カテゴリ:プロジェクト( 172 )

 

サウジ、高さ1001mのキングダムタワー建設実現

現在世界1を誇っているドバイのブルジュ・ハリファ、
こういうバブリーなものを建設するとバブルがはじけるというのが、ここ数年のお約束になっています。
そういうことでいうと、サウジアラビアが計画しているキングダムタワーも完成予定の2018年あたりが一つの転機になるのかもしれません?

まず10月10日付けConstruction Onlineの記事Bauer signs contract for Kingdom Tower foundationsです。

「Saudi Bauer Foundation Contractorsはサウジアラビアで計画中のキングダムタワーの基礎建設契約に調印した。高さ1001mのキングダムタワーは、やはりBauerが杭打ちをして基礎を建設したドバイのブルジュハリファより173m高く、世界1の地位を奪うものだ。同タワーはAS+GGが設計し、2018年の完成時には1000mを超える超高層ビルとなる。」

これだけの高さのビルの支持基盤となると、相当の技術が要求されると想像しますが、文中にはdifficult ground conditionsとあり、深さ110mにまで直径1.5mから1.8mの杭を270本打つことを含む作業と簡単に書いてありますが、どうなんでしょう?

「基礎工事は12月末から始まり、やく10ヵ月を予定、契約は約3200万ドル相当」だそうです。

こちらはこの契約を伝えるBauerグループのIRプレスリリース

内容はほぼ同じなのですが、キングダムタワーの場所をジェッダの北部地域と記している事、同タワーが世界で始めて1kmの壁を越えるものとなること、杭打ちにはBG28とBG40のパイルドリルリグが使用されること、契約がユーロ表示(2500万ユーロ)なことが目新しいことでしょうか。

最後にWorld of Architectureの記事、こちらに3Dモデルもあります。
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by fukimison | 2012-10-16 11:49 | プロジェクト  

ロンドンのGreen Infrastructure Ideas Competition

本日の記事はGreen Infrastructureということでランドスケープ、景観になるのだろうけど、でもどうなんでしょうね?
「みどり・植物」というと太陽いっぱい、広々といったイメージが浮かびますが、写真でみるかぎり大分違います。

City PlanterにあるHigh Line for London competition shortlist revealedですが、まずHigh LineはNYCで評判をとっている旧高架貨物線跡を公園にしたプロジェクトをです。、NYCで治安の悪い地域と言われていたミートパッキングエリアを通り、34丁目あたりまでを結ぶ貨物線、しかも高架で貨物の出し入れができるよう建物の中を抜けてと日本では見られないルート取りをしています。それを緑化し空中公園にするとともに、現代アートを展示したりして人がそぞろ歩く、憩う場所に変身させたことで大評判となっています。

そこでロンドンでもこのような仕掛けができないかということではじまったのが、このコンテスト

コンペということで、このたびショートリストが発表されたというのがこの記事です。

記事は「オックスフォード通りの下にマッシュルームの庭、カナリーワーフに浮かぶ農場、そしてリージェントの運河に葦に囲まれた水泳レーン、これらはロンドンにおける新しい緑の空間コンペにショートリストとしてノミネートされた20のアイディアの一部だ」で始まります。

このユニークなコンペは170超の応募作に恵まれ、NYCのハイラインの提唱者を含む専門家により審査され、10月8日、ロンドン市長のジョンソン氏により優勝者が発表される。優勝者への優勝賞金は2500ポンド、次点には500ポンドが送られるのだそうです。

10月8日の優勝者に関する記事はgristのLondon wants its own High Line, but underground and with more fungus が詳しいです。

優勝はタイトルからもわかるようにFletcher Priest によるPop Downと銘打たれた作品
これはオックスフォード通りにしたにある古い郵便トンネルの壁にグラスファイバーのマッシュルームを作成したマッシュルームガーデンというもの

全20作品はオンライン上でも「鑑賞」できます
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by fukimison | 2012-10-11 13:15 | プロジェクト  

英原発入札に日立参加

2本続いて英国の話題です。

元記事はこちら、9月24日付けのFT紙・Nuclear plant plans move closerで、見出しには日立の文字はないのですが、読み進んでいくとHitachiの文字が。。。。

