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米の太陽光パネル輸出向け融資

久しぶりに環境系の話題です。
これはrenewable energyに登場したEvergreen Solar and Ex-Im Bank Offer Loans for Solar Projects Outside US というものです。タイトルの通り、記事の内容は米輸出入銀行とEvergreen Solarは協働して米国外でEvergreen Solarのパネルを使用した太陽光プロジェクトに対し、の資金調達に際し、するにあたり低金利融資を提供するというものです。
このプログラムは米国製の再生可能エネルギー製品の輸出に拍車をかけ、さらに輸出入銀行に対する議会の付託に答えるものでもあります。
Evergreen Solar はマサチューセッツにあり、これから想像するに研究機関のスピンアウト、産学一体のベンチャーでしょうか?

記事には「輸出入銀行は直接プロジェクト開発者または事業主に米国製製品費用の85%とさらに現地で稼動するために必要な調整費用の最大30%までをカバーする米ドル建て融資を行う。プロジェクト費用の残余部分は必要に応じて別項の銀行により調達される」とあります。さらに記事は「一例として、1000万ドルのEvergreen Solarパネルを利用した太陽光プロジェクトはパネル購入費用に対する融資として最大850万ドルを、さらに設置、設計、技術や他の設置に関連した費用として最大300万ドルの融資が得られる。現在の輸出入銀行は米国外の太陽光設置に対し、期間18年、4.9%の固定金利の融資を行っているとあることから、米国の太陽光パネル販促政策は着実に進んでいるようです。

COP3に反対していた米国ですが、大統領が変わるとこうなるのか、それとも米自体の今後の生き残り政策として産・官一致してこちらへと押しているのでしょうか?
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by fukimison | 2009-07-31 10:52  

GCC諸国、第1期送電網

無駄に忙しい日々を過ごしており、数日空いてしまいました。
中東諸国、特にドバイやアブダビは高層ビルプロジェクトでたびたび登場しますが、Gulf Cooperation Council(GCC:湾岸協力会議)加盟国の動きというのは、なかなかニュースにならないということでのチョイスです。まず湾岸協力会議参加国ですが、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、クウェート、オマーン、カタールの6ヶ国で、その目的などはGCC(湾岸協力会議)をご覧ください。

この6カ国の送電網を連結するというプロジェクトが行われており、その第1段階としてサウジアラビア、カタール、バーレーンそしてクウェートの送電網接続が7月26日に完成し、さらに2011年にアラブ首長国連邦とオマーンがこの送電網に加わるとGCCIA(GCC域内連結機構)の総裁が発表したというニュースがArab Newsに発表されました。
フィージビリティー調査の後、2004年に開始されたプロジェクト(14億ドル)ですが、電力需要の急増に対処し、停電を防ぐ、さらには発電費用の削減になるものとして期待されています。

電力を融通しあうというのは各地域で行われていますが、ピーク時がずれている、つまり生活パターンが違うから融通できる、または使い切れないほどの大量の発電が行える施設があるという大前提があります。日本人にとり解りやすい例えは、甲子園の決勝戦が午後3時にピークを迎える、しかもその日は熱帯夜の翌日で朝から気温は30度超、みんなが屋内でエアコンとテレビをつけている。余分の電力を融通しあう余地がない。逆にこれに対処できるような発電量を平常値にしていたのでは、電力需要の低い時期には負担となってしまうという欠点があります。だかららこその送電網の連結なのですが、甲子園を見るのは名古屋から西だけで、名古屋より東は見ないというのであれば送電網連結は意味がありますが、GCC参加国はどこも同じような気温であり、生活パターンであることから、記事を紹介しながらも、私はこのシステムに懐疑的です。
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by fukimison | 2009-07-30 22:46 | 公共財  

またしてもロジャース案、拒否される

先日来お伝えしているチェルシーの再開発問題とは別件ですが、建築家のロジャース氏による大英博物館の新館増築計画が、地元自治体の拒否により頓挫したというニュースです。

これは7月24日付けのGuardian紙がRichard Rogers's British Museum extension plan turned downとして伝えたものです。

