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ブログ納め

本来なら28日の御用納めと一緒に年末年始休暇にしようと思っていたのですが、いろいろと突発事故があり、1日早めにお休みを頂戴することにいたしました。

欧・米の大寒波による交通機関の問題、リーマンショックに端を発した大型プロジェクトへの逆風、いろいろありますが、ちょっと目が離せないのは英の予算削減と連動した地方分権、地域主義の行方でしょう。

大きい政府が良いのか?小さい政府が良いのか?
民間に権限を委譲し、市場原理に任せるのが本当に良いのか?
最低限のセーフティーネットはどうなるのか?

個人的には単体規定のように人命にかかわる耐震・防火は行政が決め、景観・コミュニティーへのかかわりとなる集団規定は基礎自治体・地域住民・事業者といった各ステークホルダーの協議により決定するといった分け方が良いと考えます。

今後100年間で明治時代後半の水準に戻っていくといわれる日本の総人口。
外交や経済といった単体で見るのでなく、それに対応するインフラもきちんと選別する必要がでるのは明らかでしょう。

このお休みはゆっくりとそんなこんなを考える時間にしたいものです。

皆様、良いお年をお迎えください。
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by fukimison | 2010-12-27 10:31 | つれづれ  

ちょっと番外編

さすがにクリスマス・イブにインフラでもないでしょう、ということで、恒例のNorad Santa Traksです。
今はフィジーだそうで、いいなぁ。

先頭を行トナカイ、ルドルフの鼻から赤外線信号が出ているとは知らなかった。


そしてもうひとつ

インフレ、それともデフレ」というYouTube上にあがっているカントリー・ウェスタン

一部日本人としては微妙な歌詞ではありますが、面白い。
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by fukimison | 2010-12-24 20:43 | つれづれ  

不動産からみたあちらとこちら

暮れも押し迫ってきたものの、年々切迫感が薄くなっているように感じます。子供の頃はお正月が楽しみだったのに、このごろでは昨日の続きの今日といったふうで改まり感が薄いのはこれいかに?

しかし欧州・北米を見ると、北極からの寒気団で大寒波、クリスマスシーズンは交通機関大混乱で、そのあたりはなぜか年の瀬ぽい気がします。そして「フランクフルト空港では20日出発予定の1,325便のうち、独国内線を含む欧州便を中心に全体の約5分の1がキャンセルされた。また、19日には遅延に対し怒った乗客が警察と衝突する騒ぎもあったという。」などとあり、あのドイツで乗客と警官が衝突する?よほどの混乱なのだろう、しかし悪天候で交通混乱だけでそこまで騒ぎになるのは、よほど世情が荒れているのではと不況の影響を考えてしまいます。

そういえば、スペインの不動産広告で1軒買うともう1軒農場(17万ユーロです)が付いてくるというのがあり、おもわず詳細情報をクリック。スペインの不動産バブル崩壊と不況はよほどなんでしょうね。失業率を探したところ、7月末で20.09%とありました。

一方で12月15日付けWSJの記事Where Do All the Ultra-Rich Live?.は「コネチカットのヘッジファンド、アリゾナの建設請負業者、コロラドの住宅ローンブローカーまで、一層金持ちになっているようだ」という居住地域=業界のステロタイプさで笑ってしまいました。

それはともかく「調査会社Wealth-Xの最新報告書は3000万ドルほどの投資可能資産を持つ米在住の人々の半数以上がカリフォルニア、ニューヨーク、テキサス、フロリダ、およびイリノイの5州に住んでいることを示している。また、うちの3分の1がニューヨークとカリフォルニア在住だ」とあります。

驚くほどのことはない数字ですし、昔から言われていたことが数字で示されているだけと思いますが、記事にもあるように、半数の超富豪は目立たない州に住んでいることを意味しています。

「アラスカ、デラウェア、ノースダコタおよびメインを除き、全ての州に少なくとも3000万ドルかそれ以上の資産をもつ人々が少なくとも100人は住んでいることになる」

なるほどと思いながら、もう少し詳しく分析できないものかとおもっていたら、皆そう思うのか12月20日のWSJに続きが出ました。The 10 Top-Earning Counties in America.