もともとドイツのRWEとEONによるホライゾンと銘打たれた英での原発建設プロジェクトですが、ドイツの脱原発宣言で廃炉問題で外国で原発建設なんてしていられないと判断した両者がこのプロジェクトから撤退を表明。

そこで3つのコンソーシアムが3種の原子炉を提案してしのぎを削っているというのがこの記事。
なかでも目を引くのが中国企業の存在でしょう。コンソーシアムとしては3つですけど、原子炉製造社としてはウェスチングハウスとアレバ。あればは中国国営のGuangdong Nuclear Powerと、そしてWestinghouseはやはり中国国営のState Nuclear Power Technology+米の発電機メーカーExelonとで、しかし日立だけは中国企業の参加はない。

英には原発のような巨大発電事業に中国の参加が色濃くあるのは警戒しており、中国の出資比率は50%以下にという声が根強いことから、Non-Chinaコンソーシアムの日立は若干有利?

やはりFTのブログ、Decision time for nuclearによれば、今週末に新規原発を落札する企業が決まる、しかしロンドンではなくパリでと皮肉っています。

こちらではそのシナリオとして
- EDF はおそらく中国のGuangdong Nuclear Power Corporationと共同でHinkley PointとSizewellでの開発に臨む。
RWEとEonが抜けたWilfaとOldburyでの建設を目的としたホライゾンの入札に3つのコンソーシアム
- Areva とCGNPC組
- Westinghouse/東芝+中国国営のChina’s State Nuclear Power Technology組
- GE ・日立組み

しかし英国・フランス(EDFとArevaは共にフランスの国営企業みたいなもの)両政府がどのような話し合いをするかにかかっているというのがFTのNick Butlerの意見

兎に角費用の嵩むものだけにどのような結果になるか、目が離せません。
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by fukimison | 2012-09-26 14:29 | プロジェクト  

EIB、ブザンソン(仏)のトラムウエイ建設に7000万ユーロ

9月も10日過ぎたのに日中はまだまだ真夏、

本日はフランスの話題を選んでみました。

9月6日付けKHLにあったものです。EIB funds tramway for French green city

記事によればEIB(欧州投資銀行)はブザンソン(仏)のトラム建設に7000万ユーロを供与すると発表、
トラム建設だけならそれほど珍しいものではないのですが、これは14.5kmのExclusive Lane Public Transport(ELPT)を建設するというものです。つまり公共交通機関専用レーンでのトラムです。この建設と同時に維持管理センターやパーク&ライド用施設5カ所の建設も行われ、このプロジェクトの総費用は2億2800万ユーロ相当に登るのだそうです。

もう少しと思い、EIBのプレスリリースを探してみました。EIB lends EUR 70 million for Besançon tramway

こちらにも同様のことが記されていますが、この融資は31駅が敷設される東西に伸びる全長14.5kmのトラムで、初のトラム専用レーンを持つ、132人の乗客を収容するトラム19両、維持管理・待避センター、パーク&ライド施設5カ所の建設に向けてのものであり、自家用車からモーダルシフトへの転換を促進するものだとあります。

このモーダルシフトにより騒音の減少、年間3150トンの二酸化炭素の削減が可能になるだろうとのこと

こういうのを読んで思うのは、公共交通機関の発達している日本でもとは言えないなぁ、いまの駐輪場問題は日本版パーク&ライドなのだろうか?しかしコンパクトシティ構想を読むと、なぜかトラムの建設が出てくる。トラムも良いけど、低床のハイブリッドバスじゃいけないの?なんですけど、いかがでしょうか?
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by fukimison | 2012-09-10 11:13 | プロジェクト  

ロシア、APEC開催にむけ着々

9月になっても暑いです。

少しでも涼しくでロシアの話題

ウラジオストックで開催されるAPECに向け、ロシアは巨大投資をしています。
その記事としてはウラジオAPECが開幕 ロシア、威信かけた準備完了というのがあります。

1兆7000億円、たかだか国際会議を開催するのに桁が違いすぎるぐらい巨額です。
記事では会議場となる大学キャンパス建設とありますが、大きいのはインフラ整備で、どんなインフラを整備したかといえば橋をかけちゃったというのでやっと金額に納得です。

ではとんな橋梁かと言うと、やはりこれ
Construction of а cable-stayed bridge to the Russky Island across the Eastern Bosphorus Strait in Vladivostok

なかなか美しい斜張橋です。

APEC会場はウラジオストック沖にあるルースキー島なのだそうですが、この橋梁はその島と本土を結ぶためボスポラス海峡にかけられたもの、欧州とアジアを繋ぐのでボスポラス海峡としているのでしょうけど、なんだか無理がるように感じるのはワタシだけ?

