カテゴリ:つれづれ( 143 )

 

今後の大都市

昨夜は美の条例で有名な真鶴町の方から同条例を導入して18年あまりたち、その運用・実績や今後の課題をお聞きしました。数値基準から言語基準、その場所に住む人々の暗黙のルールを行政が裏打ちする、言うのは簡単だけど、行うのは難しいこととの極地ですね。

そういう思いと少し違うのですが、都市ということで気になったので選んで見ました。

大分古いですが、2010年3月18日付けUN News Centerの記事Over 200 million escape slums but overall number still rising, UN report finds、ちょっと驚きました。

この記事はUN-HABITATから“State of the World’s Cities 2010/2011”という白書が出版されたことからかかれたものですから、本当はこの白書を読むべきなんでしょうけど16806KBもあるので、ちょっと省略

驚いた部分というのは「全体として、スラムに住んでいる人の数は2000年の7億7700万人から2010年にはほぼ8億3000万人に上昇した。スラムに住む人の数は年間600万人づつ増え、2020年までには9億人に達するだろう」

気候変動・環境汚染・ダム・道路開発などによる離村というのもあるでしょう。そうして都市へ出たからといって皆が職につき住宅を得られるとは限らない。都市インフラだって追いつかないしスラムが拡大してゆく

国連人口基金のサイトにある人口推移グラフを見ると2050年の人口は90億人と予測されており、簡単に言えば全人口の1割はスラムに住んでいるということに!知らないということは恐ろしいことですね。

疫病や貧困による犯罪・政治不安を少なくするためにも、低コストでdecentな住宅の開発にもっと目を向けるべきではと、ちょっと考える今日この頃です。
[PR]

by fukimison | 2011-10-06 12:31 | つれづれ  

米東部の地震、その後

菅前総理のインタビュー記事が新聞各紙を賑わしています。
原発事故初期に東電が本当に撤退し、原子炉が放置されたら、1-4号までの原子炉や建屋内の使用済み核燃料が次々と、、、、今ですらチェルノブイリがレベル7なら福島は8+だろうとした記事がでていたりすることを考えると想像を絶します。

そこでMIT-NSEによる報告書Learning the lessons of Fukushimaのご紹介「次々に発生する問題の要因となる主要な人為的ミスがあったという証拠は今の時点では見つかっていないものの、事故直後の数日間、いまだにきちんと説明のされていない3つの重大な遅れがあった。遅れは幾つかのセーフティクリティカルバルブの操作、炉心への注水、原子炉格納建屋のベント」とあるあたりが、上記の菅前首相のインタビューと呼応するような感じがします。

そこで本日の記事紹介は放射線探知機の市場が拡大傾向にあるとした市場レポートにしようかとも思ったのですが、あまりにインフラと関係がないので却下し、米東海岸の地震に関係する記事を集めることにしました。

8月25日付けFox NewsのEarthquake shows difficulty of evacuation from DCや8月30日付けのD.C. continues to struggle with orderly evacuationsからお伝えします。

「ワシントンD.C.から90マイル弱を襲った地震は、相変わらずワシントンには住民を効率よく非難させる方法が無いことを露呈した。マグニチュード5.9の地震が同地域を襲った後、勤め人は速めに仕事を切り上げ帰宅を急いだことから、通勤者は道路で何時間も渋滞にはまり、電車は大勢の人が詰めかけたり、列車も地震のため運行速度を遅らせたりで大混乱に陥った。追い討ちをかけるように交通信号の誤作動や道路封鎖により、通勤者は困難な帰宅を強いられた。市の担当者は交通が機能不全に陥るのは避けられないことで、そのことは通勤者が素早く市内から退避するのはほぼ不可能だと述べた」とあります。

「5年ほど前から米国土安全保障省はワシントン地域の緊急対応プランが最悪の事態に対し不十分と批判していた。同市危機管理機関のサイトにある最新の対応計画は2008年のものであり、避難計画の一部が記されていると同時に、混乱の中帰宅しようとするより適当なシェルターを探すほうがよいかもしれないと勧告している」

