北京オリンピックの交通対策

8月8日のオリンピック開催を控えて、北京でオリンピックならびにパラリンピック期間中の交通対策が発表されました。

交通渋滞と大気汚染で有名な北京、この汚名を挽回するため中国は国をあげて、北京郊外にあり汚染物質を排出する工場を移転させたり、いろいろと手段を講じてきました。

そしてあと40日ほどに迫った6月20日、大会事務局はオリンピック期間中の交通規制を発表しました。当然これは渋滞・大気汚染緩和を目的としたものです。

まず、7月1日から9月20日までの間、黄色の環境保護ラベル(現行の排ガス標準を満たさない)のある車両および試ナンバーの車両は北京市の行政区域内の走行が禁止されます。

つぎに7月20日から9月20日まで、北京市で登録された車両のうち、ナンバー末尾が奇数の車両は偶数日の、また偶数末尾の車両は奇数日の走行が禁止されます。つまり1日おきにしか運転できないことになり、交通量は半分になります(理論上は)

車両が通行できる範囲ですが、7月20日から8月27日までは、北京市行政区域内の道路に対してだけ規制が課せられますが、8月28日から9月20日までは、第5環状道路内の道路、通行への高速道路、機場高速道路、八達嶺高速道路(上清橋-西関環島の間)、および京承高速道路(来広営-白馬南橋の間)までが対象となります。

この走行規制の対象と成らない車両は、警察、消防、武装警備車両、バス、タクシー、オリンピックゲーム用の許可を受けた車両、北京市の交通管理機関や保安機関が発行した許可証を所持する車両

トラックは6:00-24:00の間、第6環状道路内の通行が禁止される

このあとに大変毒性の高い化学物質の輸送は7月20日からの2ヶ月間、市内通行を完全に禁止する。有害化学物質の搬送車両は奇数・偶数の規制に加え第6環状道路内の通行を禁止する。有害化学物質を搬送する際は、事前に管理機関から許可を得ることとあります。これは今までは事前の届出制がなく、また高毒性物質の搬送車が市内を自由に走行していたということでしょうか?ちょっと不安になります。

また7月20日から9月20日まで、工事廃材を積んだ貨物車両の市内通行が禁止されることから、最後まで施設の手直し工事を行った場合、廃材の処理が出来ないことになります。

いろいろと細かく指定がありますが、これの取り締まりはどうなるのでしょうか?
オリンピックの施設、要人、選手、さらには空港や駅などの警備に加え、市内を通行する車両の取り締まり、人手はあると思いますが、単なる人手ではなく、ある程度の訓練を受けた警備員の配置はなかなか大変なのではと想像します。

そしてこれまでした工場移転や交通規制の成果が、どう現れるのか。
北京のもやがかかったような大気汚染は軽減されるのか、
現実のオリンピックゲームに加え、ゲーム環境も興味をそそります。
[PR]

by fukimison | 2008-06-24 14:14  

<< ポーツマス・スタジアム ダイムラー、電気自動車に乗り出す >>