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アジアの観光業界のことなど

いつものようにザッピングしていたらTTG Asiaというサイトにぶつかりました。travel trade journalism(こういうカテゴリーがあると初めて知りました)と分類しています。
ホテルやエアラインの動き、当然、インフラの動きと連動ということで、目に付いた記事を数点まとめてみました。

まず11月28日付けHotel Newsのセクションから
Wyndham Hotel Group to grow footprint in China and India
記事のリードは「WYNDHAMホテルグループは中国とインドで拡大を図るべく、同社のラマダブランドで中国ホテル5軒、インドではウインダムホテルリゾートおよびラマダのブランド名で3軒を建設するフランチャイズ契約を結んだ」で、中国・インドで計8軒のホテル建設計画が示されています。

中国に建設予定の5軒のホテルは下記の通り、
Ramada Taizhou Eastは227室(スィート35室を含む)で江蘇に建設され開業予定は2012年10月
Ramada Plaza Rizhaoは全212室(スィート12室)、山東に建設され2012年12月開業予定、
Ramada Yangzhou(揚州) Baoying(201室)2012年3月開業予定
Ramada Wuxi(無錫) City Center,(220室スィート18室)2013年10月開業予定
Ramada Plaza Dongxing(東興) City Center,(300室スィート32室)2015年11月開業予定

インドにおいてウィンダムホテルグループは、ラグジュアリーホテルであるウィンダムグランド(154室)を年内にアゴラに開業予定である。またアレッピー(112室)とガジアバード(100室)でもホテル建設が進んでいる。

ウィンダムホテルグループは既に中国で43軒、インドで14軒のホテルが稼動しているとあり、観光とビジネス両面でホテル需要が今後も拡大していくと見ているのが明らかです。

では交通(航空業)はどうかというと11月28日付けでChina Airlines to launch new routes from Taiwan to Japanという記事がありました。

「中華航空(CAL)は11月10日の日本・台湾オープンスカイ協定調印を受け、来年(2012年)早々に台湾・日本間の新規路線立ち上げを加速している」

「協定設置以前、日本側はJALとANAの2社、台湾側はCALとEVA航空の2社のみが主要ルートに就航していたが、この協定の元、他の台湾の航空会社も日本に向け就航可能となる。CALによれば、2010年110万人の日本人が、一方で140万人の台湾人が日本に旅行し、計250万人が両国間を訪問したことになる」

3月11日の東日本大震災により台湾から日本に向かう旅行者は激減し、半年経過してもまだ回復はおぼつかないが、最悪の時期は脱したと見られ震災前の80%にまで回復しつつあるのだそうです。

現在CALは台湾から日本の8都市(成田+羽田の東京、大阪、名古屋、福岡、広島、宮崎、サッポロ、沖縄)
に就航しているが、このオープンスカイ協定により他の都市への就航が見込まれ、現在鹿児島、静岡、新潟、冨山そして台湾南部の高雄・大阪間の就航が検討されているのだそうです。

羽田の24時間空港化とオープンスカイ協定、そうなると問題として持ち上がるのは公共交通機関の24時間営業でしょう。
せっかく格安航空や仕事を終えてから飛び乗り、翌朝の会議に間に合うようにスケジュールを組んでも、今みたいに12:00過ぎに終わるリムジンバスや京急では意味がない。深夜帯は30分に1本でよいから渋谷・品川あたりに出るバスを用意しないとね。
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by fukimison | 2011-11-29 11:33 | つれづれ  

米、空き地の緑地化により犯罪減少との分析報告書

今週が終わると12月、師走です。
世界各地での大地震、洪水、干ばつの自然災害に加え、ユーロにドル、そして円高と経済も波乱、イスラム圏もあれよ、あれよと言う間に政権交代、とにかく激動の2011年。あと一ヶ月、すこしは平穏に過ごしたい。