それがこちらです。

Falls Church city, Va. — $113,313
Loudoun County, Va. — $112,021
Fairfax County, Va. — $104,259
Hunterdon County, N.J. — $102,500
Howard County, Md. — $101,003
Los Alamos County, N.M. — $100,423
Douglas County, Colo. — $99,522
Morris County, N.J. — $96,316
Somerset County, N.J. — $96,233
Fairfax City, Va. — $96,232

ワシントンD.C.郊外のバージニア州とメリーランド州からあわせて5都市、ニューヨークの隣のNJから3都市という結果です。

ワシントンへ通勤する世帯が住んでいる地域が半分を占めるということは、政府系・研究所・シンクタンク系であり、高学歴・高収入世帯は一致ということでしょうか?
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by fukimison | 2010-12-22 11:21 | つれづれ  

1WTC 建設ちゃくちゃくと

今まで一度もとりあげたことがなかったのがWTCというかフリーダムタワープロジェクトについてのいろいろ。

本日は半分の52階までに達したということで、取り上げてみました。

12月16日付けWSJ紙は1 WTC, aka Freedom Tower, reaches halfway mark としてこのニュースを取り上げています。

記事は「鉄骨構造はフリーダムタワーとして知られている1WTCの半分までに達した。何年も開発は膠着した後、この木曜日タワーの鉄骨は地上600フィード、52階に達した。タワーは104階建て、その上に建設される数百フィートのアンテナ部分を加えると1776フィート(541m)の高さとなる予定で、国内最高の地位を獲得するものだ」で始まります。

1WTCなのかFreedom Towerなのか、名称はいまだ定かではなく、Lower Manhattan Construction Command Centerのサイトを見ても1 World Trade Center (Freedom Tower)と記されています。

WTCの地主さん(もともとは港湾埋立地)の港湾局が建設するもので、1WTCの工費は31億ドル、WTCの北西部で工事は進んでいます。

延べ床面積は260万平方フィート、オフィス、レストラン、小売店、そしてNJとを結ぶPATHや地下鉄とのアクセス、2013年の第4四半期にオープン予定とあります。

KHLの記事によれば他のビルの建設工事も順調だそうです。

2 World Trade Centerは今までに3200ヤードのコンクリートが注入され、3000psiの土砂のうち1000ヤードが敷かれ、岩盤掘削作業はあとわずか、東と西にクレーンの土台が設置されている。

3 World Trade Centerは1000ヤードを超えるコンクリートが注入され、岩盤掘削はあと2週間ほどで完了する(現在は95%)

4 World Trade Centerは鉄骨組み上げとコンクリートは現在9階まで終了、

Memorial and Museumは鉄骨組み上げはほぼ終了、整地および植栽は2011年まで続く、50本を越える樹木が植樹され、2010年末までにあと80本が植樹される予定。追悼の池と滝は仕上げ段階だそうです。

そういえば槙先生がAIAの金メダルを受賞されたとか、めでたいです。
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by fukimison | 2010-12-21 12:00 | プロジェクト  

ベルギーの沖合い発電

久しぶりに欧州風力発電事情をお伝えします。

ベルギー C-Power  風力発電といったキーワードで検索すると山ほど資料が出てきますが、おそらくNEDOが2004年に発表した北海にベルギー初の洋上風力発電建設計画を決定がおおもととなるものでしょう。これで住民の訴えを受けベルギー最高行政裁判所が出した海上風力発電施設開発の停止命令をさらに北海担当相が覆し、同国初の洋上風力発電所が建設される運びになったことが解ります。

この記事に「C-Power の計画では、Thorntonbank に3.6MW の風力発電機60 基が設置され、30
万世帯の消費を賄える電力が生産されることになる」とあるように、現在ネット上にあるC-Powerのサイトを見ると当初計画はすすみ、5MWのタービンが60基設置され、総発電量300MWとあります。

そして第2期、第3期がニュースとなっています。
12月15日付けOffshore Wind BizはC-Power Secures Funding for Belgium Offshore Wind Farmとして「EDF、RWE、およびベルギーの株主によるJVのC-Power社はベルギー海岸沖のプロジェクトに対する資金調達(10億ユーロ:8億5000万ポンド)を確実なものとした。このうち4億5000万ユーロは欧州投資銀行からの出資だ。

