ロスでパパラッチ対応住宅

割合と真面目なインフラ関連のニュースを選んでいるのですが、今日はちょっと面白系にしました。

現在建設中のCarlyle Residencesは、ロサンゼルスの中心部、ロデオドライブ、サンタモニカウィルシャーの3つの通りが囲むゴールデントライアングルに位置する24階建てのコンドミニアムです。

これだけですと特に高層なわけでもなく、よくある高級コンドミニアムに感じますが、このコンドミニアムのウリはプールでもワインセラーでもなく、パパラッチが入ってこられない、内部の写真を取ろうにも取れない、プライバシーを完全に守ることが設計に組み込まれていることです。

8月19日付けのL.A.Timesによれば、1室290万から2000万ドル(ペントハウス)のカーライル・レジデンスは、イスラエルで訓練を受けたVIP専用ガードが24時間体制で警備にあたり、エレベーターも専用、高い生垣がプールや芝生を囲み、盗撮者を防ぐとしています。建物は三日月型をしており、これ自体が中をのぞかれにくくする効果があるそうです。

素人としては、イスラエルの要人警護訓練を受けてビルのガードマンですか、という気がしなくも無いです。

Carlyle Residencesというからにはカーライルホテルが運営するだろうなと思いながら、どういう不動産開発会社がこんなコンドを建設するのかと思い、サイトを覘いてみたところElad Propertiesとあります。同社はイスラエル資本でN.Y.のプラザホテルを所有し、ラスベガスでもホテル開発を行っていおり、そのポートフォリオは世界中に75億ドルを越える不動産が載っています。

パパラッチ対応のコンドはこのカーライルが初めてではなく、サンセットストリップの西端にあるSierra Towersもこれを売り物にして、所謂セレブや有力者をお客にしています。この物件を売り出したサザビーの不動産部門の担当者によると、パパラッチは常に建物の外で張り込んでいるがいくつもの関門があるし、駐車場から自宅まで通じる専用エレベーター、ロビーからのエレベーターは不審者を閉じ込めることが可能なことから、パパラッチが中に入ったことは一度も無いと言っています。

これに対しパパラッチの反論が載っているのですが、「建物から出てきたところを狙い、車を追いかけるから、大丈夫」とのこと。

ずーっと家の中に隠れているわけにも行かないし、でも、いつもそんなことを気にして生活するのは、うっとうしいだろうなぁ。

でも高級物件のマーケティングとしては面白いですね。
しかし値段の幅、290万ドルが3億円、2000万で20億ちょっとで、値段として中途半端な気がします。

来年から売り出しだそうですけど、こういう内部情報がパパラッチに渡るなんてことないんでしょうね。
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by fukimison | 2008-08-21 16:30 | つれづれ  

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