仏、スーパー併設郵便局

これは都市計画の範疇になるのだと思います。そして人口減少、過疎化、買い物難民といった言葉のある日本にとっても参考になるかもしれないということで選んでみました。

10月21日付けPost & ParcelのLa Poste in deal to co-locate food stores with post officesによれば、「フランスの郵政公社La Posteは大手スーパーチェーンのカジノグループと、郵便局の隣に食料品店を設置する契約に調印した」のだそうです。

記事を要約すると、郵政公社は配送システムを近代化したことで有効利用できる土地が生まれた。この土地の活用に食料品店の併設を行うわけですが、対象となるのは人口12000人以下の都市であることというのが面白いですね。郵便局の隣にスーパーがあったら効率は良いでしょうし、郵便局は大抵人の集まるところにあることが多いから三者一両得を目指す話です。とりあえず、仏内で50店舗の開業を目指すとあります。

郵政公社とパートナーを組んだカジノグループですが、フランス国内の6,700店を始め、ラテンアメリカや南東アジアを含め世界中に約11,700店を持つ企業だそうです。

これをカジノグループのPRはどう伝えているかというと、Casino’s convenience store division signs partnership with La Posteというタイトルの元、「子会社のPoste Immoを介し郵政公社は郵便局の隣地にコンビニ開設のため、カジノグループのコンビニ店部門とパートナーシップの契約を結んだ」と伝えています。

さらに「この革新的なパートナーシップは郵政公社に3つの利をもたらすだろう。空きビルをコンビニに貸すことで現行の不動産費を削減し、コミュニティの活性化やサービスの向上は街の中心街へのアピールとなるだろう」と郵政公社側の利益を分析し、自社については「カジノ社にとりこのパートナーシップは顧客サービスと隣接効果の両者を得るものだ。長期的提携は12000人以下の人が住む街での食料品店としてのプレゼンスを高めるものであり、消費者のニーズに対応するものだ」としています。

日本でも郵便局の中に出店するコンピニというのはありますけど、それは大都市で見かけるものであるのに比して、仏版は人口12000人以下と範囲を決めていることがちょっと興味を引くところです。
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by fukimison | 2011-10-27 16:45 | 動向  

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