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米NY、LowLine プロジェクト

本日の紹介はなんと言ったら良いのでしょうか、いろいろな意味で面白いなです。

ごちゃごちゃ説明するよりLowLine:An Underground Park on NYC's Lower East Sideを見ていただくのが一番でしょう。

マンハッタンのLower East Sideにあるトロリーの地下車庫、もう利用されなくなって随分になるのを現代技術を利用して公園にしようというもの。

確かに資金さえあれば、現代の技術でこれは可能でしょう。
そして、こういうことを思いつき、人に賛同してもらう手立てが安価にできるようになった。ネットに映像をあげ、完成予想図をいれる。よくIT革命というけど、こういうことが、まぁ簡単にできるようになった、それほど資金力の無い人でもなんとかなるようになったというのは大きい。

面白い時代にいるなぁと思う今日この頃です。
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by fukimison | 2012-02-28 11:36 | プロジェクト  

サウジアラビア、キンダムタワー建設へ

例年より大分遅れて梅の花が咲き始めました。梅は香りが高く、特に黄色い蝋梅は香りが立つ様に感じます。でも紅梅はまだ蕾が固いですね。

最近は大規模橋梁、トンネルといった景気の良いインフラニュースがなかなかでないのは景気のせいもありますが、維持管理費のことものしかかってきます。巨大インフラじゃなくても、人口減の都市は空き家が増えると、税収が上がらないのに、面としては今までどおりに電気・ガス・水道といった生活インフラを維持せねばならず、その管理費の捻出に苦しむことになります。

本日の記事紹介は2月22日付けArab NewsのKingdom Tower project in Jeddah gets final go-aheadという景気の良い記事を選んでみました。

サウジのキングダムタワーですが、これについてのバックグラウンド情報を探したところwikiに「キングダム・タワーはサウジアラビアのジッダに計画中の、高さ1,610mのハイパービルディングである。」と出ていました。

Arab Newsによれば「世界で最も高いビルの建設プロジェクト進めているジェッダを本拠とするKingdom Holding Company (KHC) の会長であるAlwaleed bin Tala王子は、建設に向け最終許可を得たことを発表した」として建設に向け同タワーが一歩前進したことを伝えています。

「建設費46億(SR・サウジリアール:1sr=21.4JPY)、高さ1000m超のキングダムタワーは、Jeddah Economic Companyがジェッダの北、紅海とObhur Creekを望む広さ530平方m超の地で行う新都市開発であるKindgom City第1期の目玉となるものだ。」

「請け負う業者5社がキングダムタワーのプロポーザル提出に招請され、ショートリスト3社がタワー建設に向けた最終提案を行い、Saudi Binladin Groupが選ばれている」

このキングダムタワーについてKHLもKingdom Tower go-aheadとして2月24日に伝えています。

こちらでは「Kingdom Cityの総工費は2000億米ドルなると見られている」「高さ1000は現在世界一の記録を持っているブルジュハリファ830mを抜くものだ」「この計画の建築家は米国を本拠とするAdrian Smith + Gordon Gill Architecture (AS+GG)で、スミス氏はSOMに勤めていた際、ブルジュハリファの設計責任者であった。」とあります。

「キングダムタワーは総床面積500,000平方メートル超で、高級ホテルのフォーシーズンズ、フォーシーズンズによるサービスアパートメント、オフィス、コンドミニアム、展望デッキ(現在の記録保持者を追い抜き、世界で最も高いところにある展望デッキとなる)などを持つ複合利用ビル」

しかし中東にはこのような高級複合利用ビルはいったいいくつあるのだろうか?
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by fukimison | 2012-02-27 12:09 | プロジェクト  

欧米の市場環境

日本全体で空き家軒数約800万戸、さらに年20万戸が加わっていくし、千代田区の空き家率は23%という統計もでていることから、各国の不動産レポートを若干拾ってみることにしました。

すべてProperty wireの記事なのですが、2月23日付けのWeak economy takes its toll on UK property prices, research showsはタイトル通り、2007年の住動産価格より現在価格が高いのはエセックスのRochfordとSouth Lakelandの2カ所のみというHalifax社のデータ提示から始まっています。

「調査は住宅市場がピークを示した2007年、それに続く下落期、いまだに英国の住宅価格は2007年の価値に戻していないし、先にRochfordは1%、South Lakelandは0.1%高いだけ」なんだそうです。