この件は12月17日付けのProject FinanceもC-Power II & III: Moving offshore terms forward として伝えています。

「11月25日、C-PowerはThornton Bankに建設する沖合い風力発電所の第2期、および第3基の資金調達を終了した。建設期3年を含む18年満期の10億700万ユーロ(13億5000万ドル)債券パッケージは沖合い風力発電セクターで締結されたものとしては最長となる。」

この資金は2011年から2013年にかけて建設される第2期および第3期の北海沖合い30kmの地点の風力発電ファーム計325MWの建設費用となる。

出資に応じた銀行名をみていると欧州の大手7行の名前が並んでいます。第2期、3期ということで、工事の進捗や送電、売電のシステムが出来上がっている、風力発電の機材の開発もすすんでおり、読みやすい投資となっているのでしょうね。
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by fukimison | 2010-12-20 12:44  

不動産情報いろいろ

風邪・発熱、ダウンで2日ほど開いてしまいました。

そして本日はこのところカバーしきれなかった不動産情報を取りまとめてお知らせします。

Global Proprety Guideによれば、2010年第3四半期のウィーンの住宅用不動産価格指標は前年比9.9%の上昇で、これは1992年以来の上げ幅だそうです。(なぜ、オーストリアの住宅不動産価格が上昇するのか?パリやロンドンに比べ、のんびりしたコンパクトシティであることは確かですし、治安もまあまあ安定している、でもそれ以外のファクターは?)

記事によればウィーン以外のオーストリア各地の不動産価格は停滞とあります。その違いはどこにあるかといえば、ウィーンの住宅用不動産のほぼ70%が機関投資家、銀行および企業によって所有されているからだそうです。そしてGDPの伸びも僅かであることから(失業率も改善しているものの、期待されるほどの数値ではない)、より安全に投資先として不動産が選ばれているだろうという説明です。

しかしギリシア、アイルランド、そしてスペインの様子を考えると、ユーロ自体(EU)が不安定な気がしますが、そういっていたら始まらないということなんでしょうね。

スリランカの不動産レポートをみると、政情が安定化するにつれ、不動産価格が上昇しているとあります。

記事は「スリランカに公的な住宅価格データは存在しないが、開発業者および住宅バイヤーは近年不動産価格は二桁で上昇していると断言した」とあります。

30年にわたる内戦が終結したとなれば、投資も入るでしょうし、住民も住宅建設に眼が向くことでしょう。
流通市場におけるアパートの価格はこの3-4年で100%超の上昇を見たと地元不動産アナリストの言がありますが、これは逆に上がりすぎで大丈夫?といいたくなります。

Sli Lanka Proper Webによれば、住宅の平均売買価格は123,026ドル、アパートのそれは112,342ドル、土地の平均価格は1平方メートルあたり183ドル、または1パーチ(25.29平方メートル)あたり4620ドル
だそうです。

スリランカ、良いかもしれません。
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by fukimison | 2010-12-17 12:41 | 不動産  

相変わらずのドバイ

本日の朝刊、アルジェリアの高速道路建設で日本のゼネコンに1000億円の未払い金があることなどが伝えられていました。ドバイの地下鉄プロジェクトの未払い代金というのもありましたが、最近さっぱり報道が出ません。落札したものの、相次ぐ設計変更や工事を始めてみて軟弱地盤や地質状態の悪さが露呈、結果費用が嵩み工期も遅れる、契約条項をめぐりクライアントとの訴訟合戦というのがパターンのようです。

そこで本日は12月12日付けのArabian Businessが伝えたIstithmar sells stake in Cape Town project を中心にお伝えします。

記事は「負債に悩むコングロマリット、Dubai Worldの投資機関であるIstithmar Worldは15億ドル超の価値がある南アフリカのビクトリアおよびアルフレッドのウォーターフロント不動産開発の持分を売却したとの
報道がなされた。Mail & Guardianによれば、ケープタウン・プロジェクト(Istithmar社が37.5%を所有)は南アの企業コンソーシアムに14億6000万ドルで売却された」と伝えています。

このウォーターフロント開発は英国を本拠とするLondon and Regional Properties社とIstithmar World社にによる10億ドルの共同計画の一部だそうです。同社のポートフォリオには米の高級小売チェーンのバーニーズニューヨーク、カナダを本拠とするCirque du Soleil、ニューヨークのマンダリンオリエンタルホテルがあると記されています。

名前からすると素晴しい資産のように見えますが、高級ホテルや小売店は長引く不況との体力レースに疲れ始めたといったところでしょうか?