「交通渋滞緩和のため、交通管制支援に増員された警官が配置され、地下鉄職員も運行スケジュールより3時間も前にラッシュアワー時の運行計画を発令した。さらに郊外へ至る主要道路の信号も青の時間が長くなるように設定され、バージニア北部の幹線道路に設置されたカープール用レーンも走行規制が免除された」

読んでいると様々の手段を使って一時に人が固まって一方向へ進まないようにしているようですが、最大の問題はワシントンD.C.最大の職場、連邦政府の職員をどのように動かすかにかかっていたみたいです。

東京も311の後、首都高の交通をどう扱うのか、帰宅を目指すのか、学校やホールを開け帰宅困難者を収容するのか、いろいろと議論が始まっています。

しかし問題はその周知でしょう。一人一人に情報を行き渡らせることが最大の難関です。
[PR]

by fukimison | 2011-09-06 11:48 | つれづれ  

日本、ドイツ、オーストラリアなど

週末、東松島へ
海岸線から300m、途中に家屋・鉄道線路があっても1.6mの津波
床を張りなおしても、拭き掃除をどんなにしても、どこからか砂が浮き出してくる。

被災した方同士でも、全壊・半壊・自宅避難・年齢・収入で温度差があることを認めていらっしゃる。
そんな中での合意形成、

インフラとは直接関係ないですが、8月22日付けロイターは独フォルクスワーゲン、CO2排出ゼロの1人乗り自動車発表へと伝えています。この記事の中で目を引いたのは、「VWは自社の電気自動車の顧客に対し、再生可能エネルギーよる電力を販売する「フルサービス・パッケージ」を提供する予定」というくだり。

「開発責任者のユルゲン・レオホルド氏は新コンセプトカーのCO2排出量について「充電に使用する電力次第。再生可能資源による電力を使用すれば、ゼロになる」と述べた」を読むと、co2は排出するのだけど、充電に使う電気の源が再生可能だからという理由はバイオマスの考え方とおなじなのね。

次世代の自動車産業でしょうか?

何で走るにしても車と言う形態はなくならないだろうし、そうなると道路・駐車場は必要

しかしオーストラリア・シドニーの再開発計画を見ると、車を中心街に入れないことになりそう。
8月22日付けBrisbane Timesの記事George Street could reclaim CBD jewel in crown titleによれば、「北端のHunter StreetからTown Hallを経てBathurst Street へ至る地域の再開発に10億ドル超の予算が計上されている。Wynyard 駅は改築され、ジョージストリート沿いは新しいホテル、オフィスタワーが建設され、有名ブランド出店する活気に溢れた通りになるだろう」とのこと。

記事はライバルのピットストリートのように「シドニー市議会の計画によれば、ジョージストリートの交通を遮断する提案を前進させるため、1億8000万ドルのライトレール建設が計画されている。最近市長は交通渋滞が解消されたら、この通りは繁栄するだろうと述べた」とあり、車歩分離ならぬ、自動車の進入禁止区域設定が議論されているようです。

「ライトレールに必要な1億8000万ドルは議会の長期財政計画で確保されている。詳細計画は2011-2014案に」

「不動産開発業者は提案どおりに通りから交通を締め出す考えに不安を抱きながらも、Palazzo政策(小さな広場と店舗の連携)を歓迎している。ジョージストリートに影響を与える大きな開発の一つが120億ドルをかけて行われるWynyard駅の改修計画だ。Grocon社が事業者となり、Macquarie銀行がWynyardの敷地の権利をThakral Holdings社から買取りることで資金調達の一助をすると見られている」

中心街を人主体の地域にする傾向が強まると楽しいのですが。
こういうのも今はやりのコミュニティーデザインなんでしょうね。
[PR]

by fukimison | 2011-08-23 13:08 | つれづれ  

米工兵隊のスマートフォーン利用

インフラでも景観でもないトピックなのですが、先日の新潟・福島洪水被害が激甚災害に指定されるようです。指定が受けられると、復旧費用の大部分を国が負担してくれるけど、激甚指定を受けなくて済むのが一番、ということから選んでみました。

