ノルウェー、ベトナムに水力発電プラント

水力発電ダム、しかも北欧とアジアという2国間モノです。

INTPOWのサイトにあったリリース文、SN Power, IFC to develop 1GW of hydro power in Vietnamによれば「ワシントンでIFC(世銀グループの国際金融公社)のインフラ担当役員とSNパワー南東アジア担当役員が共同開発契約に調印した。このパートナーシップは期間10年超、投資規模20億ドルで100から500MWの水力発電プラントの開発を行うことを目的としている。ベトナムの電力供給は近年経済成長目覚しい同国の需要の伸びを満たすことが出来ないでいる。アジアは経済成長に影を落とす散発的な停電に悩まされており、より安定的電力の必要性が高まっている。IFCとSNパワーは今までにもチリ、インド、フィリピンで風力や水力発電開発で協働してきたが、このたびベトナムでの開発でパートナーシップを組むことになった」と伝えています。

いろいろと見ていくと、2010年10月にSNパワーはハノイ支店を開設しているのですね。しかも駐ベトナムノルウェー大使館のサイトにNorwegian SN Power in Hanoiとして出ている。

2011年11月14日付けViet Num ExpertにNorway - SN Power to act as a power pathfinder という記事がでて本格的に事業が始まったことを伝えています。

「ベトナム国系電気会社(EVN)により所有されているプラントを目標とするほかに、ノルウェー政府系の再生可能エネルギー開発企業は非EVNの発電プラントの株購入を目指している。」

「SNパワーのベトナム代表であるタン氏は現在同社が検討中の発電所の名前を挙げることを拒否したものの、同社の再建計画はEVNの発電所購入の機会をもたらすものとなろうとしている」

k時によれば、SNパワーはフィリピン、ネパール、インド、チリ、ブラジル、スリランカ、ペルーといった発展途上国の水力発電事業に係っているとあります。発展途上国がエネルギーを必要とするのは明らかですし、これを全部風力や太陽光といった自然エネルギーで賄うのは現在の技術ではムリがあるのは明らか。しかしいくらCO2の排出がないといっても、大型の自然災害やテロを考えると原発を輸出するより、水力発電事業を輸出するほうが危険度は低いし、大きな意味で安全でしょう。

世銀も再生可能エネルギーといえば乗りやすいでしょうし、資金調達面や長期的収益構造という意味で北欧のストラテジーの方が日本より良いように思います。
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by fukimison | 2011-11-15 11:35 | 動向  

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