プロジェクト自体は2008年の第3四半期にはじまり完成が2012年3月31日
中央径間が1104mと世界でも最大級の斜張橋の一つです。

橋の全長=1885.53 m
橋+取り付け道路= 3100 m
中央径間=1104 m
車線数=4レーン
海面から橋梁までの高さ=70m
橋梁のパイロンの高さ=324m
最も長いケーブルは579.83m

請負業者はUSK MOST OJSCだそうです。
ロシア企業はちょっと良く解らなくて、調べてみたところ、SK MOSTグループの一部で自動車専用道路や鉄道、橋梁などを手がけており、2014年のソチオリンピックにむけ同グループはAdlerからAlpika-Serviceにむけ鉄道及び交通の建設工事を行っている、AkhshtyrからEsto-Sadokの間で 鉄道トンネル6カ所、交通トンネル3カ所、サービストンネル3カ所、橋梁46建設を行っており、トンネルの総長は27km超、鉄道および橋梁の総長は20km超に及ぶのだそうです。

ロシアは広い、工事規模も大きい
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by fukimison | 2012-09-03 11:28 | プロジェクト  

カナダ、グリーンデータセンター

相変わらず暑いです。

少しでも涼しくと思い、カナダの記事を選んで見ました。(あまり関係ないですね)

大分古いですが、2011年5月18日にロイターが報道した記事でTelus to build Quebec data centerというのがありまして、「カナダの大手通信事業者のテラス(Telus)がクラウド・コンピューティングや統一通信規格を視野に入れ、今後3年間に1億824万ドルを投じ、ケベックの奥地にデータセンターを建設する計画だ。工事は数週間のうちに始まり、2012年にオープンの予定、センターは一部水力発電でエネルギー調達を行う」とあります。

同社のサイトを見るとgreen solutionなどを手がけており、その企業が原発には走れないでしょう。

そしてこの記事から1年経た2012年8月8日、ENRはTELUS Data Center Triggers a Green Cooling Revolutionという記事を報じております。

記事は「データーセンターは水をがぶ飲みし、エネルギーを貪り食い、オペレーションコストを莫大なものにし、マンモスサイズのCFT(CFP(カーボンフットプリント)とは、Carbon Footprint of Productsの略称で、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組み)をもたらすので悪名高い。しかしこの評判はTelus社がケベックの奥地Rimouskiに建設したスーパースマートで超環境配慮方のデータセンターにより変わっていくだろう」で始まっています。

なんでも、eOPTI-TRAXと呼ばれる方法を採用することで従来型のチルド・ウォーターシステムに比べ、水、電力および冷却の諸経費を80%削減するのだそうです。

このシステムを開発したInertech社によれば、アメリカで水の39%はビルを冷やしたり、発電施設で利用されることから、大変重要だと述べております。

水利用の4割が大幅削減できるのであれば、20世紀が石油の世紀であるなら、21世紀は水の世紀といわれている中で大きなアドバンテージでしょう。

またデータセンターの建物自体も6000億ドルを要したが、従来のデータセンターに比べれば30%から40%低い費用で建設されている、のだそうです。

また7段階のモジュール設計なのでサーバーの必要数に応じて拡張が可能なのだそうです。
環境配慮しかも低コスト、いうことないじゃないです。
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by fukimison | 2012-08-16 16:18 | プロジェクト  