7月25日kanzas City StarのSmartphones expedite the fighting of a floodによれば、「工兵隊の仕事の一部として大きな災害になる前に堤防の弱くなった場所を特定するというのがあります。以前、この作業はデジカメで写真を取る、場所を記述し、工兵隊オフィスに戻り、写真とファイルをダウンロードし報告書を書くというもので、数時間を要するものだった。しかし今では、スマートフォーンとアプリケーションで、写真を撮り、メモを入力、数秒のうちに全情報をデーターベースに送信できる。これにより情報収集、分析、そして作業にとりかかるまでの時間を24時間から36時間短縮、作業時間や決壊発生において大きな意味を持つ」と伝えています。

8月2日付けHSNW・How smartphones are fighting floodsも「この新システムは堤防に関する重大情報を収集するのに要する時間を最大36時間短縮し、工兵隊に場所の特定や堤防決壊を防ぐのに重要な時間を稼ぐことができる」と報じています。

「新システムにより、工兵隊が問題個所の写真を取る際、自動的にgeotagged(位置情報)が付けられることから、正確な場所、日時が写真に記録される。さらに工兵隊はビデオ、音声や記録の情報も報告に添付できる。特にこのシステムは堤防システムに発生する噴砂、亀裂、浸潤、越流や他の諸問題を発見し記録するのに利用されている。工兵隊担当官によれば、スマートフォーンアプリは効率性、スピードそして正確性向上に役立っている」と絶賛です。

自動で位置情報や時間が記録される=ヒューマンエラーの余地が無い
これは凄いことですね。

例えば、ウェザーニュース社は全国の気象好きの人たちを「お天気リポーター」として登録し、ピンポイントの気象情報を集め・配信していますが、インフラ好きの人から堤防・橋梁・ダム・建物などなどの気になる部分を送ってもらいDB化し分析することで「転ばぬ先の杖」に出来たら、ちょっと夢膨らみます。
[PR]

by fukimison | 2011-08-08 14:15 | つれづれ  

福一 4号機の写真・英セラフィールド閉鎖へ

久しぶりにWorld Nuclear Newsを見て、あら!です。

8月1日付けのTemperature drops in Fukushima used fuel pool で、湯気の上がる4号機の使用済み核燃料プールの写真、キャプションをみると7月29日撮影・東電とあります。

日本のメディアでこの写真見た記憶ないです。見逃したのかナァ?

兎も角記事によれば、「被災した福島第一発電所の4号機にある使用済み核燃料プールの水温が、代替冷却システムが稼動したことにより大幅に下がった。同時にプール下の支持構造が完成した」

「7月中旬、東電は4号機に熱交換を利用した代替循環システムの設置を開始した。このシステムは温水をポンプアップし冷却、再びプールに戻すよう設計されている。同社は7月31日にテストランを開始。当時の水温は86から87度。本稼動を始めたところ8月1日朝には63度まで下がった。東電は1ヶ月のうちに水温を30度から40度に下げたいとしている」

「同社は既に同様の代替冷却システムを2号機および3号機にも設置しており、それらのプールは7月31日現在で各34度、31度である」

うーん、しらなかった。原子炉が大問題なのは変わらないけど、少なくとも2,3,4号機の使用済み核燃料は何とかなるというだけで、少しほっとします。

でも1号機と2号機の間で10シーベルトといった恐ろしいニュースは大きく報道される。これは必要なことですけど、良いニュースも流さないと暗くなっていけないし、現場で大変な作業をしている方々にも失礼だと思うんですけどね。

もうひとつ、8月3日付World Nuclear NewsにSellafield MOX plant to close という記事が。。。

セラフィールドは英北西部にある大規模核施設でここで使用済み核燃料からプルトニウム・ウラニウムの混合燃料、いわゆるMOX燃料が作られています。そして日本の10電力会社はここと契約を結び、MOXの処理を行うとしているのですが、今回の福一事故以降、それが不確実になった。

「原子力廃止措置機関(The Nuclear Decommissioning Authority :NDA)が全英国の核資産を所有しているのですが、同機関はセラフィールドMOXプラント(SMP)操業におけるリスクプロファイルを見直し、英国民が今後SMPによる財政負担を負うことが無いのを確実なものとするには、SMPを”現実的に最良の機会”に閉鎖するのが最良の策だと決定した」

