学校の統廃合

私の住んでいるあたりはこの数年間マンションの建設ブームが続いていることから、以前にくらべ住民が、少しは多くなっているだろうと想像していました。
しかし近所の中学校の新入学生徒数が23人と聞いてびっくりです。

1年1クラス、2年2クラス、3年2クラスの全校5クラス(全校200名弱)しかなく、これでは運動会や文化祭すらままならないというありさま。ちょっとした過疎地なみの数字です。

こういう有様は中央・千代田といった都心部だけかと思っていましたら、多摩ニュータウンに住む友人も、多摩地区も同様といっておりました。

そうすると小中学校の整備が整うまで大規模マンションの新築を規制していた江東区あたりしか、大規模校というのは存在しないのかもしれませんね。

でも聞いた話では、新設校というのは軌道にのるまでなかなか運営が大変なため、ベテラン教師が配属になることが多い。従って既設校の教師は、新卒ないし経験の浅い教師が主に配属されるため、クラスコントロールが上手く行かないケースが発生しがちだそうです。

私はある程度クラスに人数がいたほうが良く、さらに学年に3クラスぐらいはないと、適当な競争も生まれず、また擬似社会体験も出来にくいと考えるのですが、この様子では、公立校システムにおいても、大規模か小規模かの2極化が進んでいるように見受けられます。

学校運営問題のほか、学校規模と利用者数の問題もあります。

わたくしの家の近所の中学校でも同様なのですが、以前は1クラスの人数は40人ほど、さらに1学年に5クラスほどあったことから、学校全体の規模は1000人弱の学生が収容できる教室数や校庭・体育館・プールを備えています。
これを200人弱という、元の規模の5分の1ぐらいの生徒で利用するというのは、大変効率が悪い。

だから、学校の統廃合という問題が出てくるのですが、統廃合された後の学校の使い方についても、様々な問題が発生しています。

良く見受けられるのは、区立老人施設への建て替えです。
この種の施設が今後、大量に必要となるのは理解できますが、当然これにかかる経費も大きくなるわけで、むやみやたらと建設するわけにも行きません。

中央区や新宿区は、NPOの事務所やインキュベーション施設として利用したり、場合によっては企業に貸し出して、収益事業化をしていたりもします。

今後、人口減による区収入の低下が起きた場合に備え、公共機関こそ収益事業と非収益事業のバランスをとるべきでしょう。

その時にそなえ、利用されなくなった公共施設の増加時における転用方法をもっと議論すべきなのではないでしょうか?
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by fukimison | 2008-04-23 21:31 | 公共財  

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