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ドバイ、カタール、中東いろいろ

もっとグローバルにインフラや都市計画(景観)の記事を紹介したいのですが、正直なところアフリカ・南米・東欧の記事は見つけにくい。つい中東や欧米・中国の記事が多くなってしまいます。それだけポピュラー、注目されている、記者がいるということだと想像します。

またしても中東の記事紹介の言い訳です。

週末も近いので「小話」的な記事を。
1月27日付けBuilding誌はDubai’s ruler offers Victoria Beckham $25m to design hotelとしてドバイのナキールがサッカーのベッカムのビクトリア夫人にホテルのデザインをしないかと持ちかけたという記事を掲載しています。

なかなか刺激的なリードで、不動産価格下落、金融不安にあるドバイのナキールはザハ・ハディドからビクトリア・ベッカムに乗り換えることで、評判の回復を図る計画だとあります。なんでもドバイのシーク、Mohammed bin Rashid al-Maktoum氏はベッカム夫人にナキールのワールドプロジェクト(ドバイの沿岸に建設される人工島リゾートで人工島の形が世界地図型をしている)の中にある豪華ホテルのデザインをしないかというメールを送ったそうです。デザイン料は2500万ドル。

ベッカム夫人は「考慮中」とのお返事らしいですが、ワールドの建設自体は停止状態にあります。ナキール社は、2月から一部で工事を再開するといっていますし、再開発表の記事は1月28日付けのMENAにConstruction recommences at The Worldとして報じられています。

やはり1月27日付のBuilding誌はGulf set to outstrip growth predictionsとして次はカタールが中東の主役になると予想する記事を掲載しています。

その記事は「アナリスト20人を対象にした2009年11月の調査で12.5%であったのが、天然ガスの伸びを考慮にいれると2010年にカタールはGDPにおいて16.1%という中東随一の上昇を見るだろう」と報じています。一方UAEですが、22月の時点で2.95%といわれたDGPの伸びは、今回2.5%と可能修正されています。さらに記事は2010年クウェートが不況から脱し3.4%の伸びをみせ、またオマーンも4%上昇するだろうとしています。
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by fukimison | 2010-01-29 11:42 | 動向  

英国、悪天候による工事遅延で賠償?

この年末年始、欧州は寒波が襲い、気温差が牽引となった不具合でドーバー海峡トンネルで列車が18時間も閉じ込められたとか、大雪に襲われた英国で財政難の自治体が除雪を主要道路に限るとしたことに対する非難Freezing weather grips cash strapped transportが1月7日付けのNCE誌に登場しました。

今年の寒波は衰えることなく、つい最近も東欧で零下35度を記録したと言う報道が流れています。

凍結防止や滑り止めのグリッツ(砂と岩塩のミックス)が供給不足だという記事に続いて現れたのが、この悪天候で発生した交通渋滞や工事の遅れは賠償対象となるのか?という問題です。

日本ではまだお目にかかりませんが、欧米では企業コンソーシアムに道路の建設、その後の管理、一定収益を上げた後は地元自治体に道路を譲渡するというBOT方式をとる場合があります。この管理期間も単に点検補修的な維持管理ではなく、交通渋滞はどの程度なら認められる、悪天候で道路封鎖をした場合でも一定時間で開通するなどの条件が付けられます。

そこで今回の大雪で英国の建設業者は大変というのが1月27日付けNCE誌が報じたLegal disputes over lost construction time increase after cold snapという記事です。

今回の大雪は英建設業界に約10億ポント相当゙の作業の遅れをもたらし、これに関連した紛争で大手法律事務所には建設請負業者からの問い合わせが曳きもきらずだと言うことです。記事は「悪天候は正当な理由にならず、これによる作業の遅れを正当化するのは難しいと警告を発している」とあります。