本日の記事紹介は11月21日付けAtlantic CitesにあったGreening Vacant Lots Linked to Reduced Gun Violenceです。

記事は「空き地、窓に板が打ち付けられた建物、割れた窓は犯罪者に対し「誰も気にしてない、だから自分も気にする必要はない「というコミュニティ崩壊のサインと受け止められ、住民同士の絆の弱体化をすすめ、犯罪の増加、コミュニティの自己防衛力を削いで行くというのが近代的な定説となっている」で始まります。

そしてこの定説に関しAmerican Journal of Epidemiologyはペンシルバニア大学の研究者による10年を費やした新しい報告書A Difference-in-Differences Analysis of Health, Safety, and Greening Vacant Urban Spaceを発表したと伝えています。

なんでもフィラデルフィアで空き地を公園化するプロジェクトを10年に渡って研究した結果、緑化された空き地周辺地域で銃犯罪が激減したことがわかった。また公共物破損やたちの悪い悪戯も大幅に減少したのだそうです。さらに記事はこれら緑化された場所周辺に住む人々の一部はストレスが減り、いままでより運動をするようになったと報告していると続きます。

犯罪が減るだけでなく、周辺住民が健康なる(気を使う)傾向があるということのようです。

研究者はフィラデルフィア園芸協会が199年に始めたプロジェクトを対象として調査した。そのプロジェクトとは、フィラデルフィア市内の空き地のガラクタを片付け、植栽を行い緑化するというもので、この10年間に4436ヵ所計780万平方フィートに登ったとのこと。

研究者が比較調査を行ったところ、緑化された空き地周辺での風紀紊乱事件が多くなっているという驚くべき発見があった。これはおそらく、コミュニティーが緑化された場所に集まり、風紀紊乱的な良い時間を過ごしている、または周辺住民はもっと警官を呼ぶことに意味を見出すようになったと捉えられる。(こういう解釈は日本ではまだでてこないですね。警官を呼んでも呼ばなくても同じことで、だったら呼ばないほうが面倒がないということですから、)

日本でも高齢化が進むに従い、放棄家屋が増えてくるのは目に見えています。所有権をどのように処理し、空き家をポケットパークに変えていくか、大きな問題です。

もっと大きいのはマンションの空き部屋問題で、戸建住宅ならポケットパークに変えることは可能ですが、ポオツポツと空き家のあるマンションはどうしたら良いんでしょうね。
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by fukimison | 2011-11-28 18:14  

ブータン、氷河湖決壊洪水

つい最近日本を訪問されたさい、東北の被災地のお見舞いなど日本で人気急上昇のブータン
GDPよりGNHの拡大を掲げているヒマラヤの小国というのが日本人の一般的イメージですが、ヒマラヤにおける温暖化の問題に直面しています。

Le Mondeに掲載されたHow Melting Glaciers And 'Mountain Tsunamis' Threaten Himalayan Kingdom Of Bhutanは、「ヒマラヤの氷河が溶けることでブータンは危機に直面している。「凍った貯水池」はブータンにとり必須の水源であると同時に、これの融解は山津波といわれるGOLF(氷河湖決壊洪水)を引き起こす」で始まります。

氷河が融け、氷河湖ができる。ダム状の氷河湖が突然決壊し、下流にある村落を山津波が襲う。原因は地球の温暖化

「1994年に発生した氷河湖決壊による山津波は村落を飲み込み、大勢の死者を出した。西欧の科学者はこの現象をglacial lake outburst flood:GLOFと命名、ブータンにおいて2674ある氷河湖のうち24が不安定は状態にある」

「ブータンは世界で始めてGLOF防止を掲げた国の一つであり、2005年にUNDPが一部資金提供を行った、環境保護ファンドを受けた。この資金によりブータンはThorthormi氷河の湖水を排水し、天然ダムの補強を行ったが、高地であることから作業は難航し、さらに費用の嵩むものとなっている」