記事は「先月、ドバイはほぼ250億ドルの負債の再編の一環として、政府が所有する企業の一部を売却することを検討中であると発表した」で終わっています。

Dubai Worldの関連記事を見ていると12月1日付けでDubai Holding unit delays $555m loan for third time という記事があり、「コングロマリットのDubai Holdingsの本体は11月30日が期限であった5億5500万ドルのローンを12月30日に延長した。これはDubai Holdingsの赤字を生む不動産企業であるDubai HOlding Commercial Operations Gourpによる3度目の延期だ」とあるあたり、泥沼状態が見えるような気がします。
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by fukimison | 2010-12-14 13:49 | つれづれ  

ウラジオストックの斜張橋

極東地域では尖閣や北朝鮮による延坪島攻撃でしたし、広い意味で言えば、世界中で協口的な戦争がいつおきてもおかしくないのが2010年だったように思います。

そんな時勢に本日は初めて極東ロシアのインフラ情報をお伝えします。

12月6日付けVincci社はThe world's longest cable-stayed bridge span to be created in Vladivostok by Freyssinetというプレスリリースを発表しました。

リリース文は「Vincci社の子会社であるFreyssinet社はロシア、ウラジオストックのルースキー島に建設中の斜張橋建設プロジェクトにおいて設計、製造、ケーブル設置の契約を獲得したと」と伝えています。

この橋梁プロジェクトは東ボスポラス海峡を跨ぎウラジオストックとルースキー島を結ぶ全長1872mの斜張橋を建設するもので、斜張橋として世界最長の径間(1104m)を持つものとなる計画です。

この建設に参加しているSK MOSTのサイトを見るとBridge Crossing to the Russky Island Across the Eastern Bosporus Strait in Vladivostokとしてプロジェクト紹介がされており、なかなか美しい斜張橋のイメージに加え詳しい構造説明が載せられています。

また12月6日付けの記事は2012年にウラジオストックで開催されるAPECに向け建設中のRussky島連絡橋の取材にNHKの記者が訪れたことや、在ウラジオストック米国領事館の総領事が見学に来たことを伝えています。

斜張橋ということから、最も長いケーブルが約580m、タワーの高さは321m、4車線と大規模プロジェクトであり、Freyssinet社がケーブルを張る作業は2011年の5月11月にかけて実施される(ウラジオストックですから、冬にケーブル作業は難しいでしょう)そうです。

しかし、プロジェクト費用がでてこないのは、なぜ?
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by fukimison | 2010-12-13 12:31  

世界の超高層ビル

南米を襲った豪雨によりパナマ運河が閉鎖されたというニュースが流れています。南米は大丈夫でしょうか?

12月6日付けBuildingDesign誌にChina - the new home of the skyscraperという記事があり、超高層、スカイスクレーパーといえばアメリカが中国に取って代わられたのか、時代を反映するナァと思い、読み進めると、、、

「上海は超高層ビルのメッカであり、世界の超高層ビル上位15棟のうち6棟は同地にあり2014年に完成予定のGeneslerによる121階建てShanghai Towerが完成の暁に、さらに花を添えるものとなろう」とあり、加えてGenesler社のコメントは「今後10年から15年の間中国は同社にとり巨大市場となろう」というものでした。

不動産バブルといわれている中国です。大丈夫か?

