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オーストラリア、白色の屋根はエコ

なぜこんなに寒いのか?
温暖化の影響に違いない、しかも週末は富士山ろくで地震多発、

いま暖かいところといえば南半球、そこでオーストラリアのニュースを選んでみました。

メルボルン市のサイトにWhite roofs to make for cooler Melbourne buildingsというページがあり、はっきりと白色の屋根の利点を説明しています。

メルボルン市とメルボルン大学は共同で、白色の屋根の利点や一番良い素材について調査研究を行ない、これをもとに住宅、商業および産業向けビルのオーナーにそれらの利点を推薦するものです。

the Future Melbourne (Eco-City) Committeeの委員長は「商業ビルにおける白色屋根の利用は暑い日にその効果が大きく、ビルを3%ほども冷やすことがわかった。これは都市のヒートアイランド現象削減の一助となり、また市民生活の向上にも役立つ」

メルボルン大学持続可能建築の講師であり、この研究の主筆でもあるヘス博士は「屋根を白色に塗ることで、建物は熱を吸収するよりも反射することになる」と説明しています。

「リサーチはメルボルン大学の建物5棟の温度を測定することでおこなれた、白色の屋根にしたものとそうでないものとを比べると、内部・外部両者で大きな気温差が確認された。白色に塗装するのはあまり費用もかからないことから、これの利点は大きい」のだそうです。

design buildにある記事White Roofs Cool Buildings, Save Moneyはおそらく実験棟であろうビルの写真が出ていますが、記事は「住宅、商業ビルの白色の屋根は住宅オーナーや商業ビルのオーナーにとっては冷房費の節約となり省エネに大きな効果が期待される」とあります。

なんでもメルボルンの中心商業地区には総計3.500,000平方メートルの賃貸商業床があり、これらのビルが全て屋根を白色に塗装した場合、年間450万MJ(発熱量)の二酸化炭素が削減できるのだそうです。
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by fukimison | 2012-01-30 20:49  

英、ロンドンのピナクルタワー、資金調達なるか?

どこもかしこも不穏なニュースが流れています。気分を明るくしたいのに、なかなかです。
経済面もさることながら、学級閉鎖の勢いを考えると、過去の全世界で4000万から5000万人が亡くなったパンでミックを思い出します。
また、原発都民投票の署名締切日まであと2週間なのに署名数が伸びないというのも気になります。
住民投票条例制度であることから、これが成立した場合自分たちの存在意義にかかわるとして議員がいやがるのはわかるけど、それよりも海外から見て、全体主義教育の北朝鮮ならいざしらず、日本の、しかも東京で自分で考えることを放棄する日本人が99%を占めるということになるわけで、こちらの方がよっぽど怖い。

本日は1月20日付けのロイター伝の記事London skyscraper stalls as builders down toolsです。

記事のリードは「ロンドンの金融地区で最も高いビルとなるビショップゲートタワー、またの名をピナクルの建設が、資金面に関する懸念から工事が中断されている。」で始まります。

このピナクルタワーは完成すれば、945フィートとなりロンドンでも有数の超高層になります。建設事業者のカナダ系工事会社Brokkfield Constructionは事業者の資金問題から一時中断、その後、昨年末に工事再開したものの、またしても中断、気になる事業者はArab Investmentsで資金調達を確保しようとしているのですが、、、、、というのが現状

超高層のオフィスビル、完成途中で賃貸契約がある程度見えていないと、マーケットからの調達も難しくなるというのが一般、これに関して記事は「Shard, Pinnacle, the Walkie Talkie, The Cheesegraterそして100 Bishopsgateのタワーが現在ロンドンで建設が進む超高層ビルで、これらのなかでオフィス契約が締結されたのは1件のみ」というのがちょっとね。

ShardやWalkie Talkieは有名でどんな設計かわかるのですが、ピナクル?ということで探すと1月23日付けLondonistにPinnacle Skyscraper Delayed Againということで、建設中断ビルがありました。

こちらの記事によると、2010年末に工事中断、2011年末に再開されたもののまた中断で現在9階まで、この調子ではいったいいつ288m(64階)に達するのか?だそうです。

この記事にある参照記事、CNNによるDoes skyscraper boom herald economic doom?