さらに同日のBuilding紙もBlow to Rogers as £135m British Museum plans turned downとして紹介されています。

まずガーディアンの記事からです。同紙は「大英博物館は1億3500万ドルをかけてガラスのパビリオンによる新館増築を計画していたが、地元の反対にミカタした議会プランナーにより計画が拒否され深刻な打撃を受けた」で始まります。そして「美術館の担当者はカムデン議会の計画委員会が3時間の討論の後5対4で申請却下という驚きの決定を下したこと受け、今後の対策に頭を悩ませている」と続きます。またこの新築計画の最大の問題は資金であり、設計ではないと受け止められていたことから、議員がBloomsbury Conservation Society(大英博物館のあるBloomsburyの保存協会)の反対に動かされたことに驚きをもって迎えられているとあります。

BCSを代表してプレゼンテーションを行った建築家のCullum氏も「私自身、この結果に驚いている。しかし大変うれしいし、改めて小規模、控えめ、より多方面に配慮し、もちろん安価な計画を立ててほしい」とコメントしています。

カムデン議会は「委員会は同計画がもたらすプラスとこの計画に含まれる設計上のマイナス面を慎重に検討した結果、マイナス面が勝ると判断した。当議会は今後もコミュニティーおよびこのプロジェクトの前進に関係する諸団体の懸念に対し、対処するものだ」と声明を発表しています。

一方でBuilding誌はこの決定を下した議員の1人Braithwaite氏のコメント「ロジャース氏の計画はあまりに過開発だ」を伝えています。しかし「この17,000㎡の開発計画(保存研究所、収蔵庫、展示区画などの5つのパビリオンで構成)に対し、地元のBCSが反対する一方で、English HeritageとCabeは支持を表明していた」とあることから、この計画もチェルシーの時と似たような状態(公的な機関は良いとするものの、地元民は反対)にあったのではと推測します。

記事は、この計画は政府が補助金の削減を発表したことよりも重く受け止められているものの、博物館側は強気で、この計画の基礎構造部分(450万ポンド)の入札参加者募集の発表をしているで終わっています。
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by fukimison | 2009-07-27 12:28 | 景観  

ウォーターゲートホテル入札不成立

ニクソン元大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件、その舞台となった共和党本部のあったウォーターゲートホテルが入札(競売)にかけられたものの、、、という記事です。

英Building誌はPresidential scandal fails to draw bids for Watergate hotelと、米のFox NewsはあからさまにWatergate Hotel Fails to Attract Bids at Auctionと報じています。

まずはFoxを見ると「7月21日大統領の陰謀で有名なウォーターゲートホテルが競売にかけられたものの落札者は出なかった。」とあります。

このウォーターゲートホテルですが、1967年にオープンし、6つのビルで構成されるウォーターゲートコンプレックスの一部で、有名人が宿泊する高級ホテルでした。2004年にMonument Realtyが施設一体を購入し高級アパートに改築する計画をたてたものの、co-op区画の住人が計画に反対、裁判沙汰にまで発展しました。2007年Momument Realtyはホテルを18ヶ月わたり閉鎖し、1億7000万ドルをかけて改築することを決定しました。ところがそうこうしているうちにMonument Realtyは資金がつきて倒産、債権者のPB Capotalが競売にかけたのです。10社が100万ドルの保証金を払い登録し名乗りを上げたものの、2500万ドルで始まったオークションは3度コールされても沈黙に包まれ、そのまま。

結局Momument Realtyの4000万ドルのローンのかたとしてPB Capitalは新たに買手を探すことになりました。

オープンの値づけをしはオークショナーか債権者がしたのでしょうけど、それが行きすぎだったのでしょうか?
ちょっと知りたい。
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by fukimison | 2009-07-23 16:10 | つれづれ  