悪天候、請負業者には悩ましいことでしょう。作業員の衛生・保安上を考えれば、なるべく中止にしたい。もし事故が起きれば作業員や監督官庁と場合によっては長い法廷闘争が待っています。一方で完工日が決まっている場合、クライアントとどう交渉するのか?特に12月14日にお伝えしたハドソン川トンネル工事のように、完成日より1日早く工事が終われば1日5万ドルのインセンティブが支払われる。しかし1日遅れれば、やはり1日5万ドルの違約金を支払わなければならない。

記事も「契約に例外的な天候という条項があるが、予算がきつい社会状況でクライアントは例外的な天候を適用するのにそう簡単に納得しないだろう。一部のクライアントは大雪を工事遅延の口実に使う請け負い業者がでると予想しているだろう。この場合、悪天候の影響を証明する正確な記録が大変必要だ。これに加え常に請け負い業者・下請け業者と良い関係を築く、常識的な対応をして信頼関係を傷つけないのが法定闘争による莫大な弁護士費用を逃れる一番の方法」とあります。

この業界に詳しい人は作業量が3%から6%低くなることで、この悪天候は英国建設業界にとり4億ポンドから9億ポンドの損失となるだろうとしているそうです。
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by fukimison | 2010-01-28 15:10 | つれづれ  

英国、Earls Court取り壊しか

本日はこのブログのメインテーマの1つである景観です。

1月25日付けの英専門誌NCEはEarls Court faces demolitionとしてロンドンにあるアールズコート展示センターが経営不振から取り壊しの危機に直面していると伝えました。
アールズコート展示センターはアールデコの建物でロンドンのアイコンの1つ、それが取り壊しなのかということでアールズコートのサイトをみるとプレスリリースのセクションにThe future of Earls Court として説明がでていました。

株の50%を所有していたCapital & Counties 社が残りの50%も購入したが、将来についてはまだ何も決まっていないとあります。といいながらもロンドンの交通局や自治体といった隣接地のオーナーと話し合いを進めているし、隣接地をあわせると70エーカーに及ぶ土地をどのように利用するのが一番よいのオプションを検討中とあります。

70エーカーですか!85700坪、しかも隣接する駅は二つ、同じ区内にはロンドン随一の高級住宅地があります。

ENR誌は「開発業者のCapital and Counties(Capco)はこの12ヶ月のうちに70エーカーの開発申請を提出すると見られている。Capcoは8000軒の住宅を含む大規模な住宅主導型の再開発を目的としているが、最終決定はまだ行われいないとの声明を発表している。2012年のロンドンオリンピックにおいて、この会場はバレーボール会場となると目されていることから、作業は少なくとも2012年までは始まらないだろう」と報じています。

1月21日付けのBBCもLondon's Earls Court venue faces uncertain future としてこの件を報じています。
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by fukimison | 2010-01-26 11:48 | 景観  

不動産市場、中国と米国

週末、建設市場の活性化を目指し建築確認に要する日数を短くするという新聞発表が出ました。
手続きを簡単にすることで日数短縮を行うされていますが、それはちょっと違うなぁです。これについて書き出すときりが無いのでそこはおいておいて。

不動産市場が不景気なのはどこも同じ、唯一元気なのが中国と新興国といわれるインドやブラジル、ブラジルの不動産市場情報はなかなか出てこないのですが、中国については近いせいもありいろいろな情報がでます。実際、週末に出た会合で10人ちょっとの人数のうち2人が中国に通っており、中国不動産の話しがでたのですが、上海と吉林省、雲泥です。ということで少し中国の不動産の話題です。

まず昨年12月21日の人民日報はChina's housing bubble ranks second in Forbes top 10 financial bubblesとして米国のフォーブス誌が世界の金融バブルトップ10を発表し、中国の不動産が2位を占めたと報じています。フォーブスの元記事を探したのですが、なぜか出てきません。中国の不動産以外はなんだったのだろう?
これとは別にフォーブスは2009年12月28日にThe China Bubbleという記事を出しています。
なかなか興味深い記事です。

