ナイジェリアのパイプライン事故

ここ数日いろいろと忙しく、なかなかエントリーする時間が見付けられずちょっと間が空いてしまいました。このあいだに世の中はいろいろなことがあり、中国の地震被害は死者数が3万人超となり、ダムの問題もダムの亀裂だけでなく、土砂崩れと豪雨の堰き止めと大変なことです。さらに四川省にはplant 821と呼ばれる核弾頭の製造基地があり、消息筋によればアメリカの軍事衛星は同プラントの地震被害による放射能漏れがないか必死にモニターを続けていると言います。

一方ナイジェリアでは同国最大の都市であるラゴスの郊外で、工事車両がパイプラインに衝突し、その結果石油に引火。さらに周辺の住宅や学校が燃えるという大火災が発生し、100人超が死亡したとみられる事故がおきています。

この記事を読んでいくと、死者数が同地区の病院関係者の話(死者100人超)とナイジェリアの緊急管理庁の話(死者10名、負傷者36名)とだいぶ違っています。

それよりも目を引いたのが、ナイジェリアとくに政情不安な南部では反乱軍によるパイプラインの襲撃は日常化しており、さらに貧困な付近住民が石油を闇市場で売るため、パイプラインから原油を盗み出すことから、パイプラインの漏油やこれの引火による火災はさほど珍しいことではないという一説です。

この事故は道路の維持管理作業を行っていたグレーダー(地ならし機)がパイプラインにぶつかり、石油が漏れ、そこにグレーダーのスパークが引火して燃え上がったということです。

過去にも同様の火災が起きており、2007年12月ラゴスで、埋設パイプラインから石油を汲み上げた際に引火し、少なくとも45人が死亡、2006年12月にも盗賊によりパイプラインが破裂し、引火したため約260人が死亡、同年5月、やはりパイプラインの爆発により150人が死亡、1990年には南ナイジェリアで同種の火災事故で1500人が死亡しているとあります。

平和ボケの日本人にとり、パイプラインから石油を盗み出すという行為、またそれの爆発で1500人が死亡するという規模の大きさに圧倒されます。

中東アフリカの不安定さ、アジアを襲う自然災害、かと思うと原油高に湧くロシアでは、2007年第二四半期と2008年に開発業者は計460万平方メートルのショッピングモールを開設する計画だというし、なんだか終わりの始まりのような気分になります。
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by fukimison | 2008-05-19 18:49 | つれづれ  

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