たしかに、古くはエンパイアステートビルの建設直後にあの有名な米大恐慌が起きたし、マレーシアのペトロナスタワーの時はアジアの金融危機、ブルジュハリファ(ドバイ)もリーマンショック、本当、超高層ブームは経済恐慌の先触れかもねです。
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by fukimison | 2012-01-26 10:45 | プロジェクト  

中国、英テムズウォーター株取得

以前、外国企業による空港などの重要インフラ株購入問題が新聞紙上を賑わしたことがありました。
民営化するということは、外国企業が買ってもおかしくないわけで、国防上問題とするのなら、民営化という資金調達手段は取ってはいけないというのが筋だとワタクシは思っています。

そうした中、眼を引いたのが1月21日付けLondonistのChina Buys Stake In Thames Waterです。

「The China Investment Corporation(中国投資有限責任公司)、4100億ドルを有する中国の政府系ファンドはテムズウォーター社の株を取得した。同社はロンドンとテムズバレーに住む900万人に水を提供しており、これは何を意味するものだろうか?中国は単にKemble Water Holdingsの9.9%を取得しただけであり、現在我々に水を供給してオーストラリアの大手銀行が率いるコンソーシアムにとり痛くも痒くもなく、投資家同士の取引に過ぎない」とあります。

そして1月20日付けFT紙のChina and Thames Water – what next?によれば、10年ほど前中国は80億ドルをブラジルのインフラに投じたが、何年も何事も起こらなかった、としていますが、最近になって産油国ブラジルへの中国投資が巨額化していることを報じています。

「2012年、中国経済は8.9%伸びると予測されており、英国の資本家はなんとしてでも中国から資金を得たいとしている」

この論調は国防、外国籍企業が主要インフラを取得することへの危惧は全くと言って良いほどありませんね。

しかしインフラではありませんが、1月22日付けFT紙にChina investors set their sights on Hollywoodというのがあり、これによれば「Harvest Global InvestmeのWu氏およびPacific Alliance グループはSummit Entertainment(Twilightの製作会社)、ミラマックスを所有するColony Capitalと両社を統合し、新会社を買収するという申し入れをおこなったと情報筋は伝えている」とあります。

中国、いろいろ活発に動いています。
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by fukimison | 2012-01-23 18:31 | 動向  

環境問題、中国での動き

なかなか時間が作れず、3日も空いてしまった。
いけない、いけない。

気になるニュースがどんどん新鮮さを失っていくのは残念。
そこで世界が巨大マーケットとして今後どうしたらと考え中の中国の自動車事情を選んで見ました。

1月18日付けの記事China's drive for 'green' cars hits roadblocksは「慢性的な大気汚染や石油依存度の軽減をめざし、2020年までに新エネルギーによる自動車を500万台に増やしたいとしているが、価格面、インフラの欠如、顧客の好みといったことが大きな障害となっている」で始まります。

業界の試算によれば、現在同国で走行中の電気およびハイブリッド車はおよそ100,000台でその大部分が政府公用車。

あのウォーレン・バフェットが投資する中国の自動車メーカーのセールスマネージャーのコメント「人々は高い車を買うのをためらうし、代替エネルギー車は政府の補助金が用意されているものの充電所の欠如が買うのをためらわせる大きな問題となっている」

2011年末に234箇所の充電所があると見積もられているが、北京は新エネルギー自動車セクター構築に向け、今後10年間に1000億元を投じる計画とあります。

「しかしたった20年の車文化に加え、政府により石油価格がコントロールされている中国において派手で、豪華なブランド車の方がより人々への訴求力があるし、代替エネルギー車はまだ未成熟、電気自動車においてはさらに」という結語

では日本はどうかと思いちょっと探したところ東京都23区内の電気自動車充電スタンドマップというのが出てきました。震災後、日立や東芝はスマートシティ建設に向けシフトしているという記事もありますが、その内容は環境配慮・省エネ型都市というものでEV用の充電所建設というのとはちょっと違う。

IBMが都市計画を立てる時代ですし、業界人が当然と思っていることを「偏見」のない思考で飛び越えていってくれれば面白いと思いますが、どうでしょうね?都市というもののイメージはそうそう変わらないように感じています。

それよりもこれ、Spanish fold-up car to be unveiled at EUとうせだったら、このぐらいトンだ発想の都市計画版を作って欲しい。
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by fukimison | 2012-01-21 10:48  

ドバイ、世界最大の太陽光ファームプロジェクト?