そして米国です。1月21日付けのENR誌はNo Recovery In Housing In Immediate Futureとして「1月19日から22日にかけラスベガスで住宅建設業者の最大の見本市が開かれた。しかし来場者は2006年に開催された国際建設業者見本市の時のそれの約半分だった」として、住宅業界の沈滞状況を伝えています。

相変わらず住宅産業は差し押さえ、失業、貸し渋りといった状態のままで、とくに差し押さえ手続き物件は2009年末に全国で3950万件であり、280万軒がdefault notices(米国では住宅ローンの未払いが3ヶ月続くとこのデフォルト通知が送られる、差し押さえの一歩手前状態:詳しくはこちらをどうぞ)、銀行の差し押さえ、競売といった状態にあるとした報告が出ています。このレポートによれば、2007年の120%増、2008年とは21%増だということです。
全住宅ローンの25%が市場価格が簿価を下回るという逆ザヤ状態にあり、差し押さえ率は2010年前半に増加すると見られているとあります。

それにしても2009年に全米の住宅の2.21%、(45軒に1軒)が少なくとも1回の差し押さえ処置を受けているというのは驚きです。2008年の1.84%、2007年の1.03%、そして2006年の0.58%増だそうです。

バブルと言われる中国、相変わらず低迷状態にある米国、不動産は厳しい。
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by fukimison | 2010-01-25 12:21 | 不動産  

韓国、ソウルにアジア最大のテーマパーク建設

ここのところ派手なニュースにかけているようなので、選んだのがお隣、韓国にユニバーサルスタジオが大テーマパークを建設するという話題です。

まず1月19日付けのKorea TimesはUniversal Studios Will Open Theme Park in Koreaとして伝えています。
記事は「米国の巨大映画企業、ユニバーサルスタジオは韓国のコンソーシアムとアジア最大のテーマパークをソウルの南西約60kmにあるHwaseongに建設することに合意した。この26億7000万ドルのプロジェクトはユニバーサルパーク&リゾート社と韓国のPOSCO E&C1やロッテグループからなる14の企業のコンソーシアムで行われる」

もともとは2007年5月に発表され2012年にオープン予定だったプロジェクトが世界的な金融危機により2年遅れての本格始動ということです。

開発業者は年間1500万人の来場を見込んでおり、いままである4カ所のテーマパーク(ロサンゼルス、オーランド、大阪、シンガポール・2010年1月末開場予定)よりも大規模なテーマパークとなると発表しているそうです。

1月20日付けのKHLもUniversal plans US$ 2.7 billion Korean theme parkとして報道しています。

こちらは業界紙だけあって、韓国側のコンソーシアムの一員、ロッテグループのLotte Asset Developmentが26.7%という最大のシェアを、これにPOSCOが24.4%で続いているとあります。
またPOSCO Engineering & Constructionが2011年に建設開始の予定であり、プロジェクト構成は4.3平方kmの敷地にテーマパークの他、ウォーターパークにリゾート、ゴルフコースにコンドミニアムで2014年の前半に開場予定だそうです。
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by fukimison | 2010-01-22 12:22 | プロジェクト  

World Future Energy Summit

本日は久しぶりに環境系の記事紹介です。

1月18日から21日までの4日間、UAEのアブダビでWorld Future Energy Summitが開催されています。産油国のUAEが代替エネルギーサミットを開催するというのも、なかなか意味深いことなのでご紹介です。

このサミット2008年に続いて2回目ですが、UAEは持続可能な未来のエネルギー源に向けてのプラットフォームと位置づけており、業界の指導者、投資家、科学者、専門家や政治家とり見本市のついたダボス会議みたいなものと言えばイメージしやすいでしょうか?