ヒマラヤの山中での工事ということは、資材を運び込むにも現場まで大型トラックでというわけに行かないでしょうし、ロバや人力?ヘリコプター?といった手段を取らざるを得ないでしょう。

ちょっと探したらyoutubeに映像が

しかし、温暖化で氷河が後退するというのはどこでも見られる現象で、氷河湖決壊はブータンだけの問題ではなく、同じような条件の場所で発生しているはず。氷河が融けきってしまったらと思うと、雪解け水で農耕を行ってきたブータンの人々のみならず、下流域の国々も水不足に悩まされるわけで、根の深い問題です。
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by fukimison | 2011-11-25 10:57  

フランスとロシア

本日は二国間もの、
ワタシにとりAlstom社はフランスの大手鉄道車両製造者で発電、送電も手がける、という認識だったのですが、ちょっと調べてみたら、「アルストムは全世界の発電能力の25%余りにあたる発電設備を供給し、鉄道輸送分野においての世界市場占有率は18%に達しています。アルストムの発電および鉄道輸送基盤分野の刷新的技術、環境保全技術が世界標準を決めているのです。」という記述を発見し、鉄道関係の大型入札の記事を読むと、シーメンスやボンバルティアと並んで登場するのでなぜかメイン事業は車両製造者のように思っていたのですが、そこまでコングロマリットだったのかです。

本日の記事紹介は11月16日付けの同社プレスリリースから
Alstom and Transmashholding sign an urban transport cooperation agreement with the city of Saint Petersburg

「Alstom社およびTransmashholding社はサンクトペテルブルグ市と覚書に調印した。この覚書は近代的トラムウェイ網開発において連携プログラムを設置することを目的としている。この契約条件のもと両社は.低床、完全モジュール化、サンクトの天候対応型の新高速トラムウェイモデル開発を行う。さらに両社は都市交通網組織、プロジェクトマネージメント、乗客フローの最適化に関する問題に関しコンサルサービスを提供する。加えて交通網への配電、インフラや信号の建設も行う。設計、技術、生産、組み立ておよび維持管理、これら全ては両社が設立するトラムウェイセンターで行われる計画だ。」

なーんとフルパッケージではありませんか!金額と契約期間が気になるところですが、なぜか書いていない。

Alstomのリリース文をもう一つ
こちらは11月18日付けのものでAlstom extends partnership with RusHydro to thermal power generation and creates joint venture with KER to address the Russian HVDC market

もう一つのビジネス、電力事業ものです。
「ロシアでの力強い存在感達成という長期戦略に続き、Alstom者はロシアの発電および送電部門において契約を結んだ。」

「Alstom社およびロシア最大の水力発電企業であるRusHydro社は、 火力発電におけるパートナーシップの拡張契約に調印した。この契約はRusHydroが所有するRAO Energy System of East社の発電装置の近代化および能力増強を対象とするものだ。RAO Energy System of East社は総発電能力訳9,000mWを有する極東ロシア連邦の発電企業を管理している。両者は協働して新しい発電施設建設、石炭火力発電における改良、新規技術開発を行う計画だ。」

ロシアとフランス、ナポレオンのロシア侵攻やピョートル大帝といった過去を考えるとなかなか微妙
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by fukimison | 2011-11-22 16:03 | 動向  

米、最も汚染された都市ベスト20

本日はちょっと目先を変えてみました

11月18日付けtreehuggerからThe 20 Dirtiest, Most Polluted Cities in Americaを。

最も汚染された都市、汚染といっても主に大気汚染です。
1位のBakersfieldから4位のFresnoまで、トップ4はカリフォルニア州が占めています。しかも6位、9位、10位にもカリフォルニア州が登場、公共交通の地下鉄やバスは名ばかりで、どこに行くにも車、。いくら厳格な排出基準を定めても、母数が大きければどうしようもないということと推察。ロス、サンディエゴ、フレズノ、サクラメントとメジャーな都市名がならんでいます。20分の7、けっこうな割合です。