今日も東京は寒いです。北海道では観測できないほどの積雪、お正月の英国は雪、パリは暖冬、温暖化は単に暖かくなるのではなく気候が激変する(温められて上昇気流が強くなれば、そうでしょう)とありますが、本当に11月までの暖かさと12月以降の寒さ、対照的です。

このところ無貯金、空き家から統計が気になっていますが、本日のヤフーニュースEUの55歳以上人口、30%へ拡大も気になるものです。先進国は等しく人口オーナス期に入っていく。老後の蓄えは金融危機で風前のともし火、今後は物々交換でしょうか?

今後のけん引役といえば、ベトナムやミャンマーといったアジアの若い国、トルコ、アフリカ、そして中東でしょう。
そこで中東ニュースを選んでみました。

1月11日付けSmartplanetの記事Sheik ‘n Bake: Dubai’s ruler plans huge solar farmは、中東といえば石油であり、最もふんだんにある太陽光の利用では世界のトップ10にも入らない、その中東で巨大太陽光ファームプロジェクトが計画されていると伝えています。

「Sheik Mohammed bin Rashid Al Maktoumはドバイの支配者であり、アラブ首長国連邦(UAE)の首相でもありますが、今週、UAEの電力の一翼を担うため1ギガワットの太陽光発電ファームを建設するとウェッブサイトで発表した」

1ギガワットの太陽光発電、自然エネルギー系でギガワットの単位はそうそう出てくるもんじゃありません。それだけで世界でも最大級の施設になると思わせます。

また現在ドバイの電力に占める太陽光発電が4.5メガワットとあることから、その規模の大きさがわかります。

「ギガワットは近年中東で計画されている太陽光施設(隣国アブダビで2013年完成予定のShams 1が100メガワット)の10倍ほどの規模」

「ドバイの高官によれば、40平方kmの太陽光施設は太陽光と太陽熱技術をあわせ幾つかのフェーズに区切って建設され、全体が完成するのは2030年ごろ。最初の10メガワットの施設建設に向けた請負業者選定を今夏までに行い、国内送電網への接続は2013年までを目指す。このフェースの工費は3300万ドルであり総工費はおよそ33億ドル」

これが2030年に完成してもドバイの電力構成に占める太陽光の割合は5%ほどで、天然ガス71%、石炭および原子力が各12%なんだそうです。

china-aircomもこの件についてUAE’s Dubai Launches 1-Gigawatt Solar Power Projectとして報道しています。

こちらの記事は隣国アブダビのマスダールとの比較に加え、太陽光パネル市場で米国のソリランドを倒産に追い込んだ中国だけのことはあり、入札は6月とはっきりと記しています。
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by fukimison | 2012-01-17 11:13  

英、クロスレールのTBM

週末に参加したセミナーで20年先には無貯蓄世帯が40%に達すると。現在でも5人に1人は無貯蓄、それが倍増するということです。1年に20万戸の空き家は生まれるし、いままでのシステムを本当に見直さないとどうにもならない地点に立っているし、世界的に国家が揺らいでいると感じます。

本日は写真に惹かれてのチョイスです。
1月12日付けLondonistの記事Name The Crossrail Tunnelling Machines

「長年の伝統によれば、TBM(トンネルボーリングマシン)は名前を与えられないと稼動できない」

クロスレイルは6つある重さ1000トン、長さ140mという巨大TBM用に提案を求めている。これらは組になって工事をおこなうことから、名前もペアでしかも女性名である必要があるという。名前の募集期間は2月6日まで。

命名者になると、500ポンド相当のユーロスターバウチャーがもらえるとあります。
個人的には、500ポンドのバウチャーよりも副賞の1号機が稼動し、土中へボーリングを開始する瞬間に立ち会えるのほうが楽しいなぁ。

クロスレイルのサイトではCrossrail launches competition to name giant tunnelling machinesとして紹介されています。