そうしたら今年の3月に第4回Ultra High-rise Building Summit 2011が上海で開催されていたのですね。

「超高層ビルは観光ホテル産業の発展に加え、経済発展、交通建設促進において積極的な役割を果たすことは疑いようもない。したがって来るべき都市建設クライマックスの新ラウンドにおいて、多くの発展途上にある都市が経済発展促進のため新しいランドマークとして超高層ビルを建設し始めている。」とあり、バブル期の日本を思い出させます。

参加国を見ると米、欧州、中東、韓国、香港、台湾、中国とあり、討議事項は新規超高層ビルプロジェクト、最新デザインコンセプト、最新の建設技術や機器そして素材とあります。

Building Design誌に超高層ビルの建設計画がある国としてインド、ブラジル、サウジアラビア、そしてインドネシアがあがっており、なるほど超高層サミットの言う、発展途上にある都市のランドマークプロジェクト理論を裏付けるものでしょう。

しかし参加国のリストにある欧米、おそらく韓国は、技術売り込みのお商売モードでの参加では?
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by fukimison | 2010-12-10 14:43 | 動向  

英連立政権の動き

この半年ほどの英連立政府の動きを見ると、地方分権を強力に推し進めているようです。

連立政権発足後の5月に発表された連立政権: 新政権政策プログラム(The Coalition: our programme for government)」の冒頭に
「政府は、今こそが、中央政府から国民へ、根本的な権限の委譲が行われるべき時であると考える。我々は、地方分権を推進し、民主主義の理念に沿って、国民の行政への参加を促進する。我々は、地方自治体、地域コミュニティ、近隣社会、そして住民に新たな権限を委譲することにより、トップダウン式行政の時代に幕を引く考えである」と記しています。

さらにこの中にある「コミュニティ・地方自治」の項をみると
「地域空間戦略(Regional Spatial Strategies)」の策定を取り止め、住宅及び都市計画に関する決定権を、地域開発公社(RDAs)から地方自治体へ戻す。
(地域空間戦略とは地域開発公社が所轄地域における開発計画の長期的展望・指針を示すことを目的として策定する文書)

「インフラ施設建築申請検討委員会(Infrastructure Planning Commission)」を廃止し、大規模施設の建築申請の承認・却下については、議会が監督を行うものとする。また、全国で統一の簡素化した建築許可申請制度枠組みを策定する。
(インフラ施設建築申請検討委員会とは「2008年都市計画法(Planning Act 2008)」の規定により大規模施設の建築申請の審査及び承認・不承認の決定を行う目的で2009年10月1日に設置された独立の委員会。メンバーは中央政府が任命するが、政府の意向に左右されず独自に決定を下すことができる。)

の2項が眼を曳きます。

詳しくはjlgcのこちらをご覧ください。

また5月のクイーンズ・スピーチで読み上げられた22の政府法案リストの中に地方自治および地方分権に関するものは5つありその中で

「地方分権・地域主義法案(Decentralism and Localism Bill)」 : 地方自治体に対し、法令で禁止されていない如何なる行動をも行うことができる法的権限として「包括的権限」を付与する。都市計画、住宅に関する決定権を地域開発公社から地方自治体へ戻す。

「公的組織法案(Public Bodies Bill)」 : 複数の外郭団体を廃止すると共に、外郭団体の権限を制限する。

というのがあり、これがcabeの予算削減が実施され、職員の人員削減(150人ほどカット)につながったものと思われます。

そして11月19日付けのPlanning ResourceはGreg Clark大臣のスピーチをLocalism Bill "imminent"と題する記事出伝えています。

記事によれば「大型開発が計画された場合、計画申請を提出する前に開発業者は地元住民と協議を行わなければならないとする法律を施行する計画だ」と述べたということです。

そして12月1日のTelegraph紙のGreg Clark: residents given power to block supermarkets and housing developments
によれば、「今までの建設許可制度を緩和し、個人住宅の増改築は建設許可無しで実施できるようにするものの、新規住宅開発、学校や公的建築物の建設提案に関し住民が承認まはた拒否権を持つようになる」という、集団規定・単体規定でがんじがらめの日本人にとって、ここまでいくかぁという羨ましい報道がでています。

しかし、地方分権、地方自治は言葉は美しいものの、有権者と公務員がそれぞれきちんとしていないと、なかなか難しいし、多数決の民主主義の問題点が出てきそうな気もします。

しかし、英国のとりあえずやってみて、ダメならまた考えようという姿勢はスキだナァ。
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by fukimison | 2010-12-09 21:04