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ベルリン、新空港開港遅れる

最近の格安高速バスの記事を見ていると規制緩和=テキトーな会社の乱立という単純化した報道が多いように感じるのはわたしだけ?全部が良かったというのはまずない、良かれと思って始めても、大抵はそれをねじれた活用で利益を揚げようとすることから問題は始まるように感じます。
都市問題でいえば、重層長屋もそうだし、総合設計もそう、

それは兎も角本日の記事は鳴り物入りで建設されているベルリンの新空港オープンが予定より遅れるというもので、まずは5月9日付けBloombergのBerlin’s New Airport Opening Delayed as Fire Safety Fixedからです。

「ベルリンの新空港は6月3日の開港予定に運行が始まらないことから、ルフトハンザやエアベルリンといった航空会社は混乱状態に」

6月3日といったらもう一ヶ月を切っており、いまさら、そんなこと言われてもフライトスケジュールは対応できないというのが航空各社の言い分だろうと思います。

なんで今になってというと「Berlin Brandenburg Willy Brandt 空港は約25億ユーロ、(33億ドル)の費用をかけたプロジェクトだが、火災発生時の排煙システムテストが完全に作動しないため開港が遅れると運営者事業者が発表」なのだそうです。

「もともと2011年に開港予定だったのが遅れており、エアベルリンのハブとなるはずの同空港は年間2700万人の乗降客を扱うところから始まり、最終的には4500万人が利用する空港へと成る予定。この完成をまって、現在ベルリンにある2つの空港(TegelおよびSchoenefeld)は閉鎖される計画である」

2度目の計画遅延ってどういうこと?たしかドイツは空港運営には定評があり、デュッセルドルフ空港の運営企業はフィリピンのアキノ空港運営を請け負うというニュースを以前、見たような記憶が。。。。

5月9日のAero Newsの記事Berlin's New Airport Faces Additional Delaysは「ベルリン新空港の開港はすくなくとも数ヶ月遅れそう。既に新空港からのエアベルリンやルフトハンザ便を予約している旅客があることが、問題をさらに難しくしている」とあります。

記事はさらに「6月2日に予定されていたTegelとSchoenfeld空港から新空港への機材移転は既にキャンセル、また6月3日の新空港オープン日にフライトを予約していた旅客は数千人におよぶ」と続きます。

こういう時はどうするんでしょうね?
近隣の空港で代替便の発着ができるようなスロットを買い付けるんでしょうか?
代替空港までの旅客の足は?

その費用は新空港運営会社が負担するんだろうか?
ともかく、お疲れ様です。
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by fukimison | 2012-05-11 14:34 | プロジェクト  

N.Y. WTCが最も高いビルに

あの衝撃的な映像、2001年9月11日の米同時多発テロから10年が過ぎ、現在N.Y.では世界貿易センタービルの再建がすすんでいます。

Yahoo NewsはWorld Trade Center becomes highest NY towerとして、現在建設が進む新WTCビルの高さがエンパイアステートビルの展望台の高さを超え、381メートルとなり、NYでもっとも高いビルとなったことを伝えています。

「この敷地を所有するポートオーソリティーの副会長は記者会見で我々の歴史上最も難しい建設プロジェクトだ」と述べたとあります。

すでにNYのスカイラインに鋭角のランドマークを見せているOne World Trade Centerですが、さらに高さを積み増し、来年末には541.3m、104階建てに達する計画だそうです。この高さは崩壊した前のWTCよりも高いもの。また、何十億ドルにもおよぶ予算超過に加え、遅延、デザイン論争、オフィススペースから利益があがるかどうか?といった問題に苦しめられており、前途多難です。

個人的にはそこに集中することでのメリットもあるものの、911でも311でもリダンダンシーの重要性がクローズアップされたように思います。また同じ事の繰り返しになってはちょっとねと感じます。

ABC Newsのサイトに写真がありました。
World Trade Centre becomes highest NY tower

「未完成のOne World Trade Center、それはグラウンドゼロに立っていた破壊されたツインタワーの跡を継ぐものであるが、はニューヨーク市で最も高いビルとなった」というリードで記事は始まります。