これによると「今春、最初の2機がRoyal Oakから東へPaddington, Bond StreetおよびTottenham Court Roadへ向け全長6.4kmのボーリングを開始する。Farringdon へは2013年夏に達する予定、今年の後半になり、2番目の2機がDocklandのLimmoから西へ途中ChitechapelやLiverpool Streetを経由しFarringdonへ達する8.3kmのボーリング開始の計画。冬になり、2機のTBMがPlumsteadからテムズ川の下を通り、North Woolwichへ向かい2.6kmのボーリングを始める予定とあります。

一時に6機のTBMがロンドンの地下で稼動する。なんともすごいものです。
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by fukimison | 2012-01-16 11:12  

サウジとバーレーンのインフラプロジェクト状況

本日はホルムズ海峡が不安な様相を呈しているので、中東系のニュースを取りまとめてご紹介することにしました。だkらといって石油プラントなどピンポイントではないのですが、、、、
でも、その前に私の周囲で話題になっているHilarious Construction Failsをご覧ください。

なかなか笑えます。行き場のない階段、
食い違った橋梁、
いったいどうしちゃったんでしょう?
どのように解決したのか、後日談を聞いて見たい。

まずは1月8日付けEmirates24/7にあるKSA signs $613m rail contractsから

サウジアラビア、計2700kmの線路建設へという副題のついたこの記事ですが、サウジの国営通信社SPAは1月7日サウジ政府はあわせて6億1300万ドル相当となる3つの契約に調印した。これらは最長の鉄道線路となる南北鉄道を支援するもので、維持管理サービスビルや駅舎5つの建設で構成されている。

サウジアラビアはインフラ整備に何十億ドルも費やしており、首都リヤドと隣国ヨルダンとの北部国境付近を結ぶ2700km超の鉄道、これは同国にとり最長の路線となるものだが、を建設中だ。

このプロジェクトは国営のPublic Investment Fund(PIF)により資金調達された。

この鉄道は同国の工業都市であるJubailとDamman港をRas Azzourを経由し、鉱業地域をネットワーク化するものでもある。

もう一つは1月11日付けTrade Arabiaの記事でBahrain infrastructure projects on track

バーレーンで実施されている全道路およびインフラプロジェクトは予定通りであり、計画に従って完工の見込みであり、他のプロジェクトも入札の段階に来ているし、これが決まれば直ぐに着工されるだろうと政府高官は発表した。

同国は2030 Economic Visionに添ってインフラ開発を進めており、パイプライン網と道路を中心としたインフラ整備だ。

バーレーンは建設プロジェクトに環境配慮技術の利用促進を行っており、今後のプロジェクトはさらにグリーン技術を利用したものとなろう。建設におけるグリーン技術の利用についてバーレーンはリードしているが、もっと重要なのは電気器具、配管、冷凍および空調であるともしている。

ホルムズ海峡というよりイランと欧米の対立がどのように進み決着をつけるのか?
予断を許さないものですけど、やっとイラクやアフガニスタンの駐留が終わり、来年大統領選挙を控えたオバマ政権は軍産複合体とどのように付き合っていくのか、不安定要素が気になります。
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by fukimison | 2012-01-13 10:49 | プロジェクト  

米ロングビーチ、自転車優街区

本日はインフラというよりまちづくり系の話題と建築の未来を担う学生についての記事を取り上げてみました。

まず、少し古い記事ですが、New Study Shows High Unemployment Among Recent Architecture Grads という記事がHuff Postにあります。
以前から建築家ほど高学歴、低収入、長時間労働はないと言われています。個人的には某M地所設計などいい収入を得ているように思いますが。。。平均するとということでいえば、まあ、そうかなぁと。でも自営は建築であろうとなんであろうと、日雇いだし、仕事があってナンボのものだし、常に3割バッターでなければお呼びもかからない。

愚痴はともかく記事は、「米国勢調査局により実施された最近のAmerican Community Surveyによれば、人文系の卒業生の失業率が9.4%、アートが11.1%であるのに比して建築学科の卒業生のそれは13.9%と同期の卒業生の中で最も高い失業率を示している」で始まります。

