イランの核開発

インフラにおいて原子力発電は、いろいろな意味で大きな位置を占めます。最近では環境・地球温暖化問題との関係で、いままでの文脈とは違った捕らえ方がされるようになりました。

環境という文脈でなく別の文脈、その国が核兵器を生産する可能性or恐れがあるから、止めさせたいという大国のパワーゲームの文脈で語られるのが北朝鮮とイランの核問題だと思います。

7月27日付けのIHTにIran says it has doubled number of nuclear centrifugesと題された記事があり、ちょっと驚きました。
この週末にかけ、イラン大統領は現在遠心分離機6,000機を所有すると発表した。核兵器開発に専心するイランを恐れる米国や他の各国の不安をさらに増大させるに足る増加だ。イランは核プログラムは平和利用目的だと主張していますが、4月にナタンズにあるウラン濃縮地下施設で現在稼動中の遠心分離機(3000機)を倍増する予定だと発表しています。
ワシントンやその同盟国はイランのウラン濃縮施設計画を中止するよう求めていますが、当然のことならが、イランはその要請を拒否しています。
7月19日にジュネーブで行われたイランと6ヶ国会談(米、独、英、仏、露、中)は、イランに対する新国連制裁措置を阻止する代わりに、イランと合意に達しようとするものでした。

そうした中、アフマディーネジャード大統領がこういった談話を発表するということは、イランは北朝鮮と同様に独自路線を突き進むのでかまわないという意思の表れなのでしょうか?
同大統領は大学で土木を専攻し、革命防衛隊(これはイランの正規軍とは別にいわば、ホメイニ氏直属の軍隊として設立され、現在では陸海空併せて12万人の兵力をもち、その工兵隊は石油リグを襲い、採掘場を軍のものにした過去もあります)の一員でもあったことから、なんとなく恐ろしい感じがします。

日本の新聞はこういう海外の記事を余り扱わず、扱っても第5面ぐらいにチョコっと載るだけですね。不安を煽る必要はないけど、もう少し大きく扱ってもよいのではと思います。

かと思うとU.S. house prices overvalued by up to 20 percent: IMF paper(米住宅価格は最大20%過大評価されているとしたIMF報告書)がありました。

IMFのエコノミスト、Vladimir Klyuev氏は、米住宅価格の下落スパイラルはこの先も続き、第1・四半期の住宅価格は8─20%過大評価されていると述べた。同氏の調査によると、住宅価格は2001年から大幅に過大評価されており、住宅市場自体が調整局面に入ったにもかかわらず、過大評価はこの先も長く続く見通しだという。調査によれば、売り上げ/在庫比率の上昇、差し押さえ率の上昇、住宅市場の低迷からも、最近の価格下落がしばらくの間続くことを示している。

日本は毎日暑いし、どこもかしこも、明るいニュースは少ないですね。
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by fukimison | 2008-07-28 10:57 | つれづれ  

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