完成の暁、541.3mはシカゴのWillis Tower次ぐ第2位を〆ることになりますが、当然、世界一はドバイのブルジュ・ハリファであり、その記録(828.1m)は当分の間ぬかれることはなさそうです。
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by fukimison | 2012-05-01 12:28 | プロジェクト  

仏、初めての沖合い風力発電プロジェクト始動へ

福一で知られるようになったフランスの原発ジャイアントのアレバや原発依存度の高さ、
にもかかわらず、在日フランス人への帰国命令があっという間に出たというのは、原発の危険が認知されていたからだろうか?
それはさておき、原発依存度が高くドイツやイタリアが脱原発の舵を切っている中、またフランス国内で脱原発6万人デモなんかが起きていても、原発は国策としていたのが沖合い風力発電を建設というニュースが出ています。

4月6日付けのロイター伝はAlstom win bulk of French wind farm tenderとしています。

「Alstomと提携を組む国営電力企業EDFは、フランス初となる大型沖合い風力発電を落札した。この風力発電プロジェクトは原発への依存度を減らすと同時に、他の欧州大国に後れを取る再生可能エネルギー容量のギャップを埋める一助となるだろう」

「EDFは沖合い風力発電現場のうち3カ所を、一方、フランス国営原発メーカーであるアレバ社と組んだスペインのIberdrola社が4カ所目を落札した」

「各社は70億ユーロを投じてフランス北部に2,000メガワット(小型の原発1基分に相当)の沖合い風力発電ファームを建設予定」

「現在フランスは陸上風力発電により消費量の2,5%に相当する7,000メガワットの発電を行っているが、これはEUの風力発電地図でトップを占めるドイツ(28,000メガワット)に大きく遅れをとっている。

Rechargeのサイトを見るとやはりEDF group gets three French offshore zones, Iberdrola oneという見出しで、落札企業の情報が出てきます。

「国営電力企業EDFとタービンメーカーAlstomによるコンソーシアムがフランス初の沖合い洋上風力発電ファーム入札において5カ所の開発ゾーンのうち3カ所を落札した。」ではじまります。

DEFのコメントとして、「当グループは地域開発を企業の戦略目的としており、この落札成功はフランスにとり再生可能エネルギーにおける新規産業開発の夜明けと捉えられ、これによりタービン製造、土台や風力ファーム建設、維持管理において約7500の雇用創造がもたらされるだろう」と伝えています。

これも一種のインフラ建設による雇用創造・経済刺激というケインズ的手法なのでしょうけど、世界的に人口減に向かう時、すくなくともいらなくなった時の廃棄の仕方があるものの方がよいかもです。
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by fukimison | 2012-04-10 11:14 | プロジェクト  

カタール、世界最大の貯水網プロジェクト

土曜日は寒かった。この寒さの中でお花見をしている方々、すごいものです。
翌、日曜日は絶好のお花見日和、満開のちょっと手前でお天気、咲き具合ともに楽しめました。

さて、本日は3月29日の掲載で少し古い記事ですが、ちょっと面白く感じたので。。。。

World’s largest water reservoir project signed by Hyder and Kahramaaは、The Big Projectme.comに掲載されたもので「大手インフラ企業のHyder ConsultingはQatar General Electricity and Water Corporationと世界最大の浄水貯水ネットワーク設計・建設契約(9800万QAR相当)を結んだ。」

「同プロジェクトの第1期はHyder社が31の貯水池(それぞれ直径200m、深さ12m、7300万ガロンの貯水能力)の設計および建設に責任を負うもので、直径2mのパイプラインを200kmに渡って敷設し、5カ所にポンプ場の設置が必要となる。」

カタールでなくても、水の管理は国家の安全保障に直結するだけになかなか大胆なプロジェクトです。

Hyder社のサイトを見るとKahramaa appoints Hyder for five mega reservoirs projectとして掲載されています。

こちらでは「Qatar General Electricity and Water Corporation (KAHRAMAA) はドーハでのWater Security Mega Reservoirsプロジェクトにおける技術および環境コンサルタントとしてHyder社を指名した」とあり、プロジェクトの名称にWater Securityとちゃんと入っていますし、「このネットワークシステムにより国民の必要量に対し7日間の貯水、これは緊急時には30日間の必要な水量に匹敵が可能になる」

スケール感が違います。
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by fukimison | 2012-04-09 10:44 | プロジェクト  

ドイツのE.ONとRWE、英原発建設プロジェクトから撤退

3月も終わりに近づき、時のたつのの速さを感じるとともに、今年は3月なのに寒いナァです。それとも暖冬に慣れたためであり、本当はこんなもの?

