海水の酸性化

ここ4-5日、いろいろな記事はでているのにじっくり読む暇がなく過ぎていきました。
四川省の地震被害は幹線道路が寸断されたことで、救援が進まないこと、ミャンマーのサイクロン被害、アフリカの紛争と事件は多すぎるほどです。
その中でインフラとは直接関係ないのですが、北米海岸で大掛かりな調査を行っていた科学者が、海洋生物に大きな影響を与える恐れのある酸性の増加を発見したという記事が5月23日付けのガーディアン紙にありました。

その記事によれば、科学者はCO2の排出増の帰結として大洋の酸性を予測していたそうです。しかし大洋の各所においてその増加は予想以上に激しく、この調査は2050年の予測数値が現実のものになっていることを示しています。

専門家は、この増加が海洋生物に壊滅的な影響を与えると予測しています。さらなる海水の酸化は貝類、プランクトンやサンゴの殻が固くなるのを阻害するだろう。このことは、海洋生態系を乱し、魚種資源の大幅な減少を導く可能性をもち、全食物連鎖における生産性に深刻な減少をもたらすだろう。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2007年に発表した4番目の報告書にも、この大洋の酸性化の問題は取り上げられています。

人類が作り出すCO2の約半分が海洋に吸収されることから、より大量の温室効果ガスの発散はより海洋の酸性化を導きます。炭酸を生成し、海洋化学を変性し、殻の堅い海洋生物は炭酸水素イオンがより得にくくなります。

この記事の最後に科学者の言として、「この酸化で海洋生物が直ぐに絶滅するわけではないが、問題なのは酸性度の進み方の速さだ」としている部分があります。

海温の上昇によるサンゴの白化減少だけでなく、海水の酸性化もサンゴに影響を与えていたのか、そしてその数値が予測をはるかに越えて進んでいるというのは、台風やサイクロンの増加と大型化に加え、なんだか薄み気味悪いものです。

こうなるとマメに電気を消したり、エコバッグを持って買い物にいったりしても追いつかないのでしょうね。
[PR]

by fukimison | 2008-05-26 22:47 | つれづれ  

<< British Energy社の入札 バンガロール・新空港オープン >>