まず公式サイトを開くとアブダビの皇太子の名前を冠した大賞がトヨタへというコメントから始まります。

1月19日、Building誌もEnergy summit in Abu Dhabi kicks offとしてこのサミットについて記事を掲載しています。
やはり業界紙です、「英国、中国、ドイツ、デンマーク、ノルウェーそして韓国の企業が大勢参加し幅広い製品やサービスを提供している。シーメンスやBPといった巨大企業から名も知れぬ小企業までが参加し、その熱気は環境市場は次世代の担い手というキャッチフレーズを信じる気にさせるものだ」とあります。

なぜUAE,アブダビが代替エネルギー会議を主催するの?という素朴な疑問に対する答えはマスダール(アラビア語で源泉の意味)でしょう。マスダールはアブダビが建設中のカーボンニュートラル、廃棄物ゼロの都市で、マスダール計画のサーチワードで検索すると山ほど情報が出てきます。

マスダールに象徴されるようにアブダビ政府は同国を代替エネルギー、省エネルギー、環境技術大国とするため、このサミットを主催しているのです。

いろいろな報道がありますが、インフラをメインにするブログです、ここはGreen Buildingを中心に拾ってみました。
まず、Building誌は「多くの人々が今後の規制がヨーロッパのみならず、UAE、サウジ、イランやインドにおいてのグリーンビル市場をどのように変えていくかについて議論を行っていた。グリーンビルが標準になるには政策が「長期的で声高で、法的根拠がある」必要があると言われていることから、ここでの議論が将来同いう形で現れるか、注目に値するのでは?

太陽光発電関連の企業は160社超、スマートグリッド系、地域冷暖房系、廃棄物発電系、と確かに代替エネルギー、環境技術の大見本市です。
2011年は1月17日から19日だそうです。
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by fukimison | 2010-01-21 14:58  

英国で家を建てるということ

ハイチを襲った大地震から約1週間、各国の救助隊や援助物資が届き始め、救援活動が遅ればせながら軌道に乗り始めたようです。首都ポートプリンスに降り立った救援隊の第1号が中国だったというのはなかなか象徴的であるとともに、管制塔が倒壊した空港にどうやって降り立ったのか?
数人の米軍兵士が無線で旋回する飛行機に対し、管制業務を行っている映像がありましたが、あれはまだ続いているのでしょうか?

いろいろな人が支援を表明していますが、やはりダントツはジョージ・ソロスの400万ドル寄付でしょう。

暗いニュースが多い中、すこし建設的なことをと思い先日見つけたサイトのご紹介です。

英国ではコミュニティー・地方政府省(Communities and Local Government)が国土計画政策(national planning policy)を設定します。このCLGがイングランドとウェールズのプランニングシステムを説明するPlanning Potalというサイトを運営しており、その中にある住宅の3D説明ソフトがなかなか素晴しい出来なので、本日は記事ではなく、サイトの紹介としました。

まず住宅についてですが、このソフトウエアを立ち上げてみてください。屋根裏付の2階建て住宅建設時に関係するPlanning Permission とBuilding Regulationが詰まっている。しかもマウスを屋根に載せるクリックすると屋根とはこの範囲でと黄色のラインで範囲が示され、そして関係するPPとBRの説明が現れ、さらに詳しいことが知りたい場合に備え、learn moreで外部リンクへと導く。

現在の風潮にあわせ、風力発電、太陽光発電を設置する場合に関係するPP、BRに加え、Greener Homes(環境に配慮した住宅)の説明まで出てくる。
外側から見ただけでなく、左下にあるinsideをクリックすれば、建物内部の階段や照明、断熱材についてPP,BRが現れる。

しかもこのソフトは増改築版もあり、こういう場合はNG,この範囲ならOKといろいろなケースに加え、建材、保護を必要とする動植物についてまでの説明、しかも3Dで解りやすい。

この解りやすいというのがとても大切なことだと考えます。

解りにくいから間違うし、変なことになる。

無駄な労力を使わないためにも、こういったソフトの活用ぜひ日本でも、特に小学校の高学年あたりで遊び感覚で見せると家を建てるということ、それにまつわる都市計画、建築基準法、インフラとの係りの入門編になって良いかもしれないと思うのでした。
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by fukimison | 2010-01-19 12:07 | 景観  