日本は泊原発が止るまでに大飯原発の再稼動がなければ、全原発が停止という事態に、経済界は原発再稼動を唱え、政治家は動かそうとし、しかし地元民は危ないからいやだといい、それを見ている・一番の利用者でもある都会人は、さてどうしたものかと腕組み状態

そこで英国での原発建設プロジェクトの話題を選んでみました。

元記事はこちらUK energy plans in 'tatters' after Npower and E. ON nuclear plant withdrawal

「29日、英国の長期エネルギー政策は6大エネルギー企業のうち2社が、数十億ポンドの新規原発開発計画からの離脱を表明したことでご破算になった」

「反対派は、この決定は150億ポンドのホライゾンプロジェクト、これは北ウェールズのWylfaとグラスゴーのOldbury-on-Sebernに原子炉を建設するものだが、は事実上終わったも同様と述べている」

「エネルギー会社は、2025年までに6,000メガワットの新規原発を建設する計画であった。この決定は世界的経済危機および膨大なプロジェクト費用によりなされた」

この発表はロイターもRWE, E.ON scrap 15 billion pound government nuclear planと伝えています。

両社はなるべく早く買い手を見つけたいとしていますが、こういうのを買える企業は初めからわかっているでしょうから、有る程度目算はあるということ?

英国政府の長期エネルギー政策が不透明なこと、ドイツ国内にある旧式の原発の解体費用が嵩み利益幅が縮小していることなどが撤退の理由として挙げられています。

福一以降、原発は本当のところ儲からないというのが本音みたいですね。
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by fukimison | 2012-03-30 12:10 | プロジェクト  

香港、第3滑走路建設へ

国家間競争から都市間競争へといわれる今日この頃、
都市の競争ということになると、重要なのはアクセス、

いろいろなところが国際線のハブ空港として乗り継ぎがしやすい、入・出国手続きがスムーズ、空港と中心部のアクセスの良さ、空港施設といった項目で空港ランキングを出していますが、常に上位に入るの空港として香港が上げられます。

その香港空港が第3滑走路を建設するというニュースがCNNから出ています。
Hong Kong airport's third runway gets government nod

「香港政府は香港国際空港(HKIA)による第3滑走路建設計画を条件付で承認した。汚染や中国の絶滅危惧種である白イルカ生息地破壊に関する懸念が巻き起こる中、火曜日に発表がなされた」

なんでも空港拡張に関し3ヶ月間行われた公聴会の一環として実施された昨年(2011年)夏に実施された定量的調査で、73%の回答者が第3滑走路オプションに賛意を示したという話です。

「現在の主要国際空港としての地位を維持し続けるには、第3滑走路の開発は必須」とAAHKの会長

逆にいえば、2本の滑走路で1位を保ってきたのがすごいのかもしれないです。

もう少し詳しい情報をということでKHLを見てみるとGovernment backs third runway at Hong Kong Airportという記事が3月20日に上がっていました。

こちらによれば「第3滑走路プロジェクトの総費用に862億香港ドル(111億米ドル)の値がつけられた。これには既存の空港島の北部650ヘクタールの埋め立てが含まれ、現在年間利用客を9700万人へ、エアカーゴ取扱高を890万トンへ増加し、62万便の離発着が行える空港」へと生まれ変わるものだそうです。

羽田の24時間化やLCCの台頭がニュースになっている日本と比べると、ちょっと規模が違いますね。
だからダメというのではなく、日本独自の方向性を考える時期に来ているのかなと。。。。
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by fukimison | 2012-03-26 11:42 | プロジェクト  

Gold Coastの高速鉄道プロジェクト

アッとまに時間があいてしましました。

本日は英Construction Index紙のBalfour Beatty lands Australian rail contract記事を中心に

まずGold Coast Rapid Transitですけどwikiをみると「同プロジェクトはオーストラリア・ゴールドコースとで計画されているライトレイルシステム。ステージ1は途中各種のスポーツ・娯楽施設を経ながらGriffith大学(ゴールドコーストキャンパス)とBroadbeach(延長13km)を結び、ピーク時に7-8分間隔で運行し、1時間に1万人の乗降客を運ぶもの。クイーンズランド州政府とゴールドコースト市議会が一緒になって推進

