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災害について

のんびりインフラについての個人的な感想を書いてい良いのだろうかと思う今日この頃

そんななか、3月18日のThe News Gateway to Viet NumにVietnam to continue nuclear project amid crisisという記事を発見。

記事は「日本の福島原発危機について懸念が高まる中、ベトナム政府高官は2014年に原子力発電所を建設する計画を続行する予定だ」と述べたで始まります。

お節介ですが、「やめといたら」と言いたくなる。

これは福島原発の有様を見ていて思うことに加え、2011年3月29日に保険大手のSwiss Re社が出したリリース文に「2010年、自然大災害と人災による経済損失は2180億ドルであり、保険会社にとり430億ドルの費用となった。これは2009年の3倍にあたり、これらにより約304000人が死亡し、1976年以来もっとも高い数字となった」とあります。

また「少なくとも10億ドルの保険損失となった災害で目立つのが地震、1位、2月にチリで発生した地震(80億ドル)、2位、9月のニュージーランド・クライストチャーチの地震(44億ドル)だ。3位は欧州西部で発生した冬の嵐(28億ドル)」

このリストにBPによるメキシコ湾原油流出事故もありますが、10億ドルで地震災害に比べればそれほどでもと感じてしまう。「アジア圏の被害は約750億ドルで最も痛めつけられた地域と言えよう。パキスタンおよび中国の数ヶ所は夏に激しい豪雨による洪水に見舞われた」とあり、十重二十重に信頼の置ける設計にしてあっても、その想定が過去からの算出である限り、ベトナムの原発に懸念を覚えます。

これに加えて、2011年3月30日付けWashington PostがDisasters cause profits at insurance market Lloyds of London to fall 43 percent in 2010という記事をだしていることから、保険の引き受け手もなかなかだと思います。

「ロイズ社は2009年の税引き前利益39億ポンドに比して2010年は22億ポンドに下落した。その原因はチリ・ニュージーランドの地震、BPの石油流出事故だ」とあります。

へんにちぢこまる必要はないけど、でも、コントロールできる範囲にとどめておきたいものです。
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by fukimison | 2011-03-31 16:28 | つれづれ  

欧州の風力発電状況

福島原発のことでなんとも言えない落ち着かない気分の日を過ごしています。
原発と切り離さないと東北の再生・復興は進みそうもない、でも原発がどのような影響を与えるかで復興の範囲や構造は変わる、堂々巡りをしているうちに時間ばかりいたずらに進むと感じています。

しかし過疎・高齢化の進む東北3県が元の規模で都市再生を果たすのは難しいでしょう。ピンチをチャンスにコンパクトシティー化を進める、地産地消型のエネルギーと生活、世界で最も進んだ持続可能な都市・社会にする。クリチバなんてぜーんぜん、おくれてるーぐらいの気概で、でないと。

そこで本日は欧風の風力発電記事をまとめてお知らせします。

2011年3月29日付けRenewable Energy FocusはScottish plan for 5 GW of offshore windとして「スコットランド政府は2020年までに少なくともスコットランドの海域6カ所で計5GWの沖合い風力発電を開発する計画を発表した」と報じています。

地方行政・環境大臣は「スコットランド政府は沖合い風力発電セクターの発展的であり持続可能な開発に注力しており、これは2020年までにスコットランド経済に70億ポンド超、28000の直接雇用を創造するものだと確信している」と述べた。さらに「スコットランドには風力、波力、潮力合わせて206GWの発電能力があると見積もられており、これは全英国の約40%に相当する。この3分の1を利用するだけで、2050年までに140億ポンドの売電が行えるだろう」

2011年3月29日付けRenewable Energy FocusのDanish pension group invests in offshore wind farmでは「PensionDanmark および PKAはDONG Energyから60億デンマーククローネでAnholt沖合い風力発電ファームの50%を購入」と伝えています。

翻って考えるに、東北復興本部を盛岡あたりに設置して東北全体で持続可能化を進めるんでしょうねぇ。
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by fukimison | 2011-03-30 14:34  

こんな風な影響も

原発+津波災害に気を取られているうち、リビアへの介入に加え、昨日ちょっとお伝えしたポルトガルの不安はS&Pがポルトガル国債の格付けを下げたというニュースになって出ました。