これの元記事となったワシントンポスト紙に失業率というか就職できない卒業生のグラフがでていますが、なかなかすごいものです。For college grads, where the jobs are

このグラフを見ると記事にもあるように、子供に好きなことを勉強するべきだ、といってもモノによっては他よりも価値のある(お金になる)好きなことが存在すると。。。。。。

米ロングビーチの記事はちょっと明るめです。
NationにあるCan Long Beach Prove that Bikes Are Good for Business?によれば、ロングビーチ市長が自転車好きということもあり、自動車天国から自転車へ舵をきったとあります。(やっぱり首長なのね)

「州および連邦補助金に加え地元の自転車愛好家の支援により、同市は130マイルの自動車道とは独立しレーンのある自転車専用道を主要な大通りに設置した。これにより子供やその両親は学校まで安全に歩いてまたは自転車でかよえるようになり、加えて新たに1200の自転車用ラックを設置した。」

「恐らく最も革新的なことは、市職員が自転車はより多くのお客をもたらすと、今まで信じてきたことと全く逆のことを説明し、地元商店と一緒になって同市が全米で初となる自転車優先ショッピング街を作り出したことだろう」

Green OctopusコンサルティングのApril Economides氏は「簡単な計算です。1台の車を止めるスペースに自転車なら12台が止められる。「車の所有をやめて自転車へシフトすると、使えるお金が増える。例えば、通勤に自転車を使うとして年間費用は300ドル、これに比べ車だと年間7000ドルはかかる」

可処分所得が増え、スペースはでき、排気ガスは少なくなり、いい事だらけのように聞こえます。

visibility:コーヒーショップに、しかも通りから見えるところにバイクラックがあることで、新しいお客が店を利用するとありますが、これは日本のまちづくりにもっと利用してもよい考えです。

今、自転車と歩行者の事故が増えていることで、なんとなく自転車が悪者になっているように感じますが、これこそ、上手なレーン配置、切り分けで、プラスに持っていくように考えたいなぁ。
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by fukimison | 2012-01-12 12:25  

環境、経済そして民主制

インフラは経済、環境と切り離しては考えられないもの。旧来インフラから未来インフラを考えた時、これはどうかな?とおもいご紹介です。

1月5日付けBerkeley LabによるDepleted Gas Reservoirs Can Double as Geologic Carbon Storage Sitesは「オーストラリア南東端で行われている実証プロジェクトは枯渇した天然ガス田は炭素隔離(CO2を大深度地下に注入し永久貯蔵することからなる気候変動緩和政策)に再利用が可能であることを確認する一助となった」と記しています。

「2008年4月に始まり18ヶ月の実証期間において国際的な調査チームは65,000トンのCO2濃度の高いガスを地下2kmに位置する枯渇したガス田(オーストラリア、ビクトリア州西部)に注入した。これは1日あたり130トンのCO2、または10メガワットを発電する小型発電所の排気量に相当する。
注入中および注入後に行われた大規模なモニタリングにおいて、土壌、地下水、および大気に対する貯蔵されたC02による影響は測定できなかった。
地質炭素隔離は石炭火力発電所などの大型の固定的施設からのCO2を取り込み、温室効果ガスを捕まえる地下岩石層に注入する。
科学者は枯渇した天然ガス田はいままでガスを貯蔵してきたことから、炭素隔離における可能性の高い対象と見なしている。天然ガスを数百年に渡って貯蔵してきた同じキャップロック(帽岩)はCO2もまた貯蔵できるに違いない。枯渇した天然ガス田もまた、ボーリング孔やパイプライン網といった注入に必要な一部インフラに利用可能だ」

このように三方一両得みたいなプロジェクトが、これからのインフラになっていくのではないでしょうか?

