アマゾンの森林伐採進む

環境系のお話が続きます。

BBCを見ていたら11月29日付けのニュースとしてAmazon deforestation accelerates がありました。

ブラジルにあるアマゾンの熱帯雨林で森林伐採がすすんでいるという記事です。なんでもサテライト画像によれば、今年7月までの1年間で11,968平方kmの森林が伐採されており、その新直立は2007年に比べ4%近く高いものだということです。

政府の温暖化防止の政策とは別に、農作物の増産を願う農民は森林を伐採し、農地として転換していく。これに加え、違法伐採も行われている。それらのことが熱帯雨林の伐採、しかも皆採を押し進めているという背景があります。

しかしこの3年ほどブラジル政府は伐採率の軽減に成功してきたのに、4年目にして増加に転じてしまったというのが今回の記事です。

ブラジルといえばエタノール、今年の夏までは原油価格高騰のトレンドが続き、代替燃料としてバイオエタノールが脚光を浴びていました。そのためブラジルではトウモロコシや大豆の増産が農民の間で主流になり、したがった開墾=森林伐採という構図になったわけです。

地球温暖化緩和を目指すバイオエタノールが、CO2の吸収源である熱帯雨林の面積縮小を引き起こすというのは皮肉な現象ですが、もともと食料品として利用できるものを燃料にするというのが問題。本来的には風力や太陽光だと思いますが、バイオエタノールを利用するのであれば、麦わらや雑草のような不要材から始めるのがスジじゃないかなと思います。

ブラジル政府は違法伐採に対しいろいろと対策を講じており、そのお陰で本来なら30-40%の増加が見られたかもしれないのが、この程度で済んだとコメントしています。
30%が4%で済んだと言うのは数値的に素晴らしいと思いますが、なんとなく違うなぁという感は否めません。

金融収縮をうけ、一度は否定された不景気時にはインフラ投資というケインズ的手法が再び脚光を浴びつつあります。インフラ投資を完全に否定するわけではないのですが、太陽光発電や風力発電の設置投資や新技術開発への補助金、定額給付金より食料品(嗜好品を除く)を消費税課税対象外とするといった方法が好ましいように感じます。
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by fukimison | 2008-12-01 11:21  

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