これにより雇用の創出や温暖化ガスの削減が見込まれるとあります。

このプロジェクトに関するサイトGoldLinqをみると2014年に運航開始とあり、ルートや駅に関する情報がでてきます。

肝心のConstruction Indexによれば、「設計、調達、工事、システム委託など総計約1400万オーストラリアドル相当の工事契約をBalfour Beatty Railが落札した。設計作業はBalfour Beattyの一部門であるBrinckerhoffが担当する。契約はGold Coast University Hospital と Broadbeach Southを結ぶ13kmの調達、工事、架線システムのテストを含む」のだそうです。

「Gold Coast Rapid Transitプロジェクトはクイーンズランド州政府とMcConnell Dowell Constructors, Bombardier Transportation Australia およびKDR Gold Coastで構成されているGoldLinQとの18年におよぶPPPの一環として実施される。第1ステージの運営フランチャイズ企業であるGoldLinqは設計、建設、運営、維持管理に責任を負う」

工事は2012年11月に始まり、このプロジェクトは2014年までに完成し運行可能となる計画だそうです。

高速といってもライトレール、絵をみるとそうなのって感じです。
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by fukimison | 2012-03-21 12:02 | プロジェクト  

米NY、LowLine プロジェクト

本日の紹介はなんと言ったら良いのでしょうか、いろいろな意味で面白いなです。

ごちゃごちゃ説明するよりLowLine:An Underground Park on NYC's Lower East Sideを見ていただくのが一番でしょう。

マンハッタンのLower East Sideにあるトロリーの地下車庫、もう利用されなくなって随分になるのを現代技術を利用して公園にしようというもの。

確かに資金さえあれば、現代の技術でこれは可能でしょう。
そして、こういうことを思いつき、人に賛同してもらう手立てが安価にできるようになった。ネットに映像をあげ、完成予想図をいれる。よくIT革命というけど、こういうことが、まぁ簡単にできるようになった、それほど資金力の無い人でもなんとかなるようになったというのは大きい。

面白い時代にいるなぁと思う今日この頃です。
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by fukimison | 2012-02-28 11:36 | プロジェクト  

サウジアラビア、キンダムタワー建設へ

例年より大分遅れて梅の花が咲き始めました。梅は香りが高く、特に黄色い蝋梅は香りが立つ様に感じます。でも紅梅はまだ蕾が固いですね。

最近は大規模橋梁、トンネルといった景気の良いインフラニュースがなかなかでないのは景気のせいもありますが、維持管理費のことものしかかってきます。巨大インフラじゃなくても、人口減の都市は空き家が増えると、税収が上がらないのに、面としては今までどおりに電気・ガス・水道といった生活インフラを維持せねばならず、その管理費の捻出に苦しむことになります。

本日の記事紹介は2月22日付けArab NewsのKingdom Tower project in Jeddah gets final go-aheadという景気の良い記事を選んでみました。

サウジのキングダムタワーですが、これについてのバックグラウンド情報を探したところwikiに「キングダム・タワーはサウジアラビアのジッダに計画中の、高さ1,610mのハイパービルディングである。」と出ていました。

Arab Newsによれば「世界で最も高いビルの建設プロジェクト進めているジェッダを本拠とするKingdom Holding Company (KHC) の会長であるAlwaleed bin Tala王子は、建設に向け最終許可を得たことを発表した」として建設に向け同タワーが一歩前進したことを伝えています。

「建設費46億(SR・サウジリアール:1sr=21.4JPY)、高さ1000m超のキングダムタワーは、Jeddah Economic Companyがジェッダの北、紅海とObhur Creekを望む広さ530平方m超の地で行う新都市開発であるKindgom City第1期の目玉となるものだ。」

「請け負う業者5社がキングダムタワーのプロポーザル提出に招請され、ショートリスト3社がタワー建設に向けた最終提案を行い、Saudi Binladin Groupが選ばれている」

