに高まっています。以前から人口減社会における税収の減少と過去に建設してしまったインフラをいかに維持管理していくか、という費用バランス問題、スプロール化してしまった都市をどのようにコンパクト化するのか、という面の問題などいろいろあり、、また見る角度によって思いは異なりますが、しかし、いままでは専門家やそれに関係する人の話題であったのが、もっと普通の人、特段インフラには興味のない方々にも浸透してきたように感じます。

持つことから持たない、必要な時だけ借りるという、合理的なスタイルが注目を浴びるようになってきました。

まず9月30日付けAutoWorldの記事France: Autolib' cars about to enter serviceからご紹介します。

「Journal de l’Automobileによれば、フランス初の電気自動車レンタルサービスAutolibが10月3日よりパリで試用開始となる。これは自転車のシェアリング、ベリブシステムを利用したシステム構築がなされており、ベリブ同様様々な支払い方法が用意されており、2016年までに利用台数を訳5000台にまで延ばす計画だ]とあります。

少し古いですが、3月13日付け英Independence紙の記事Paris EV-sharing scheme moves one step closer to launchによれば「イタリアのPininfarinaとEV車提供契約を結んだことで、フランスのカーシェアリング計画は一歩を踏み出した。一月12ユーロの会費を払い、実際の使用料は最初の30分が5ユーロ、次ぎの30分が4ユーロといった具合」だそうです。

同紙記事によれば欧州の電気自動車によるカーシェアリングは各都市で計画されており、ベルギーの首都ブラッセルで行われているZenCar、さらにはカーシェアリング専門企業move aboutはオスロやコペンハーゲンでもEVシェアリングを展開しているのだそうです。
日本でもほぼ1年前の2010年10月13日、大阪府の報道資料大阪発! EVによる日本版Autolibの技術開発がスタートします!がありますが、こちらの方はあまり話題になりませんね。3年後に50台の導入といった規模ではなかなか難しいし、逆に本気でしてないんじゃ?と言いたくなります。

by fukimison | 2011-10-03 15:07  

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