世界で最も高い通り

今までも世界で最も高い住宅地やコンドミニアムをご紹介してきましたが、今回は通りです。

Wealth Bulletinの調査によれば、あのグレース后妃の名前を冠したモナコのPrincesse Grace通りの最良物件が1平方メートルあたり120,000ドルもすることで、世界で最も高い通りだと報じています。1平方メートル12万ドル、日本風にいえば、1坪36万ドル、1ドル100と考えると約3600万円、確かに高いです。
それでも眺めが良いほどほどのアパートの値段というコメントがついており、さらに昨年は最高級物件が1平方メートルあたり190,000ドルしたことから、バーゲンプライスの観さえあると続きます。

しかし昨年のリーマンショックは、さすがのトップ10ストリートの物件さえも12%の下落を見せているそうです。良いものほど下落率は低いという古典の証明ですね。

モナコの不動産エージェントは2008年以降、不動産取引は25%減ったものの、最近はロシアのスーパーリッチが戻り始めていると語ったとあります。グレース后妃通りにある334平方メートルの4ベッドルームのペントハウスが5000万ドル(220平方メートルのテラスは含まず)、1平方メートルあたり約149,000ドルで売りに出ているそうです。

1位がモナコの通りであるなら、2位は南フランスといっても1位のグレース后妃通りから30マイルほどに位置するフレンチリビエラの(ニースとモナコの間)フェラ岬にあるChemin de Saint-Hospice だそうで、こちらは1平方メートルあたり100,000ドルちょうどです。このフェラ岬一帯もやはり高級住宅街で、なかでもロスチャイルド家の一族の男爵夫人のEphrussi de Rothschild邸は有名です。

このChemin de Saint-Hospiceはフェラ岬をくねくねと通っている道で、地中海に面して15件ほどの豪邸が建っており、売買があったとしても個人的に行われ値段は公表されないのが通常だそうです。ここでもお金持ちほど秘密のアッコちゃんという鉄則が生きているようです。

3位、ニューヨークのFifth Avenueでぐっと下がって1平方メートルあたり7,2000ドル
NYの地元不動産エージェントによれば、この6月セントラルパークを見下ろすアッパーイーストサイドのアパート(400平方メートル)が2900万ドルで売却されたそうです。

あと4位ロンドンのケンジントン、5位パリのモンテーニュ、6位サンモリッツで、アジアは8位に香港のピークが登場、あとは9位のモスクワ、10位にオーストリアが入っています。
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by fukimison | 2009-07-22 15:01 | 不動産  

メキシコ、橋梁崩落で死者8名?

社会不安があると事故も多発するのでしょうか?
メキシコ南東部を流れるTonalá 川にかかる橋梁が崩落し、通行中の車両5台が川に転落、死者8名、負傷者3名をだしたとメキシコ国営報道機関のNotimexが伝えたということです。
参照サイトMexico Tonalá River Bridge Collapse Death Toll At Least 8

あちらこちらのニュースソースにあることを総合すると、崩落した橋はAgua Dulce とTabascoの両市の間を流れるTonala川にかかるもので、崩落原因はまだわかっていないが、機材を積んだトラクタートレイラーが渡河中に崩落したことから、重量が支えきれず橋崩落につながったのではと推測されているとあります。また同地域は交通渋滞で有名な場所でもあるそうです。

これが英国の建築専門誌NCEの記事になるとだいぶはっきりしてきて(7月20日付Mexico bridge collapse kills 8橋梁の長さは260mあったことや、事故はベラクルス州とタバスコ州を結ぶCardenas-Coatzacoalcos道路で発生したとあります。
また、ベラクルス州知事は橋梁は大変古いものであったことや、救助のためボートが直ぐに出動したと語ったことを伝えています。

つい一週間ほど前インドでも地下鉄の工事現場で2度にわたって事故が発生し、併せて死者5名負傷者19名をだしています。7月13日付けCNNCranes collapse at site of fatal bridge accident in Indiaによれば、12日の地下鉄の高架橋が崩落し、5名が死亡、15名が負傷した。翌13日この事故の片付けを行っている最中にクレーンが少なくとも3基倒壊し、負傷者が4名でたというものです。
インドは2010年に英連邦のオリンピックみたいなCommonwealth Gamesを主催するため、交通インフラを整えているのですが、伝統的なお役所仕事でなかなか計画がすすまないようです。

南アのサッカースタジアムのストライキは終わったようですが、こちらも前途多難なようです。
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by fukimison | 2009-07-21 11:23 | 事故  

ブルジュ・ドバイ、3ヶ月遅れで完成?