このキングダムタワーについてKHLもKingdom Tower go-aheadとして2月24日に伝えています。

こちらでは「Kingdom Cityの総工費は2000億米ドルなると見られている」「高さ1000は現在世界一の記録を持っているブルジュハリファ830mを抜くものだ」「この計画の建築家は米国を本拠とするAdrian Smith + Gordon Gill Architecture (AS+GG)で、スミス氏はSOMに勤めていた際、ブルジュハリファの設計責任者であった。」とあります。

「キングダムタワーは総床面積500,000平方メートル超で、高級ホテルのフォーシーズンズ、フォーシーズンズによるサービスアパートメント、オフィス、コンドミニアム、展望デッキ(現在の記録保持者を追い抜き、世界で最も高いところにある展望デッキとなる)などを持つ複合利用ビル」

しかし中東にはこのような高級複合利用ビルはいったいいくつあるのだろうか?
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by fukimison | 2012-02-27 12:09 | プロジェクト  

英、Battersea発電所再開発プロジェクト

本日は数年前から続く英、ロンドンのバターシー火力発電所跡地プロジェクトに関する記事を選んでみました。

まずバターシー石炭火力発電所についてwikiを見ると、ロンドン南部のバターシー地区、テムズ川の南岸に1930年代に建設されたBAttersea A発電所と50年代に建設されたB発電所があり、それぞれ2本の煙突を持つ似た形状の発電所。1983年に発電を止めるまで50年にわたりこの4本の煙突はロンドン市民に親しまれ、それによりgrade IIにランクされた文化財である。

閉鎖以降、再開発計画はあるものの次々と頓挫し、現在はアイルランドの不動産会社Real Estate Opportunities (REO)が所有、同社は2006年に4億ポンドで購入し、2010年11月に発電所を改修し、公共のものとして公開、残りの土地に3400戸の住宅を建設すると発表

同発電所はアールデコの装飾が施された欧州随一の規模を誇るレンガでの建設物であるものの、English Heritageによれば建物の状態は「大変悪く、Buildings at Risk」に登録されている

思い出したように記事がでるバターシーですが、2012年2月15日付けのガーディアン紙はBattersea Power Station - demolish, develop or preserve?として、「来月、またしても発電所は予想価格3億から4億ポンドで売りに出される、買い手としてはチェルシーFCが上がっている」と伝えています。

記事は、不動産コンサルタントは文化財指定を受けている発電所と煙突を撤去できれば、この部分で5億ポンド以上の価値があると述べたと伝えています。

テムズ河の風景を取り込んだ高級住宅地として開発するには、火力発電所と煙突が視界を遮るものとなり、経済の最大化が計れず、開発事業として成り立たない。(どこかで聞いたような話です)

この開発にかかわってきた建築家のFarrellは建物の大部分を残し、公園で取り巻くという妥協的提案をしています。それによれば広範囲な改修をしないですみ、費用も2500万から5000万ポンド程度なのだそうです。

来月改めて売却との話しから、2月17日のLondonistはNew Scheme Proposes Partial Demolition Of Battersea Power Stationという記事を掲載しています。

こちらもFarrellの提案紹介から始まり、「2級文化財の建物の壁を撤去し、建物の中央部分から公園へと続く列柱のあるオープンスペースとする。煙突、タービンホール、制御室といった建物の重要部分は保存される」としています。

しかし記事は「煙突は既に状態が悪く、これらを解体撤去することで5億ポンドが開発費用で節約できることから、数あるプロジェクト提案もこれらの保存は視野にないものが多い。所有企業が財政危機に陥ったことから最新の改修計画も頓挫し、チェルシーFCによるスタジアム建設案が浮上」としています。

何年もいろいろな案が出ては消えたバターシー再開発ですが、保存と開発の上手なバランス(金融的にも)に対する解は、おそらくその視点をどの時間軸におくか次第なのだろうなぁと思うのですが、どうでしょうか?


ところで、原発の是非を都民が決められるようにしようという都民投票条例を求める直接請求の署名簿が昨日各地選管に提出されました。市長選挙の関係で現在も署名活動が続く八王子・府中・三宅村を除いた市区町村の署名数は直接請求成立に必要な21万4300を超え、31万超でした。文句ばかりで何も進まない社会よりも、大変だけれども、自分で考え、決定し、その責任を引き受ける、が普通のこととなる社会に近づいて欲しいです。
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by fukimison | 2012-02-21 11:09 | プロジェクト