昨日民主制のほころびを補完するものとして直接民主制をあげ原発の是非を巡る都民投票条例請求の署名活動のことをお伝えしました。これは昨年12月10日より大阪市と東京都で同時に始まったものです。有権者数の関係から期間が異なり、大阪市は1ヵ月で法定署名を4万5千ほど、東京都は21万5千ほど集めることで成立します。

そして昨日が大阪市条例請求署名集めの最終日でした。昨年末、あと10日ほどで1万5千集められるかと瀬戸際で暗いムードも漂いましたが、大阪人の根性で法定署名数を上回りめでたく終了。

参照記事はこちら「大阪、原発住民投票を請求へ 署名5万人超える

民主主義の根底にある個人という考え方が薄い日本、素人が下手に手を出すより専門家に任せておけば安心というのが現状を作ったのであれば、そしてそれに不満があるのであれば、そろそろ自分で考え決める、
自己責任というのであれば、確かに私が決めたのだから責任を取る必要がありますね、と言えなければおかしいでしょう。

もっとも政治家も官僚も企業も責任を取らないのに、人々だけが取るというのもアンフェアだけどね。

資本主義も綻び始めていると感じます。ロナルド・ドーア教授が「アングロ・サクソン資本主義の終焉」、「世界経済の金融化」とおっしゃっていますが、問題は金融化により政治や教育、いわば社会のありかた全体が影響を受けニッチモサッチモ行かなくなっているように感じます。

じゃあ、金融セクターだけが1人勝ちかというとそうでもない。

欧州に眼を転じると、サルコジ大統領の支持率が上がったとありますが、ユーロ危機は以前として存在しています。ユーロ危機は同じような規模の国がベース部分の共有を計るだけにして置けばよかったのに、数が多い方がメジャーになれるとして、ちょっと危なっかしい国を加え拡大していったことに問題があると言われています。あのギリシアもドラクマ国債のままだったら、もっと違っていたと思います。ではユーロに参加せず、自国通貨を使い続けている英国は調子が良いかというとそうではない。

1月10日付けの英テレグラフ紙はFinancial services sector sheds 20,000 jobs in six months, claims CBI and PricewaterhouseCoopersとして「CBI(英産業連盟)とプライスウォーターハウスクーパーによれば、英国の金融サービス部門は第1四半期の終わりまでの6ヶ月で20,000の雇用を削減する模様とつたえている」とあります。

どこまで続く泥濘ぞです。
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by fukimison | 2012-01-10 12:36 | 公共財  

人口減と原発報告書

三連休の最後の日ということで、軽めです。
しかし内容はけっこう重い。

まず本日の朝日新聞、もうお読みになった方も多いと思いますが、千葉県、初の人口減少 東京圏1都3県も人口減時代にという記事

いままで地方からの人口を吸い上げてきた大都市も、そのサイホン効果がなくなり人口減に入ると、かえって過疎地よりも速く、そしてシビアな状況が生まれると言われてきました。そしてこの記事によるとそれが現実化しつつある、しかも予想より7年も速く人口減少に転じたとあります。

昨年の大震災による液状化、そして東葛地域のホットスポットで人口流出と流入がマイナス方向へ動くというのはあるでしょうけど、しかし1年で20万戸、5年で100万戸の空き家が生まれている日本です。

人口減について県は「一時的か長期的なものかは判断できない」との見解。と記事にありますが、終わりの始まりと捉えるのが宜しいかと愚考します。

終わりの始まりは、新しいことの始まりでもあります。いままでとはちがった尺度を育てることを、これは早く始めれば始めるほど宜しのでは?

もう一つ、久しぶりの福島物ですがJapan Probe Finds Nuclear Disaster Response Failedという記事が昨年末でています。

「地震と津波は激烈なものがあり、緊急用冷却システムが適切に作動していたとしても、メルトダウンは発生しただろう。しかしより迅速な対応によりコア部分の損傷を減少させ、放射能漏れを最小にし、危険な放射能を大気中に放出した水素爆発を防ぐことは出来たかもしれない」とあるあたり、微妙です。

最終版は2012年中頃との報道ですが、中間報告と最終版を比べてみるのも良いかもしれません。

いま、大阪と東京で原発利用の是非を住民が意思表示をする場をつくろということで、原発に関する住民投票条例設定を求める署名活動が行われています。

現在の代議士による間接民主制の弊害があらわになっているように感じます。全部を直接民主制で動かすわけにはいかないけど、欧米のように間接民主制を補完する住民投票は必要でしょう。

なんとか成功させたいものです。都民投票ここでできます。
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by fukimison | 2012-01-09 10:39 | つれづれ