8月の米住宅着工軒数

9月17日付けのBBC、IHTその他多くのメディアが米商務省の発表した8月の住宅着工件数について伝えています。まずBBCのヘッドラインはUS new home starts at 17-year lowとして8月の着工軒数が17年振りの低水準であったことを伝えています。いっぽうIHTはHousing construction plunges 6.2 pct. in Augustとして8月は前月比6.2%減少したことを伝えています。

これだけでもう中身を読まなくても分ってしまうのですが、アナリストの予想より低い数字であったけれど、考えようによっては新築住宅が少なければ、売れ残っている住宅在庫が一層されるチャンスが大きくなるともいえます。しかし住宅着工許可軒数は今後の見通しの指標ともなるものですが、それが8月は8.9%減の年率85万4000軒であったことは、住宅価格、着工軒数、売買高の3拍子揃って下落していこととなり、米経済が下向きの証拠ともいえましょう。

しかしIHTによれば(正確にはAP伝なのですが)30年の住宅ローンが6.14%という非常に低い水準にあることで、住宅販売がさらなる下落を見ないよう下支えするものとなるだろうとしています。

しかし8月の戸建住宅着工軒数は1.9%減の年率63万戸ですし、マンションは15.1%減の年率26万5000戸です。それほど楽観的に考えていいように見えません。

それよりもIHTのIn Asia, bloom is off the U.S. roseという記事ですが、リーマン、メリル、AIGと続いた米金融・経済の大混乱を見て香港の投資家が「もう米金融機関は信用しない、アメリカの銀行は安全とは思えない」といって口座を閉じる手続きを行ったとしている点です。香港、シンガポールなど一部の富裕層は資産運用の内容を理解して行っているとおもいますが、ここ数年の投機熱をお先棒を担いだ一般人はそれほど理解していないと想像します。そうした人たちがうゎーと資産を引き出してというのは分るんだけど、その引き出したお金はどこへ行くのでしょう?やっぱり無尽講だわというのかしら?だとしたら欧米経済より、自国にお金が回ることになり、アジアに日は再び昇るのでしょうか?
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by fukimison | 2008-09-18 11:32 | 不動産  

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