サブプライム、リーマンショックで打撃を受けたドバイ。ドバイは世界の高級リゾートになることで、国を繁栄させる路線をとったわけですが、建物は建てた途端に陳腐化が始まり、どんなに高い建物を建てたところで、いつかは世界1の座を滑り落ちるし、超高層になればなるほど維持管理が難しくなる。こういう理屈でいくと、サブプライムやそれに引き続くリーマンショックが起こらなくても、いつかはドバイ戦略は破綻したのではと想像するのですが、それはさておき、そうはいっても世界1の高さを目指すブルジュ・ドバイの建設は進んでいます。

ブルジュ・ドバイの高さは818mあり、サウジが本当に高さ1000mのタワー建設に乗り出さない限り、当分の間はその座がキープできるでしょう。本来は9月にオープンの予定でした。しかし事業者のEmaarがオープンすると発表したとNCEは7月14日付けのBurj opens 'this year'伝えています。これについてはBuilding誌も7月13日にEmaar to finish Burj Dubai three months lateという記事を出しています。

両方の記事を総合すると、予定より3ヶ月遅れの12月にオープンする。遅れの理由は明らかでないが、年初に数週間にわたり工事が中止された。

ブルジュ・ドバイの航行費は200億ドルに達すると見込まれており、タワーには175室あるArmani Hotel、144室の豪華住宅、800室のアパート、プールが4カ所、当然のことながら展望デッキが組み込まれています。
またブルジュ・ドバイの周囲には世界最大のショッピングモール(1200超の店舗)、住宅30,000戸高層マンション19棟、広さが30エーカーある人造湖が取り巻くように建設されています。

東京タワーが333m、ブルジュ・ドバイと同様の、建物として高層建築物は横浜のランドマークタワー296mですから、倍以上の規模をもった建物です。

よく建てるなぁというのとは別に、3ヶ月の遅れをさらに豪華な仕上げにするために時間をかけているというあたりがとってもドバイな感じがします。
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by fukimison | 2009-07-17 17:40 | プロジェクト  

南ア、ワールドカップサッカー開催に暗雲

ついこの前ドイツ大会があったと思ったら月日のたつのは速いもの、日本はアジア地区での代表権を勝ち取り、南アのワールドカップサッカーに出場が決まりました。しかし肝心の主催地ではストライキによりスタジアムの建設が遅れ、開催に?が出ているそうです。

これは7月15日付けNCE誌がStrike threatens 2010 World Cup finalとして報道したものです。

記事は建設作業員は13%の賃上げ要求を12%へ下げたものの、11.5%の雇用者からの提案は拒否したという文で始まっています。
しかしBBCはS Africa stadiums strike ending を掲載し、12%の賃上げで妥結し、作業は木曜日から再開されると報じています。

しかし1週間に及んだストライキは来年夏のワールドカップに向け、すでにタイトな状態になっている今年12月までに完成予定の工事プロジェクトスケジュールに、さらに大きな問題を投げかけるでしょう。

南アといえばアパルトヘイト、人種差別による暴動が代名詞のような国、それほど富裕な国というイメージはなかったのがワールドカップサッカーが開催できる国になったと思えば感無量です。

現在2010年の開催に向け、5つの新スタジアムが建設中であり、当然これらを結ぶ道路は整備され、南アフリカ初の地下鉄が開通の予定です。

6月18日付けのNCE誌はSouth Africa: Fever pitchと題して、世界的な不況にも係らず、ワールドカップサッカーに向けた工事で南アは影響を余りうけていないとした記事を掲載しています。

世界中から観客を集めるサッカーです。スタジアム、道路、鉄道だけでなく、アフリカ諸国では恒常的な電力不足解消のための新しい石炭火力発電所、沿岸部のダーバンから工業地帯のGautengへ至るパイプライン、住宅建設、港湾整備や水道プロジェクトがすすめられています。

