欧米の駐車場事情

10月8日付けのFTにRents for the lowly parking space stay high in the world's citiesという記事があり、ある意味面白かったので紹介です。

駐車場、この記事の場合月極め駐車場です。

ここ数年、ニューヨーク、特にマンハッタンは開発が進み駐車場が減ってしまった。現在の市場価格は1平米約12900ドルであり、人の住むアパートの1平米あたり単価が約13600ドル(2008年第二四半期)であることから、駐車場の値段は人が住むアパートと同じぐらいの価格になっている。2007年に15万ドルで購入した駐車スペースが2008年に30万ドル弱になっていることから、マンハッタンの駐車場は良い投資先と見なされている。

2008年初頭、パリ17区に駐車場を約3万ユーロで購入した人は、10平米の駐車場の借り手を捜すのに2日以上かからず、維持管理費はほぼ無料で年利7.5%の利益のでる投資となったと語っています。

ロンドンもパリと似たり寄ったりで、高級住宅地のハンプステッドで駐車場代は年間7800ポンド(約135万円)ほどかかり、この値段はこの3年ほど変わっていないといいます。またケンジントンといった高級住宅地の個人向け駐車場売買を扱う業者によれば、これらの地域の駐車場需要は高く、そのため価格は7万ポンドほどもするそうです。

うーん、1200万ですよ。車1台駐車しておく場所を手に入れるだけで。

高級中宅地の駐車場価格は昨今の不動産価格の不安定さを反映せず高留りしているものの、ロンドン周辺域の住宅地では15から20%下落しているといいます。

現在パリ市内でベリブという公共貸し自転車システムが導入されていますし、ロンドンではシティー内に入る車両に対し、1回につき8ポンドの混雑税が課税されるなどして、車利用を減らす施策がとられています。それにも係らず、パリやロンドンで駐車場ビジネスを行っている人々は、駐車場自体の価格や駐車料金は影響をうけなかったし、駐車場の需要は変わらないとしています。

これは東京に当てはまるだろうか?
少なくとも私の感じる範囲では、ガソリン価格高騰につれ道路から車両の数は減り、タイムズ24といった時間貸し駐車場に入っている車の数も減っているように感じました。現実にパーク24の株価は4割ほど下がっています。
たぶんこれは所得階層の厚みの問題なのでしょうね。

9割が中流といわれ飛びぬけてお金持ちがいない日本は、ある意味影響を受けやすく、不安定なのかもしれません。
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by fukimison | 2008-10-09 11:44 | 不動産  

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