ついでに3月24日付けBBCのJapanese imported vegetables in Singapore 'radioactive'によれば、シンガポールは日本からの輸出青果のサンプル4品から微量の放射線を検出、現在日本(茨城・栃木・福島・群馬・千葉)からの輸入規制をしているのは米国、カナダ、オーストラリア、香港、シンガポール

Atomic Energy Agency, the World Health Organization そして the Food and Agriculture Organizationの3機関は「日本は必要な措置を取っている」と声明を発表とありますが、さて、過去に何か問題が発生したとき、その食品だけでなくその国の生産物全部を疑いの目で見て買わなかったことを思うと、同じ消費行動をとることは否定できないでしょう。

それはさておき、改めて欧州の通過不安が起きると、インフラプロジェクトや住宅もなかなか進まなくなるでしょうねぇ。東京に住んでいるとインフラにしろ、なんにしろ過剰だ、この過剰な便利さが自分の首を絞めているとつくづく思うのですが、発展途上国においてはもっと上手な方法でインフラや安全な都市環境の整備が必要でしょう。

そこで本日は影響ということで2011年3月24日付けBuildingOnlineに掲載されたA quarter of staff face axe at Zaha Hadidをお伝えします。

リビアやエジプトの暴動により作業が中止されたため、350名の4分の1を解雇しなければならないだろうとりザッハ・ハディッド建築事務所は認めた。同事務所はロンドンオフィスのスタッフ95名の仕事がなくなるかもしれないと話した。

同事務所によれば、リビアの首都トリポリ郊外にイタリアのゼネコンImpregiloが落札した会議場(2億8500万ユーロ・2013年完成予定)の作業にかかっていたが、このプロジェクトが延期になっているし、2009年に受けたカイロ・エクスポシティ計画(首都カイロと空港の途中にある450,000平方M)も5月まで調査の対象と成っている。しかしカイロのStone Park地域にあるStone Towers計画(550,000平方Mの複合利用ビル)は影響を受けてないとあります。

リーマンショックの時も大手事務所は大胆な余剰人員削減をしましたが、今回も似たような風が吹くかもしれませんね。
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by fukimison | 2011-03-25 11:06 | つれづれ  

中国、インドの超高層ビル

ここのところ福島原発のことが頭から離れず、ついエネルギー問題を扱った記事に眼が行きます。
今後の復興都市計画を考えた場合、これは東北圏だけでなく、日本全体、考え方によっては世界全体にかかわることだと思います。

そして原発、津波に関心が向いているうちに世界ではポルトガル首相が予算案を否決された後、退任という記事が2011年3月23日付けBBCで流れており、EUも一難去ってまた一難です。

本日はこうなると自虐ネタともいえる、エネルギー大量消費、高額維持管理費、採算は?の超高層ビルプロジェクトについての記事を紹介します。

まず中国のKingkey Finance Towerから。
2011年3月4日付けDezeenは「Farrellsによる深圳のthe Kingkey Finance Tower が完成」と伝えています。英国の建築家が設計したビルで最も高いもので、100階、441mだそうです。

2011年2月10日付けKHLのTallest tower ever designed by UK architect nears completionによれば、世界で8番目に高いビルだそうです。このタワーは417000m2の複合開発の一部で、タワーの1-6層は商店、その上に210,000m2のホテル、17層、173,000m2のオフィススペースで構成されているそうです。

もう一つ、インドの超高層ビル計画の紹介です。
2011年2月7日付けKHLはIndia's tallest tower receives go-aheadとして、アブダビを本拠とするArabian Construction CompanyとインドのSimplex Infrastructuresはインドで最も高いビルとなるWorld One in Mumbai(117階)の建設契約を勝ち取ったと伝えています。

完成予定は2015年で高さ442mとなり、高さ305mのところに空中庭園や展望ラウンジを持つ世界で2番目に高い住宅用タワーとなるそうです。設計はNYのPei Cobb Freed and Partners。プロジェクト費用は4億3400万ドル、グリーンビル協会からLEEDのGold Certified に合致するタワーとなるそうです。

