バンガロール・新空港オープン

インドのバンガロールはハイテク企業が多数進出し、インドのシリコンバレーと呼ばれ、インド経済を牽引する都市として知られています。それと同時に、都市計画を立てる暇なくどんどん建物が建ち、道路、上下水道といったインフラが追いつかない。これはバンガロールだけでなく、インド全体、もっと大きくいえばアジア全体でおきていることでしょう。

そのなかでもバンガロール空港は規模が小さく、1日に300回もの発着を繰り返す、常に込みあった空港で知られています。ただ東京の成田のように、都心から離れておらず便利ではあるの野の、どちらかといえばごみごみした住宅地の中にあることから、別の意味で怖い者があります。

そのバンガロールに新空港が開港します。

5月21日付けのIHTによれば、新空港はバンガロール市中心部から約30kmの郊外にあり、すくなくとも片道90分はかかるそうです。さらにいえば、ハイテク企業が林立する地域からはそれ以上の時間がかかるでしょう。

これに加え、新空港のある地域はまだ市営水道の敷設が行われていない地域で、従って新空港の近くにホテルや事務所の建設が行えません。

この空港、本当は3月末に開港の予定でしたが、管制官が訓練時間がもっと必要だといったことから5月末に延期されたといういわくがあります。

また、新空港開港と同時に、いままでの空港を閉鎖するとしたことから、これに対しても不満の声があがっています。

インド官僚のお役所仕事は悪名高く、とにかく仕事が進まない。そのため計画から実施に至るまであまりに時間がかかり、さて開通、または開港したときには、その計画は時代遅れに成っており、予想を上回る利用者により混雑が始まるといいます。

1600ヘクタールの敷地に建設された新空港は、初日から1日に440回の離発着をこなし、初年度に1100万人の乗客をさばくことを約束しています。

政府は新空港へ接続する道路や鉄道の建設を約束していますが、その殆どは遅延、場合によってはその計画は取りやめになっています。その原因の1つが土地収用に関する裁判です。この計画には32もの政府機関がかかわっており、各機関同士の調整がつかないというのが真相のようです。

道路の改修が遅々として進まないことから、渋滞の中、車に坐ってなんかいられない人々は新空港とバンガロール中心部を結ぶシャトル・ヘリコプター(約10分、100ドル超)を利用することになるのでしょう。
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by fukimison | 2008-05-22 11:11 | プロジェクト  

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