つまり「日本の原発事故により英国民にかかる財政リスク軽減のため閉鎖」、という決定に至ったということです。

「これとは別に先週、仏・アレバ社は日本とドイツの原発閉鎖の結果、ウランと核燃料のオーダーキャンセルは1億9100万ユーロ(2億8300万ドル)に達したと発表」だそうです。

このオーダーキャンセルの元契約はどうなっているのでしょうか?違約金条項など、気になります。
[PR]

by fukimison | 2011-08-04 12:03 | つれづれ  

英、ヴィニオリ設計になるアートセンター3年遅れで開館へ

日本にあるVinoly設計の建物といえば、東京国際フォーラム

英国だといろいろと物議を醸したロンドンのウォーキートーキィービル、ガラスの煙突のバターシー発電所際開発あたりでしょうか?

そして7月21日付けBDにOpening date set for Viñoly's 'Golden Banana'という記事がでて、コルチェスターで建築中のヴィニオリ設計になるアートセンターが3年遅れ、850万ポンドの予算オーバーでついに9月25日開館と決まったと伝えています。

ちょうど一年前、2010年7月19日付けArchitects' Journalの記事Viñoly’s delayed 'golden banana' gets huge glass facade をみると、なるほどゴールデンバナナだなぁです。

記事は工費2600万ポンドのコルチェスターアートセンターに40トンにおよぶガラスのファサードが設置されたことを伝えるもので、「高さ11m×幅24mのガラスのエントランスで外側に15度傾き、さらに垂直軸に対し5度回転している。3,200平方mのビルディングはクライアントと請負人の紛争により予算超過と3年の遅れに見舞われている」とあります。

やはり昨年の10月20日付けProperty WeekはMP hits out at Viñoly's 'Golden Banana' といして「コルチェスター選出の下院議員が、この街でもっとも嫌われている建物だ、開館予定から3年も遅れ予算も850万ポンドオーバーで、この2年というもの一度も現場に来ていないヴィニオリに37万5000ポンドも余分に支払っている」とオカンムリの状態を伝えています。

ラッセル議員によれば「ヴィニオリは最後の予算2500万ポンドのうち6.26%を受け取ったことで、当初合意した120万ポンドの報酬より多い総計約150万ポンド得ている。」のだそうです。

大型インフラ工事だと完工日に遅れるとペナルティー、速いと報償金がでるというタイプの契約が当たり前みたいになっていますし、道路の維持管理契約も豪雪で閉鎖は仕方が無いにしても、復旧までの時間を決め、それより維持管理費が減額されるというスタイルが普通なのに、3年遅れたのに余分にもらっちゃう。スター建築家はいいなぁ。

もう一つ、インフラじゃないけど気になった記事に7月21日付けNYTのConversion of Apartments to Rentals for Tourists Is Surgingがあります。

内容はサンフランシスコの立地の良いアパートが旅行者向けの貸室にコンバージョンされているというもので、旅行者向けの貸室のほうが一般貸室より多いという減少が起きているとあります。記事にあるように、サンフランシスコに住んでいるような気分で過ごす、という旅行トレンド理解できますし、ホテルより気軽であり、値段も若干安いのなら、御の字。

これもある意味、air b&b的な動きなんでしょうか?
[PR]

by fukimison | 2011-07-22 14:53 | つれづれ  

中国のGB

三連休を利用して、陸前高田、釜石、宮古と知人の慰問炊き出しツアーに参加。
つい、被災インフラの前を通ると写真をとってしまうワタシ。
しかし、一口には何も言えないことを痛感。

藁による肉牛汚染となでしこジャパンの記事が並ぶ新聞、なんともいいようがありません。

本日は気になる報道を2つほど、簡単にご紹介します。

まずは7月6日付けFPに掲載されたRed China's Green Buildings

ちょっとみに写真、すごいです。(しかしよく見ると、屋上緑化と、あと何、見たいな感じであり、デザイン性はちがうなぁです)

記事は「中国は環境配慮型設計は効率的な費用削減方法であり、信望を得る方法でもある
ことを理解」で始まります。

ワタシがイマイチという写真は深センにあるVanke Centerというオフィス、ホテル、展示場からなる複合
建築物で、LEEDのプラチナ(米グリーンビルティング協会による環境配慮基準で最高ランク)を得ているもので、Steven Holl氏の設計になるもの、だそうです。