元の記事はフォーブスの11月4日の記事America's 20 Dirtiest Citiesだそうで、こちらの説明によると1位のBakersfierldは加州最大の石油に隣接する街だそうで、良しとされるレベルの10倍も汚染されているのだそうです。

中西部から東海岸の都市、これは工業化による汚染で、ピッツバーグ(5位)、シンシナチー(13位)、ノックスビル(15位)、クリーブランド(20位)はその代表でしょう。


ふーんと思うのがfフィラデルフィア(12位)、ニューヨーク(14位)、そしてワシントンD.C(16位)といったところでしょうか。
しかし記事によると、順位としてはトップ20に登場するけれど、10年前に比べればその汚染度は格段に軽くなった(10年前は年平均40bad ozone daysであったものが17日になっている)のだそうです。

これがそのワースト20位のリストです(ご参考までに)
20. Cleveland, Ohio
19. Indianapolis, Ind.
18. Houston, Texas
17. Salt Lake City, Utah
16. Washington, D.C.
15. Knoxville, Tenn.
14. New York, N.Y.
13. Cincinnatti, Ohio
12. Philadelphia, Pa.
11. Louisville, Ky.
10. Sacramento, Calif.
9. San Diego, Calif.
8. Phoenix, Ariz.
7. Birmingham, Ala.
6. Modesto, Calif.
5. Pittsburgh, Pa.
4. Fresno, Calif.
3. Visalia, Calif.
2. Los Angeles, Calif.
1. Bakersfield, Calif.
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by fukimison | 2011-11-21 20:50 | つれづれ  

米州開発銀行、南米の風力発電を支援

このところ環境系プロジェクトに対する支援記事がなかったなぁとの反省から、本日は米州開発銀行のリリースをお伝えします。

11月17日付けの米州開発銀行ニュースリリースです。
IMPSA gets IDB loan to finance Latin America wind energy investment plan

まず出だしにあるIMPSAの説明から、これは世界でも大手に属する再生可能エネルギー企業で南北米大陸、アジアで風力、水力などの持続可能エネルギー開発をおこなっています。詳しくはIMPSAをどうぞ

リリースに寄れば、IMPSA社はラテンアメリカで展開する風力発電事業拡大に向けた資金調達のため、米州開発銀行から1億5000万ドルの融資を得る見込みなのだそうです。

「このIDBからの融資はIMPSAのブラジルの子会社であるWind Power Energiaが南米で建設する4カ所の風力発電ファーム(ブラジルに3カ所、ウルグアイに4カ所で2014年までに546MWの発電能力増となる) の建設支援を目指すものだ。このプロジェクト完成の暁には1年あたり595,000から680,000トンの二酸化炭素排出削減が約14億ドルの投資プログラムによりもたらされるだろう。」

「IMPSAは30カ国で110を超えるプロジェクトの風力および水力発電機器を設置しており、その累積キャパシティーはおよそ23,600メガワットに達する。また同社はラテンアメリカ最大の風力発電機器メーカーと位置づけられており、2番目の規模を持つ水力発電メーカーであると同時に風力発電ファームの直接投資化でもある」

つまり南米のベスタスみたいなもんですね。
南米、ベストミックスの発電を実現して欲しいナァ。
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by fukimison | 2011-11-18 15:59  

米ラスベガス、スプラッシュキャニオン、新たなテーマパーク

本日はアメリカらしい大規模テーマパーク開発の話題です。

まずは11月14日付けTravel Pulseの記事Splash Canyon Waterpark Set to Open in Las Vegas in 2012からお伝えします。

