LEED 2009 改定へ

本日は久しぶりに環境系、グリーンビルの話題です。

環境に配慮した持続可能なグリーンビルといっても、その評価方法を巡り各国がしのぎを削っています。英国はBREEM、日本はCASBEE、そして米国はU.S. Green Building Council(米国グリーンビル協議会)がLEEDという評価システムを導入しています。
このUSGBCに関してはNEDOがレポートを出しています。

これは建物のみならず、飲料水の使用量の削減、代替エネルギーの導入、建築材料の有効利用、室内環境の品質改善、といった観点からの評価も数値化しての評価システムです。その評価システムが改定に向け最終段階に至ったというニュースが米国の建築専門誌であるENRや環境ニュース配信のENNで流されました。

どちらにも「9月2日まで改定内容に対するパブリックコメントが行われ、その期間中に1万8000人の会員中約7,000の意見が送付された」というコメントがあり、関心の高さが示されています。

USGBCによるLEED2009の解説はこちらで読めます。
それによれば、既存のLEEDの焼き直しでなく、どちらかえといえば幾つかの重要な進歩を伴ったLEED評価システムの再構築だとしており、LEED2009はLEED必要条件/クレジットアラインメントおよび調和、予測可能な開発サイクル、透明性のある環境/人的影響へのクレジット加重、地域化を綜合したものと記しています。

ENRやENNは、「LEED2009において最も興味深いことは、最優先課題として気候変動と省エネを反映させるため、LEED間のポイント割当を変更したことだ。これは評価システムの中で最も重要な変更の1つであり、エネルギーの自給、気候変動の緩和、他の世界的な優先課題にたいし直接的であり、重要な解決に寄与する1つの方法として、グリーンビルの重要性を増すものとなろう、これに加え地域クレジットがプロジェクトの特別な環境ゾーンに適用される計画だ」としています。

各項目の配点を再検討し、これを気候変動の緩和、省エネ、ライフサイクルコストといった観点から配点しなおしたということですね。

過去でなく今後を見据える、建設物は建設された後が重要、との視点を大きく打ち出したといえましょう。
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by fukimison | 2008-11-28 12:08 | グリーンビル  

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