記事の中から気になる記述を拾うと「中国では、毎年世界の新築ビルの半分にあたるビルが建設されており、政府はエコ意識というより、必要性から電力需要の削減に躍起となっている。この調子で都市化が進むと、今後20年で地方から都市へ3億5000万人超の人が移ると予測、さらに毎年NYCの2倍のフロアスペースの建設が進んでいる、電力需要は去年からだけで12%も上がっている。多くの都市で停電は日常化し、特に夏の渇水期は河川の水量減少のため水力発電量が減り、brownout(計画停電)がしばしば発生する」

国家的に力を入れ、邁進する傾向のある中国、必要は発明の母でグリーンビル技術が進む?

もう一つは原発関係でドイツの出来事です。

7月15日付けロイターはEnBW says to sue over planned nuclear fuel taxとして、「南西ドイツの電力企業EnBW社は導入が計画されている原子力燃料税に対し、法的措置をとる予定だと述べた。この燃料税が導入されると同社にとり毎年億単位の重荷となる」と伝えています。

福島前の独原発政策、今の国民投票によるタイムスケジュール、そこに齟齬があることが訴訟の背後にあるようです。

同社は2001年の脱原発計画は原子力産業にこれ以上の再生負担を排除しており、また欧州法も差別を禁止していると主張しています。

RWEやE.ONといった他の電力企業も既にこの税法、政府による年間約1300億ユーロの求め、に対し異議申し立てを行っているとあります。

さて先行事例として、これらの行方が注目されます。
[PR]

by fukimison | 2011-07-19 12:54 | つれづれ  

原発そのほか

本日は原発関係で気になる記事がいくつかでたので、そちらをご紹介します。

まず、米NRCからRecommendations for Enhancing Reactor Safety in the 21st Centuryという、福島原発事故の調査団がまとめた提案書が発表されました。詳しく言えば、福島事故を調査し、それによって得た知見を米原発の安全性を高めるため12の中長期提案にまとめたというものです。
この本文は約100ページある長大なもので、リリース文のほうがサマリーとして読むのに向いています。ざっと読んだところ、使用済み核燃料プールの冷却を重視しているよう感じました。

もう一点は7月13日づけ英ガーディアン紙の記事Fukushima cleanup recruits 'nuclear gypsies' from across Japanです。

こちらは何千人もの技術者、労働者が高い日当と義務感から全国から福一に集まり(集められ)除汚作業に当たっているというもので、タイトルは30年前に出版された堀江氏による原発作業員ルポの原発ジプシーからと思います。

日当12000円、一ヶ月で5ミリシーベルト(背景放射線量の世界平均(2.4ミリシーベルト)の2倍)という数字や、作業員が原発敷地内でのユニフォームのまま食事に来るレストラン店主の苦情の部分を拾い読みしていくと、なんともいえない帰結を想像してしまいます。

本当にどこまで続くヌカルミぞ、です。
[PR]

by fukimison | 2011-07-14 11:09 | つれづれ  

進む二極化

本日は考え始めるとああも考えられる、こうも考えられると、止め処がなくなる話題をサラッと紹介していくことにしました。

まず米国の話題です。
6月27日付けEnergy Centralの記事Eight of 10 Residents Near U.S. Nuclear Power Plants Favor Use of Nuclear Energy、タイトルどおりで「原発の周辺に住む住民の80%が米国に電力供給を行う一つの方法として、原子力の利用に賛成している、うち半分が原発利用に強く賛成であり、これに比して強く反対は11%であった」とあります。

「原子力施設を運営している企業は適切な安全策を講じており、原子炉への過酷事故が発生に対しても準備万端と考えている」のだそうですけど、リリース源がNuclear Energy Instituteという原子力エネルギー産業の政策研究組織であるあたりがちょっとねです。

6月26日付けNY Timesの記事Across Europe, Irking Drivers Is Urban Policyも米国と欧州は違う、ということを強調したい記事ですね。

「米国の諸都市が交通流を改善するため青信号を同期化し、運転者にパーキングを見つけるためのアプリを提供している一方、多くの欧州の都市は、車に対しあからさまに敵対する状態を作り出し、全く反対のことをしている。方法は違うが、目的ははっきりしている、車の利用を高いものにし、より環境に配慮した交通機関へ運転者が移行するよう車の利用を不愉快なものにしていっている」