「広さ25エーカー、工費1800万ドルのSplash Canyon Waterparkは、2012年のメモリアルデイのある週末に開園の予定となった。第1期工事は巨大なサーフィンが出来る波のプール、マルチライダーチューブのあるウォータースライダー施設が3カ所、長さ1000ftの流れるプール、ヨチヨチ歩きの子供用水遊び場、4層になった熱帯雨林風の遊び場、フードコート、2000人収容可能なピクニック場、(このほかにも新型のウォータースライダーらしいものなど多数)」

「第2期工事の設計も進行中で最終的にSplash Canyonは40エーカーまで拡大されるだろう。営業時間は午前10:30amから午後6:00で、プライベートパーティー、コンサートや特別イベントで開園時間の延長あり」なのだそうです。

この記事はテーマパーク系や旅行系の業界紙に多く見られるのですが、内容が興行的でもう少し工事や資金的なことがないかと探してみました。

11月15日付けLas Vegas Review JournalはConstruction under way on new water parkというすっきりしたタイトルで伝えていました。

「ラスベガスで事業を展開する家族の三代目Roger Bulooch氏と彼のJVビジネスパートナーは11月14日、ラスベガスバレーの南東、Fort Apache Roadで広さ25エーカーのレジャー施設となるSplash Canyon Waterparkの起工式を行った。」

記事によればこの1800万ドルの巨大プロジェクトは土地所有者のHoward Hughes Corp., Clark 郡, SPB Partners および Dallasを本拠とする Harvest Family Entertainmentの官民パートナーシップで開発されるのだそうです。

官であるClark郡議会はこのプロジェクト工事期間に200から300の工事向け雇用が生まれ、さらに500の季節労働者の雇用が見込めることから6月にプロジェクトの許可を与えたようです。

またパートナーの一員、Harvest Family Entertainmentはテキサス州で運営する5カ所のウォーターパークを含め米国、南太平洋、そして中国と合わせて23ヶ所でウォーターパークを運営しています。

気になる入場料ですが、大人30ドル、子供22ドルとあります。

しかしラスベガスという土地柄か、米国人の好みというべきか、良く考えますね。
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by fukimison | 2011-11-17 10:55 | プロジェクト  

米運輸保安局 バスへのテロ増加と警告

eciteの不具合でせっかく書いたものが消えた!

あーあ、明日改めてとおもっていたら、なーんとバスジャックのニュース

おもわず本日の記事紹介を改めてです。
11月12日づけのmail onlineはTSA warns terrorists could be targeting buses for holiday travel seasonとして年末年始の旅行シーズンを控え、運輸保安局がバス網へのテロ攻撃を警告と伝えています。

記事は「アルカイダや他のテロリストグループは、飛行機よりも攻撃がしやすいとして、国内のバスをターゲットとする可能性がある」と保安局のコメントを載せています。
記事でちょっと驚いたのは「2004年から2009年にかけ、バスへのアタックは725超であり、保安局担当官は航空業界よりバスへの攻撃の方が「一般的」であることから関係諸機関へ注意を促している」というあたり。

これはテロ攻撃というより、大きな記事にはならないけど、バスジャックの発生確率が高いということでしょう。

たしかにサミットなどで各国要人が来日する時、渋谷・新宿といったターミナル駅の警戒は、海外のように警官が機関銃こそ持っていないものの、人数的にはなかなか厳しく感じますし、台の上に乗って注意を払っているところを見かけたりもします。でもバスターミナルはそれほどでもというのも事実。

と思っていたら、本日の千葉のバスジャック。

アクセスのしやすさ=利用時のハードルの低さ、交通インフラに必要なものが逆手に取られるという嫌な世の中になりました。
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by fukimison | 2011-11-16 21:31  