ロシア、サンクトペテルブルグで大規模複合施設プロジェクト

先週は新潟で開催中の大地の芸術祭へ、5回目ともなると前回、前々回の記憶や瀬戸内の記憶とごっちゃになってカオス状態でした。でも刺激的なものはいつまでも刺激的

世の中はお休みですが、ちょっと面白そうな記事があったのでご紹介

8月13日付けKHLにあったBank to finance St Petersburg project、ざっと呼んだところ、サンクトペテルブルグ(ロシア)でEmbankment of Europeと名付けられ総額11億8000万ユーロに登る大規模複合施設プロジェクトが2017年の完成をめざして進行しており、その資金をVneshTorgBank (VTB)が単独で調達することになっり、既に2億2640万ユーロが、今後18ヶ月のうちにさらに6290万ユーロが投じられる予定だそうです。

施設の構成はサンクトペテルブルグ初の護岸遊歩道、新しい広場、ロシア現代バレエの振り付けしであるBoris EifmanのPalace of Dance、そして住居棟が5棟、世界遺産指定都市らしく建物の高さは29mを超えることはなく、99,416平方メートルある敷地の半分は公開空地として共用されるのだそうです。

もう少し詳しい記事をと思い探したところ8月3日付けのConstruction Sector in RussiaにVTB Bank to invest RUB 47bn in Embankment of Europe in St. PetersburgとしてKHLの記事とほぼ同じ内容のものがありました。

完成予想図らしきものがあるのはLend Leaseのサイトで、4.5ヘクタールの敷地にビジネスセンター、5つ星のホテル、ショッピングモールに高所得者向けの住宅棟群と並んで、ボリス・エイフマンバレエ劇場が建設されるとあります。

最後に2009年3月13日付けのSt. Petersburg TimesにEuropean Embankment Winner Selectedという記事があり、これによるとサンクトの建築家Yevgeny Gerasimo氏とドイツのSergei Choban Architectural Bureauが共同で提出した建築案が国際コンペを勝ちぬいたということです。

しかしサンクト知事のValentina Matviyenkoの息子が率いているVTB-Development Companyが資金調達を行うとか、この敷地はかつてApplied Chemistry Instituteのもので、事業者は2011年までに土壌汚染の除去作業を行う計画で、その費用は1億2800万ドルが見込まれているとか、完成は2016年で総費用は25億ドルということで、費用が3年前より嵩んでいるのは仕方が無いとしても、応用科学研究所跡地というのはどうなんでしょうね?でもこれからはいかに高汚染地域を除去し活用していくか、その技術開発が重要となっていくのでしょう。
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by fukimison | 2012-08-14 12:25 | プロジェクト  

デリー、airport metro、さらに工事遅延の模様

東電から水素爆発当時のビデオが公開され、いろいろと内容について言われています。見比べていくとやはりWSJのFukushima Watch: Highlights of Video From Inside Tepco’s Nuclear Crisis Centerが良いですね。公表されたビデオ全編に繫がるリンクも用意されているし、3月14日がどういう流れだったのかが大体わかります。特にこのあたり、

Mr. Muto: “What does the accident management manual say about evacuation when the (reactor pressure vessel) gets damaged?”

Someone at Tepco headquarters: “Sorry, I don’t remember the guidelines for evacuation.”

リアルです。

それはさておき、本日はつい最近大停電で大混乱だったインドの記事をお知らせします。
8月6日付けBusiness Lineの記事Delhi Airport Metro services to be delayed on repair workは「デリーのAirport Metro Expressはデリーメトロにより進められている土木の構造修繕工事が終わらず、政府により求められた8月末という設定日までに再開できず、再開は9月中旬にずれ込む模様」と伝えています。

そういえば、デリーで地下鉄が開通したばかりの頃、特に出かける用事はないけど冷房を楽しむために地下鉄に乗っているという記事を読んだ記憶があります。

どんな修繕工事が進められているかというと、ピラーとガーダー間のインターフェースとして機能するベアリング工事だそうで、2100あるベアリングのうち500近くが不良であるのが発見され、インド鉄道とデリーメトロが協議の上、ベアリングの修繕または取替えが望ましいということになったようです。

インドに地下鉄と言うかたに、デリーメトロ(ウィキ)とすでに6路線もあることがわかります。

しかし悪名高いインド役人のred tape(役人だけじゃなくてとも聞きますが。。。)で計画から工事開始まで、工事が始まっても当然のように完工日は遅れるというはなしです。

空港線は2011年2月25日に営業を始めたはずなのに、1年半で不具合により一時停止、皮肉なことに8月2日付けのBusiness LineはDelhi Metro sets record with nearly 22 lakh ridership としてデリー地下鉄が順調に乗降客数を伸ばしているという報道をしたばかりでした。

