ロンドン新市長、ボリス・ジョンソンの方針

個人的に、前ロンドン市長のケン・リビングストン氏はなんとなく東京都知事の石原氏と星占い的双子のような感じを受けていました。

そして今年の5月、英国のブラウン労働党政権発足後、初の重要選挙となったロンドン市長選で、 3選目を狙う 労働党の現職のケン・リビングストン氏(62)を破り、保守党下院議員のボリス・ジョンソン氏(43)が初当選を果たしました。

そしてつい先日、英ENR誌にMayor Boris cool on London skyscrapersと題された記事がでました。

その内容を要約すると「リビングストン全市長が高層ビル建設のシンパだとすれば、現市長のジョンソン氏はロンドンの文化的遺産の擁護者としての立場を明らかにした。近頃発表されたジョンソン氏の計画政策は、高層ビル開発業者がプロジェクト開発許可を得にくくなるという内容のものです。

同氏の方針を懸念した財界首脳は「ロンドンのシティーをそのままの形で単に保存するのではなく、良いバランスで開発すべきだ」と述べています。(個人的ですが、都市は常に変わっていかないと我々の仕事がなくなると翻訳できます)

でもジョンソン氏の論点は、中心市街地の世界遺産的な街並みは保存するが、近郊の新規開発地域はそれなりの形で開発すべきだという事に読み取れます。それにリビングストン氏が求めた、新規開発地域は全必用エネルギーの20%をその地域での再生可能エネルギーで賄うべきたという方針を緩和すると発表したあたりが、財界からの要望を含めた路線と言うべきか、少し高めのハードルを与えないとなかなか進まないという別の意味での現実路線を軽視するもののように感じます。

かと思えば旧聞ですが5月のガーティアン紙は、ケリー運輸相は「ジョンソン氏の交通政策は費用を全く過小評価しており、特にバス政策は年間1億ポンドかかるだろう」と批判しています。

ジョンソン氏の提唱する車掌が乗り込んだ新ルートマスターバスですが、同氏は約800万ポンドと見積もっていますが、これに対しリビングストン氏のチームは真の費用は約1億800万ポンドであり、これは15%の運賃の値上げを意味するとしています。


本当はどうなのか、乞うご期待といったところですね。
高層化を抑えるのは良いのですが、ほかの事に関して他国だから冷淡にいえるわけで、これが自国だったら真剣に懸念することになるなぁです。
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by fukimison | 2008-07-22 09:00 | つれづれ  

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