ノルウェー、ベトナムに水力発電プラント

水力発電ダム、しかも北欧とアジアという2国間モノです。

INTPOWのサイトにあったリリース文、SN Power, IFC to develop 1GW of hydro power in Vietnamによれば「ワシントンでIFC(世銀グループの国際金融公社)のインフラ担当役員とSNパワー南東アジア担当役員が共同開発契約に調印した。このパートナーシップは期間10年超、投資規模20億ドルで100から500MWの水力発電プラントの開発を行うことを目的としている。ベトナムの電力供給は近年経済成長目覚しい同国の需要の伸びを満たすことが出来ないでいる。アジアは経済成長に影を落とす散発的な停電に悩まされており、より安定的電力の必要性が高まっている。IFCとSNパワーは今までにもチリ、インド、フィリピンで風力や水力発電開発で協働してきたが、このたびベトナムでの開発でパートナーシップを組むことになった」と伝えています。

いろいろと見ていくと、2010年10月にSNパワーはハノイ支店を開設しているのですね。しかも駐ベトナムノルウェー大使館のサイトにNorwegian SN Power in Hanoiとして出ている。

2011年11月14日付けViet Num ExpertにNorway - SN Power to act as a power pathfinder という記事がでて本格的に事業が始まったことを伝えています。

「ベトナム国系電気会社(EVN)により所有されているプラントを目標とするほかに、ノルウェー政府系の再生可能エネルギー開発企業は非EVNの発電プラントの株購入を目指している。」

「SNパワーのベトナム代表であるタン氏は現在同社が検討中の発電所の名前を挙げることを拒否したものの、同社の再建計画はEVNの発電所購入の機会をもたらすものとなろうとしている」

k時によれば、SNパワーはフィリピン、ネパール、インド、チリ、ブラジル、スリランカ、ペルーといった発展途上国の水力発電事業に係っているとあります。発展途上国がエネルギーを必要とするのは明らかですし、これを全部風力や太陽光といった自然エネルギーで賄うのは現在の技術ではムリがあるのは明らか。しかしいくらCO2の排出がないといっても、大型の自然災害やテロを考えると原発を輸出するより、水力発電事業を輸出するほうが危険度は低いし、大きな意味で安全でしょう。

世銀も再生可能エネルギーといえば乗りやすいでしょうし、資金調達面や長期的収益構造という意味で北欧のストラテジーの方が日本より良いように思います。
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by fukimison | 2011-11-15 11:35 | 動向  

英、信号ケーブル盗難多発

本日は鉄道モノ、でもプロジェクト系ではなく風潮というか困ったもんだということで。

11月9日付BBCの記事Rail cable theft: Up to eight cases a day, MPs are toldを中心にお伝えします。

鉄道の信号ケーブル盗難が1日あたり8件ほど発生しているのだそうです。
記事によれば、この盗難事件はUK全体で発生しており、この2年間の被害額は4000万ポンド超に達するのだそうです。

金額もさることながら、鉄道の信号ケーブルを盗もうとするのがすごい!!一般の日本人には思いつかないだろうし、よほど利益がでなければ、思いついても実行するとは思えない。

「全国でランダムに発生しており、また多くの場合、強盗は鉄道技術者を装って窃盗をおこなっている」
「警察によれば、これはローリスク、ハイリターンの犯罪で、刑罰はさほど重くない」

11月8日付MetroもCable thieves hit railway in morning rush hour as MPs discuss problemとしてこのニュースを伝えています。

こちらの記事は「ロンドンとイーストアングリア間で運行が止ったため、リバプールストリート駅の乗降客数千人は2時間も運行再開待ちをするはめになった」と伝えています。

「昨年度、およそ36,000本の列車がケーブル盗難にあい、計365,000分の遅れを生んだ。この犯罪により、約400万人の乗客が影響を受けた。」

「鉄道業界はケーブル強盗に対する罰則強化と鉄くずやに対する規制強化を求めている」

人数や遅延時間を見ると、ただ事ではないですし、1日に8件も起きたことがあるとすれば、鉄道業界が厳重うな取り締まりを求めるのも解ります。

海外の風潮をまねするのが好きな日本ですが、こういうのは始まらないのを願います。
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by fukimison | 2011-11-10 14:27