香港、86億ドルの高速鉄道建設予算承認

暖冬という予想はどこへやら、寒い週末でした。
欧州では寒波で滑り止めの岩塩が引っ張りだこという日本とはちょっと違ったニュースが流れています。

久しぶりに環境系のニュースをと考えたのですが、でもインフラ、しかもアジア圏ということで1月16日にBloombergが流したHong Kong Accepts $8.6 Billion China Rail Link Budget をチョイス。

この記事は「香港政庁は中国の高速鉄道もと連絡する鉄道路線建設に向けたプロジェクト予算86億ドルを承認した」というものです。

財務委員会の議長Lau氏によれば、プロジェクト費用が高額なこと、建設により新界(New Territories)で立ち退きを余儀なくされる住宅が多数に上ることなどから、2回も審議が遅れたが、最終的に31対21で可決された。この鉄道プロジェクトは2015年までに香港を中国の鉄道網に組み込むもので、香港政府が掲げる経済活性を目的とした10のインフラプロジェクトの1つだそうです。

しかし高額な費用や立ち退き問題で、プロジェクトの審議が2回も遅れたとあるように、議会の外では1万人が抗議活動を行ったとあります。
これについては1月16日付けのEarthTimesもHong Kong approves multi-billion dollar rail link to Chinaとした記事で「約8000人がキロあたりの建設費が世界で最も高額となる鉄道プロジェクトに 反対し、プラカードを掲げシュプレヒコールを繰り返した」とあります。

その建設費ですがMRTが建設し、工費は1kmあたり25.7億香港ドル(1香港ドルは11.69円)だそうです。この高速鉄道は時速350kmで運行され、北京・香港間を8時間で結ぶとしています。

1月16日付けのAsian News NetworkのHong Kong rail link sparks protestsによれば、広州・深圳・香港連絡鉄道は将来は中国の高速鉄道網の一部となるもので、香港・広州間を現在の半分の48分で結ぶとあります。
反対派は27もの動議を提出し、審議を長引かせ時間切れに追い込もうとしたが、最終的に可決されたとあります。

反対派のコメントは適切な住民説明がなされていない、立ち退きが求められる用地が広すぎるなどであり、賛成派は調査やアセスメントに10年を費やしており、この建設で職場の創造、経済活性、観光誘致などが行えるとしています。

何故か、こういう大型プロジェクトに対する賛否の構図ですが、いつもどこも同じように見えます。
もっと別の形・手段で解決することはできないのかしらとつい思ってしまいます。
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by fukimison | 2010-01-18 12:13 | 公共財  

ムンバイ、アブダビ資本で都市開発

日本の新聞も報じていましたが、オバマ大統領の発表した「financial crisis responsibility fee」発想もすごいけど、名前がちょっとないですね。

といいながらも本日はブームに湧くインド・ムンバイとまだまだお金があるらしいアブダビのプロジェクトについてです。

1月15日付けのKhaleej TimesはADIH Begins Enabling Work on $400m Mumbai Projectとして、アブダビの投資機関Abu Dhabi Investment House(ADIH)がインド・ムンバイの郊外で、4億ドルを投じEntertainment Cityプロジェクトを開始したと報じています。

このプロジェクトは1月13日付のBuilding誌もWork begins on Mumbai's $400m entertainment cityとして伝えています。

