米メキシコ湾BP事故その後
2012年 03月 22日
もう2年も立つのかなのですが、3月20日にメリーランド大学環境科学センターが発表したレポートによるとその影響はまだまだ続いているようです。
Study confirms oil from Deepwater Horizon disaster entered food chain in the Gulf of Mexico
記事は「2010年4月20日、メキシコ湾でBPのDeepwater Horizon社による掘削リグ爆発事故依頼、科学者達はこの事故が環境に与える影響について研究を進めてきた。同年7月15日に油井にフタがかぶせられるまで、1日あたり約5万3000バレルの原油が数ヶ月にわたり流出した。微小生物である動物性プランクトンを介し石油が海洋食物連鎖に取り込まれ行くことが解った」で始まります。
「海中を漂う動物、動物性プランクトンは石油由来の汚染を追跡するのに都合が良いもので、これらは稚魚や海老の餌となり、さらに石油汚染の動きや食物連鎖へ入る汚染物質のコンジット(情報などを伝えるルート)として作用する。この調査は原油噴出中における石油のエコシステムへの影響のみならず、油井にフタがされた後も食物網に入り続けていることを確認した」
こういう報告書を読むとASRが発表した福島の放射性物質による海洋汚染図を思い出します。
この放射性物質、ハワイの北にまで至っている。
こうなると三宅島あたりから岩手ぐらいまで、海流にのってやってきた魚、いくらカリウムとセシウムの構造がにているので鰓から排出されるといっても、世界に冠たる漁場はどうしようもないことになってしまうのではと不安になります。
by fukimison | 2012-03-22 11:14