そうした中でのスタジアム建設作業員のストライキです。もともと工事は遅れていて、FIFAは2009年12月の完成を求めているのに対し、南アは20010年2月にずれ込む見通しを示しており、このストライキでさらに遅れるのではと懸念する声も上がっているそうです。

このストライキの原因となった給与ですが、工事作業員の大部分は月に約2500ランド、310ドルほどの収入だそうです。
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by fukimison | 2009-07-16 10:53 | プロジェクト  

国際コンサルの給与

旧聞ですが、7月10日のBuilding誌にInternational salary guide: where in the world is the best pay?という記事が掲載されました。

簡単に言うと、リーマンショック前までは英国できちんとした経験を積んだ33歳の男性エンジニアはあたりだと、中東で年収最低55000ポンド+福祉厚生手当て完璧といった条件は当たり前で、いくらでも職場はあった。それが今では60のエージェントに登録し、40以上の職に応募したが返事すら送ってもらえないでいる。事ほどさように中東で技術エンジニア職での就職は難しい。
つまり中東の建設不況はまだまだ続いているという意味です。

この調査によれば、金融不況の以前、英国からUAEに移るだけで、給与は。たとえば、プロジェクトマネージャー、英国では平均年収6万ポンドであるのが、UAEに移るだけで3万ポンド上乗せになったとあります。

10年の経験を持つプロジェクトマネージャーの平均年収は8万ポンドで、昨年より1万ポンドさがっています。建築系のサラリーは前年と同じ程度で75,000から70,000ポンド程度

国際的な人材紹介エージェントによれば、ドバイなどで建築専門職の給与は3分の1になった言う話です。

こういう記事を読むと、どこも秋の夕暮れだなぁと。。。。。
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by fukimison | 2009-07-15 12:08 | 動向  

パナマ運河第3閘門建設契約、スペイン企業落札

昨日に比べ本日はまっとうなインフラについてのお話です。

7月12日付けNCE誌はMega $3.5bn Panama Canal expansion deal won by Spanish-led consortiumと題して、パナマ運河の拡張計画に伴う第3閘門建設をスペイン系のコンソーシアムが落札(35億ドル)したと伝えています。このことは米系の建築専門誌ENRも7月9日にSpanish-Led Team Wins Big Panama Canal Contractとして伝えています。

物流拡大とともに現在のパナマ運河は許容量一杯となったこと、より大型タンカーの通行、ひいては通行料収入の増大(通行料はパナマ国の収入の9割りを占めます)を目指してパナマ運河の拡張計画が2006年パナマで国民投票にかけられ可決されたことにこの計画は始まりました。このあたりは中日パナマ大使館のパナマ運河拡張計画に詳しいです。

契約についての記事を読むとENRは「スペインの請負業者Sacryr Vallehermoso Saが主導するコンソーシアムはパナマ運河拡張計画で最大の契約である太平洋および大西洋の両側の第3閘門建設におけるデザインビルドを落札したとあります。またNCEは「パナマ運河庁(Panama Canal Authority:ACP )がおよそ34億8000万ドルと見積もっていた閘門契約を同コンソーシアムは31億2000万ドルとして提案したとあります。

落札したコンソーシアムはGrupo Unidos por el Canalというコンソーシアム名ですが、Sacryr Vallehermoso SaのほかImpregilo(イタリア)、 Jan De Nul(ベルギー) 、Constructora Urbana(パナマ)、米国やオランダの企業も参加しています。

入札システムですが、まずACPは技術評価により得られたスコアを提示した後、3つの入札参加コンソーシアムが提出した価格提案の入った封筒を開封します。ACPは技術提案を55%、価格を45%の割合で計算し最終的なスコアを算出し落札者が決定されます。入札のスコアシステムは良くあることですが、日本では考えられないことですが、この模様は大型のモニターに映し出されライブ映像として一般公開されるというのが、凄いです。
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by fukimison | 2009-07-14 10:41 | プロジェクト