Building誌は「1.62km平方の開発は一連のADIHの娯楽都市構想の一部を成すもので、インドでのプロジェクトはフィルムスタジオ、マルチメディアスタジオ、映画館に加え、商業施設、娯楽スペースを伴う住宅建設が計画されている」と報じています。
開発業者であり投資家のADIHは、ハリウッドならぬボリウッドと呼ばれているムンバイの開発目的は、「娯楽産業の中心地」に同市をすることだと述べています。

khaleej Timesの方がもう少し詳しく、「今回は第1期の工事がはじまっただけでこれの落札業者を発表した。インフラ整備(土木および道路整備)を行う2期工事は2月から開始の予定であり、造園や舗装に加え、電気、テレコミュニケーション、データーサービス、中央ガスネットワーク、 地域冷房などの残りのインフラ工事は改めて発表が予定されている。正式な起工式は来月を予定 」だそうです。

住宅は中ー高額物件が中心になり、ムンバイがインドの経済中心地であることから不動産としてまた投資物件として需要が高いことを見込んでいるとあります。

ADIHのサイトもIEC Commencement of Infrastructure work としてADIHの子会社であるIndia Entertainment City Companyがプロジェクトを開始したことを伝えています。
このリリースによれば、IECによる複合開発はカタールのドーハが第1号でムンバイのプロジェクトは2件目だということです。

この記事を読むと産油国やインドはまだまだ伸びしろがあるように感じます。。。。。
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by fukimison | 2010-01-15 12:45 | プロジェクト  

中国、チベットに世界最高の空港建設

このチベットでの空港建設については日本でも報道がされていますし、それよりカリフォルニア州の一般財源債の格付けをS&PがA-に引き下げ、(California’s Credit Cut by S&P Amid Budget Deficit :同州の財政赤字は200億ドルにのぼる!)がもたらす加州インフラへの影響や、ハイチの地震情報かと思いましたが、でも建設的視点でチベットの空港建設をチョイスです。

11月13日付けのNCE誌はChina to build world's highest airportとして、KHL誌も同様にChina to build world's highest airport として報じています。

KHL誌は「中国政府はチベットに世界で最も高地にある空港を建設すると発表したと新華社は伝えた。Naggu Dagring空港は高度4436mにあり、やはりチベットにあり現在の記録保持者であるBamda空港より102m高い。NagguはQinghai-Tibet高原の中央にあり、チベットの首都ラサから約300kmの地点に位置する。チベットで6番目の空港であり、2014年に完成した暁にチベット6州にそれぞれ空港が設置されることになる」と伝えています。

建設は2011年に始まり、工期は3年、気になる建設費は2億6300万ドルが予定されているとあります。2008年に中国は、2020年までに97の空港を新設することで全人口の80%が90分の移動時間で空港に達せるようになるだろうと発表しています。(インフラの維持管理費に悩む先進国からみれば、そこまでする必要はないでしょうと言いたくなります)

関係団体の代表がいろいろとコメントしていますが「China civil aviation administrationのチベット地域代表は発展における次の目的はチベットから南アジア諸国への直行便ルートの開設だ」とあるあたりが、なんとも言えない感じです。
中国が4年前に青蔵鉄道を完成させたことで、チベットは格段に近い存在になりました。中国政府はさらに6路線をチベットに建設中です。これはチベットの豊富な地下資源へのアクセスも視野に入れたものと想像。

KHL誌は「批判勢力はこれらの開発はチベットの文化と環境を破壊するものだ」としているとあります。

ここで面白いのはKHL誌がファクトを中心に伝えているのに比してNCE誌は「この計画は長い間孤立していたヒマラヤ地方に経済発展と生活水準の向上をもたらすという北京政府の政策の一部だ」との前提を示した上で、「批判的な人々はこのペースで開発が進むと同地方の繊細なエコシステムが破壊されると懸念を表明している。さらに漢民族のチベット移住が増大することで、チベットの仏教文化や伝統的な生活が阻害ことを憂慮している。」とありさらにチベットは中国の一部であるとする中国政府の方針といやいや13世紀から我々は独立国家だとするチベットの意見が併記されています。

どちらにしろ空港は建設されるのでしょうし、中国は南アジアと接近しチベットの地下資源を確保するのだろうなぁ。
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by fukimison | 2010-01-14 12:18 | プロジェクト