乗降客が伸びるのはけっこうですが、そういったこともつい先日のインド大停電の引き金になったのでしょうね。

しかしデリーの地下鉄に乗っている最中に停電する、これはちょっと体験したくないなぁ。
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by fukimison | 2012-08-08 10:41 | プロジェクト  

Manhattan TowerのCDショートリスト発表

このところエネルギー系の記事紹介に偏っております。もっと景観的な記事が好みなのですが、なかなか出てこない。
これも若干微妙なのですが、建築系ということでご紹介です。

7月11日付けArch Dailyの記事Four Pritzker-Prize winners to submit conceptual designs for new office tower in Manhattanによりますと、L&L Holdingは425 Park Avenueに建設予定の新しいオフィスビルのConceptual designのショートリストとして世界的に有名な建築家4名(ノーマン・フォスター、リチャード・ロジャース、OMA、ザッハ・ハディッド)を発表した。

11人から4人にnarrow downしたわけですが、4事務所ともプリツカー賞の受賞建築家ですね。

この4組のチームは今週、LEEDの高基準で設計された650,000平方フィートのタワーのCDのプレゼンを行うとあります。

アメリカだからLEEDであるのはOKですが、LEEDといったグリーンビルディングの基準がもう一般的に使われるようになったのだなぁと、数年前まではリードのゴールドやシルバーといった基準を使うだけで記事になっていました。

このタワーですが、「ニューヨーク市のPlaza Districtにあり、この半世紀で歴史的地域で1ブロック全体をカバーする最初の開発となる。近くにはシーグラムビル、リーバーハウスといった著名ビルがある」こういうところに建設するのは建築家にとってやりがいがあるだろうなぁです。

この425 Park Avenueの建て替え記事(NYT)がありますが、不思議なデコレーションケーキ型をしたビルはデザインというよりゾーニングの結果であるとか、あと3年でリースホールドはL&L Holdingだけになるとか、いろいろと建設にまつわる小話が面白いです。

今週がプレゼン、9月に建築家に対するインタビュー、最終発表は10月だそうです。
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by fukimison | 2012-07-13 12:11 | プロジェクト  

インドネシア、スンダ海峡大橋のその後

ずいぶん前にインドネシアのジャワとスマトラを結ぶスンダ海峡大橋建設計画のついて載せたような記憶があるのですが、前すぎて記事が探し出せません。自分でサイト内を探すよりググッた方が早いというのも微妙です。ジャワ・スマトラを結ぶ橋梁

「橋梁設計は2012年に完成」とあります。

6月8日付けBukisaに2014年に着工かとするSunda Strait Bridge Connecting Sumatera And Java--Is It Possible?と言う記事がでて、それなりにすすんでいるのかと思ったのですが、6月29日のジャカルタ・ポストに掲載されたSunda Strait Bridge befouled by Cabinet hi jinxによると、「ジャワとスマトラ島を結ぶスンダ海峡大橋(Sunda Strait Bridge:SSB)計画が政府(ユドヨノ大統領の経済チーム)と中国・日本・韓国の投資チームとの対立で混乱状態」だそうです。

記事を見ると、いわゆる政商のTomy Winataがプロジェクトの指導的立場にあり、大統領との取り決めで国税が投入されない場合、最低価格入札の10%増で入札する権利を持つのだけども、その後、財務大臣がフィージビリティ調査に資金を提供するとした手紙をおくったところから混乱がはじまったとのこと。

フィージビリティ調査費用も4億3000万ドルとなるとなかなかのものです。総工費が2000億ドルですから、当然といばそうですけど。

Indonesian Institute of Sciences (LIPI) の経済学者 Latif Adam 氏は「このプロジェクトを取り巻く混乱は利害関係者間の適切な調整がおこなわれない場合、いかにPPP計画がゆがんだものになるかという典型のようなものだ」と述べています。

SSBはジャカルタのモノレールプロジェクトやバンタンの海港プロジェクトといった2010年からモノトリアムになっているプロジェクトの仲間入りだそうです。
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by fukimison | 2012-07-02 12:14 | プロジェクト