このタワーに関するSimplexのリリース文

LEEDのGoldであっても、敷地面積17エーカーで高さが442mだとエネルギー大量消費ビルであることは確かです。ムンバイに地震は起こらないのかしらと思い調べたところ、ムンバイ領事館の安全の手引きに(3) 「地震の発生(平成5年9月)
マハーラーシュトラ州ソラプール市東方約100kmで、マグニチュード6.8の地震が発生し、数千人の住民が死亡するとともに多くの家屋が倒壊。幸いムンバイには大きな被害はなかったものの、インドにおいても大規模な地震が起こりうる証であり、普段から十分な心構えが必要である。」とありました。

さてさて、羹に懲りて膾を吹くなのか、転ばぬ先の杖なのか、
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by fukimison | 2011-03-24 11:07 | プロジェクト  

世界の再生可能エネルギー事情

今回の地震+津波+原発問題を元に、日本の電力事情が抱える問題点が一般の方にもはっきりと見えるようになってきました。大都市に集中することで効率化は進むけど、東京のために福島原発が存在し、ラッシュアワー時の山手線の運行のために信濃川は消費されてゆく。

首都機能の分散、エネルギーや人口問題だけでなく、もし、東京直下型地震が起きたら、東南海地震が起きたら、ある程度の機能分散の必要性が実感されたように感じます。

エネルギー面から考えると、浜岡をはじめ段階的に再生可能エネルギーへ移行してゆく、そしてエネルギーのも地産地消へ、小型の発電所による分散・連携でしょう。波力・潮力・地熱もありますが、技術的にまだペイするほどではないようなので、風力か太陽光、

沖合い風力発電ファーム、太陽光ファーム、でしょう。デンマークの沖合い風力発電の建設費は7000人が購入した市民起債50%と行政50%で賄われており、現状を考えると、房総沖合い風力発電ファーム建設に向けた市民債といえば、利率が普通預金であっても買う人は多いと感じます。

そんなことで3月16日付けGuardianの記事Nuclear risks and the renewable alternativesをお知らせします。

原発反対運動、いままでは原子炉だったのが冷却プールの攻撃の方が恐ろしいというのが認識された。原発はイヤというのは解るが、自然エネルギーは幻想という説もある。しかしドイツの風力発電総量は英国の全原発の総発電量以上。さらに2009年だけでドイツは原子炉4基分の太陽光発電システムを設置とあります。

またclimate progressはGerman solar output hit 10.6 GW peak Sundayという記事を掲載しています。

冬の長い、太陽の出ている時間の短いドイツで太陽光発電、しかもピーク時に10.6ギガワット、1GW=1000MW=1,000,000kw

原発1基分の出力を超えてます。

いけるかもしれない。
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by fukimison | 2011-03-23 12:04  

CABEの新名称

まだまだ福島原発は予断を許さないし、被災地では救援・支援が続けられています。周囲の情報を総合すると、どちらもなかなかクリティカル。原発は気をもむぐらいしかできないけど、被災地支援はと思いますが、現地は阪神淡路からのベテランもちょっとやそっとじゃ手が出せない、遺体の搬送ができるぐらいの根性がないとということで、キモチだけの素人が足手まといになるより、義援金を送るのが良さそう。

こんな時に必要なインフラ・都市計画談義はなにかなぁと思うのですが、1つは仮設より本設で、田老町の例を見て、自然は人より強大であり、想像を絶するものだと肝に銘じ、スーパー堤防ではなく、避難に重点を置く、3、住宅は高台、海岸に漁具などの倉庫で通勤する、しかし基本は個人の納得、4、所有権の制限を行わないと難しいでしょうけど、遊水地、浸水地を広くとり、水の入ることを前提とした場所を確保

で、本日の話題ですが、3月21日付けBD OnlineにCabe could become 'DeCabe'という記事がでました。

内容はCABEのボスと合併先のDesign Councilのボスが名称について綱引きをしているというもので、「先週ロンドンで開催されたThe Future of Design Review(主催:New London Architecture(NLA)のセミナーでDesign CouncilのDavid Kester 氏は新しい機関はDesign Council Cabeという名称で政府およびCharity Commissionが承認したと述べた」そうです。

NLA会長談話として「新規発足する法人とこの種のサービスを提供したいとする首都周辺の各種団体とデザインレビューのトレーニングをする契約を結ぶ計画だ」と伝え、この各種団体には地方自治体やPrince’s Foundation for the Built Environmentといった関係諸団体が含まれるとあります。

最後に3月21日付けBBCのもので、Japan rebuild could take five years, World Bank says は「世銀は被害総額2350億ドルで復興に5年を要すると述べた」とする記事をお伝えしておきます。
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by fukimison | 2011-03-22 11:43 | 動向  

