インド、自動車専用道路の現状

久しぶりにインフラものです。しかも今後伸びると言われてはや××年のインド

その前に英植民地下ではそれなりに大型インフラが敷設されたのに、今はお役所仕事で有名な国になっています。人口構成やそのポテンシャルから中国よりもインドという人が多いですけど、統計上の数字はそうでも現実となるとどうなのでしょうか?良く見かけるのは農民と工場主の環境汚染を巡る対立だったり、土地収用問題だったり、そして本日のような官庁の対立による遅延です。

1月9日付けIndian Express紙はJayanthi shifts blame to NHAI for delay in highway clearancesとして大型ハイウェイプロジェクトの遅延による環境省とNHAI(National Highways Authority of India)の対立はNHAIが環境省を裁判に訴えるところまできたと伝えています。

同じ記事がFinancial Express紙などにも掲載されています。

「環境省とNHAI間の自動車専用道路プロジェクトの建設許可遅延をめぐる綱引きはNHAIが環境省を最高裁へ訴えると脅かすところにまで至った。」とあります。

問題となっている大型道路プロジェクトはKishangarh-Ahmedabad高速道路プロジェクトで、環境アセスがテキパキと行われず許可がでないことから、この建設を請け負っていたGMR Infrastructure社がもう付き合えないとして退場し、そこでNHAIが環境省をいったいどうしてくれるのか!と批判、提訴の動きということのようです。

それに対し環境省は請負事業者とNHAIが不完全な書類を提出したから審査ができない、従って遅れたと逆襲、どんどん泥仕合になっています。

全長330-kmのShivpuri-Dewas高速道路プロジェクトでも似た様なことで建設遅延が起きており、請負業者のGVK Groupが引き上げをほのめかし、発注自治体をおののかせているとあります。

日本だと何とかお仕事ください、少しぐらい安くても良いですといった風になりがちですけど、インドでは請負業者がもうやだもんね、やめちゃうよ、というんだ。

インドの事業者がやめるというからには、インドの常識的な遅延よりもさらに遅延なのでしょうね。

そういう記事を読むと、日本のゼネコンはどのように付き合って作業をすすめているのだろうか?
インドの地元企業にマル投げしないとやっていられないんじゃないか、と想像、実態を知りたいものです。

Economic Times紙のNHAI to approach Supreme Court against Environment Ministry over delay in forest clearancesによれば、NHAIは環境省の伐採許可問題により350もの道路プロジェクトが遅延していると述べているとあり、その数字にびっくりです。どっちもどっちなんだろうなぁ。
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by fukimison | 2013-01-10 10:55 | 公共財  

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