欧州諸都市の例として上がっているのが市のロンドンとストックホルムの中心部へ乗り入れる車に課税する混雑税、パリのベリブ(共有自転車システム)、ドイツの諸都市が参加している“environmental zones”ネットワークで、これは低二酸化炭素排出車のみ市内に乗り入れることが出来るシステム

NYTの写真のキャプションがすごい、チューリッヒのトラムは交差点に近づくにつれ自動車を止め、トラムが走りやすいように運転手は自分で信号を変えられるとあります。

気候温暖化による排気ガス削減策なのか、原発廃止による省エネ策なのか、両方なんでしょうけど、徹底していますね。

かと思うと、6月23日付けRailway GazetteはChinese firm wins European wagon order として、中国の車両メーカーであるCNRがアンモニアと液化天然ガスのタンク車各20台をフランスのリース企業Atir-Rail へ提供するという契約を結んだと伝えています。

世の中は動いているのに、日本は何をしているの?
[PR]

by fukimison | 2011-06-28 16:08 | つれづれ  

コンクリートキャンバス、欧州遺産、などなど

本日は気になる記事を少しづつお知らせします。

まず5月18日付けBBCのThe tent that turns into concrete in less than 24 hours

この動画おもしろいです。

記事は「過去12ヵ月間に日本とNZの地震、北米の竜巻など大きな自然災害に見舞われた。災害救助における最新のアイディアは布製のシェルターで、それは水をスプレーすると24時間でコンクリートになるものだ」ではじまります。

詳しい情報はThe gadgets for disaster zonesにあり、このファイルには災害時に役立ついろいろな「道具」が記されています。このコンクリートキャンバスは2人の英国人技術者が開発したもので、「テントとは異なり、カギがかけられ、不燃性であり、日光が避けられ、十数年の耐久性があることで、避難民にとり安全な生活の場を提供する」のだそうです。

難点は価格、少なくとも1万ポンド(1万6000ドル)

開発者によれば、高いから注文がでない、大量生産になれば価格は下がる、いわゆる「鶏と卵」状態だそうです。しかしgadgets for disaster zonesにのっている太陽光発電の冷蔵庫、(ワクチンの保管用)、小型浄水器などなど、災害地でのお役立ちものはいいなぁ。

そして次ぎはこれ、European Heritage、欧州遺産の設立についての記事です。
European Heritage Label

世界遺産、自然遺産、産業遺産とはべつに、欧州遺産は多様性の理解や異文化間との対話強化と同時に歴史や遺産の分かち合いを元に、EUのもとに欧州市民はあるのだという意義の強化を目的としている」のだそうです。

「2005年、EUとその市民の間のギャップを埋めるものとして欧州遺産のアイディアに始まった」とあります。

EUは最初6ヶ国で始まったのが今では加盟国27にまで広がっていますし、そうなると当初の理念から離れ、経済性で加盟した国も当然あり、EUと市民の間のギャップも生まれるでしょう。

「歴史で大きな役割を果たした場所やEUの建物の価値やプロファイル、欧州市民の建物に対する理解、特に民主的な価値と欧州統合を支持する人権に関連する各民族が持つ文化的遺産の多様性を高める道を探ることを達成するため」なのだそうです。

何のためにこれを始めたのか?を考える機会をつくるということでしょうか?
そうであれば、世界遺産と別のコンセプトともいえるのかな?

そして最後に5月17日、中国政府はOver 11,000 officials punished in China's construction sector cleanupというリリースを出しました。

「建設関連セクターの浄化キャンペーンにおいて、11,000超の中国人官僚が収賄、職務怠慢、または権利侵害で処罰されたと国家安全部は発表した」

正確には11,273人のようで、うち78人が省レベル、1089人が郡レベルの役人であり、受け取った賄賂の額は29億9000万元(4億6000万ドル)であり、検察は3億6000万元超を取り戻したとあります。

中国はその数の大きさに圧倒され、また内容にも圧倒されます。
[PR]

by fukimison | 2011-05-23 11:52 | つれづれ