原発問題

本日はインフラ面というより報道面ということでホワイトハウスのpress briefingをお知らせします。

こういうようにしてくれると皆さん納得するし、安心もするだろうなぁと、その面の実用化の上手な米国を感心してみてしまうワタシ。

NRCは11人の技術者を投入
エネルギー担当相によれば、先発隊の6人に加え33人と17000ポンドの機材を投入だそうです。
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by fukimison | 2011-03-18 12:10 | つれづれ  

米・中の原子力政策

福島の原発事故は余談を許さない状態が続いています。
40年前の設計、海辺の潮風にさらされつづたこと、津波が敷地を洗ったことなどを考えると、

3月16日付けENRはFallout From Japanese Disaster: China Puts Brakes on Nuke Powerとして、原発建設を進めていた中国が計画見直しに転じたことを伝えています。

要約すると、「当初、中国は福島の事故は中国の電子力プラント開発に影響を与えるものではないとしていたが、水曜に行われた閣議の後、安全基準の見直しを行うため、原子力発電所の認可プロセスが一時停止されると発表した。この3月16日中国国務院によりなされた発表はShawグループとウェスチングハウスにより建設中のAP1000s型4基、グループが設計を支援中の2基、Arevaが開発中の原子炉2基に影響を与えるものだ。中国は現在発電用原子炉26基を建設中であり、2020年までに80GWの原子力を稼動させる計画だ。東部および南部の沿岸沿いに6基の発電用原子炉が存在する」というものです。

3月16日NYTimesもChina Slows Nuclear Power Plansとしてこのことを伝えています。こちらは「安全基準が強化されるまで新規プラントの承認を一時中止し、さらに既存プラントの検査も強化すると発表」とあります。

一方米国の様子ですが、3月15日付けENRはDespite Japanese Powerplant Disaster, No Nuclear Moratorium in US, Officials Sayとして「3月14日、原子力規制委員会およびエネルギー省の担当者は、米国の原子炉は大型の地震、竜巻、や津波に耐える充分な基準の下に建設されており、大統領も原子力をエネルギーミックスの一部として利用する政策を支持していることに変わりはないと述べた」

なんでも米国には稼動中の原子炉は104基、これらは総電力の約20%を生み出し、また炭素を排出しないエネルギーの70%は原子力によるものだそうです。
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by fukimison | 2011-03-17 13:19 | 動向  

お断り

諸般の事情から、当分のあいだは、時間、情報が出た場合に更新とさせていただきます。
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by fukimison | 2011-03-15 09:21 | つれづれ  

海外情報

なんともすごい地震と津波、まだまだ余震が続いています。
1番の節電は東電管内の飲料自販機を切ることではと愚考。

インフラ的にいろいろありますが、本日は海外建設記事のヘッドラインのご紹介ということで。

まず3月13日付け英国の本流インフラ専門紙NCEのトップ記事はJapan earthquake and tsunami: UK calls for safety review of new and existing nuclear reactors として「Energy and climate change secretary Chris Huhne has called for an investigation into the implications for UK nuclear energy policy amid a worsening nuclear plant crisis in Japan following Friday’s devastating earthquake and tsunami」で始まります。エネルギー・環境相のクリス・フーン氏が調査を命じたということで、日本の地震と津波による原子力発電所の危機により原発設置に動いていた英国の原発政策が見直されるかもしれません。

また一般紙のBBCのトップはJapan quake: Fukushima plant alarming, says Naoto Kan官首相の福島原発は依然として憂慮すべき状況にあると述べたとあります。

3月13日付け米国ENR誌もトップ記事は原発関係のPartial Meltdown Feared at Japanese Nuclear Plantsで、Officials of Tokyo Electric Power Company were flooding two nuclear reactors at its Fukushima Daiichi plant with corrosive seawater and boron and planning to pump seawater into a third in attempt to cool the reactor cores damaged after the earthquake Fridayとあり、東京電力の対応に関する記事となっています。

原発気になります。

そして自然の力を考えるとインフラってなんなんでしょうね。
NYTの写真すごいです。
Satellite Photos of Japan, Before and After the Quake and Tsunami
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by fukimison | 2011-03-14 11:42 | つれづれ