「近年、最も住宅価格の低迷を見せた9地点は全て北アイルランドで、中でもCraigavonは2007年の213,844ポンドから2011年に103,383と半分になり最大の下げ幅を示している。」

どうも英国は北低南高という南北分断が住宅価格であるようです。
イメージ的にはアイルランド=緑の高地で良さそうに感じますけどね。安いけどミルク1本買うにしても歩いて30分なんでしょうねぇ。

2月22日付けExperts believe that Dubai’s real estate market is more secure and transparentは、MENA地域においてUAEとくにドバイは不動産投資先としては落ち着いているし、地元のバイヤーも不動産市場に強い関心を示している、また多くのアナリストも底を打ったと感じていると報じています。

「思惑買いが消えた」とありますし、まあモノによって60%も安くなったのですから適切な物件適切な値段のきちんとしたバイヤーが出始めるというのは、わからなくない話です。

それを示すのがドバイのLand Deaprtmentに報告される土地取引の数字で、第3四半期の1589件に比べ2011年第4四半期は2605件に伸びたとあります。

最後に2月15日付けProperty sales in New Zealand reach a four year high

「ニュー時ランドの住宅用不動産売買は1月に過去4年間で最高値に伸び、供給不足に加え移民やfirst time buyerからの需要と相まって、相変わらず価格も多くの大都市で上昇基調にある」

「全国を対象とした不動産価格の月次調査は過去3ヵ月で1.1%、1年前に比べ2.7%の伸びを見せている」

「オークランド地区の価格はこの3ヶ月で2.1%、昨年より5.1%、以前のマーケットピークより1.9%の伸びで他の都市よりも速い上昇を示している」

クライストチャーチでは地震で大惨事が起きたりしていますし、ニュージーランド自身が日本と同様に断層線の上にあるわけですけど、記事を読む限り不動産バブルみたいです。
ニュージーランドはオーストラリアと違って鉱物資源が豊富ではないし、観光立国というには世界のどこからも遠いし、ワイン・酪農といった農業製品が主産業であり他国からの土地騰貴は置き難いように感じますが、どうなんでしょうね。

でも楽しい老後はニュージーランドはありえるかも。。。
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by fukimison | 2012-02-24 14:57 | 不動産  

イタリア、水上太陽光発電施設

昨日に引き続き環境ものです。

3・11以降、太陽光発電パネルを屋上に設置した住宅を良く見かけるようになりました。私の親戚の家もけっこうな金額をかけて設置したと聞きました。(しかし築80年の木造住宅の屋上に設置するより、断熱工事をしたほうがよっぽど意味があるように感じます)

なんとなく皆さんは日本=夏暑く、太陽が一杯=沢山発電と考えていらっしゃるよう思えますが、ソーラー発電は光量は必要だけど、熱は欲しくない、つまり8-9月のギラギラした日中は温度が高すぎて、光溢れても発電は落ちる、それより5月ぐらいの光はあるものの、気温は高くない日の方が効率が良いということが理解されていないように思えます。(屋根だと反射熱もあるしねぇ)

長い前置きで本日の記事紹介です。

yahooが伝えたItalian engineer invents floating solar panelsはこの問題に答えるものでしょう。

「イタリア、ピサ郊外のColignola湖に実験用の水上・回転ソーラーパネルを建設した。」

「屋上や野原に建設される一般的ソーラーパネルは重要な耕作地を取り上げ、不体裁でありオーバーヒートでエネルギーを失うと批判されているが、この水上プラントはそれらの課題を解決するものだ」

「The Floating Tracking Cooling Concentrator (FTCC) システムは不使用の人口貯水池や使わなくなった採石場の再活用を目的として設計されている」

「水がパネルを低温状態に保つ一方、リフレクターは太陽を最大限補足できるように日中の位置取りをすることで従来のものより効率的に発電が行える」

「設置費用も含め、1kWあたり1600ユーロで、Colignola湖に設置したプラント規模で焼く48000ユーロ」だそうです。

ちょっと探してみたところ2011年4月のPhysorgにHigh-efficiency solar power that floats in waterというのがありました。こちらも水上ソーラーパネルの実験ですが、水上に置くことで水がベアリングの役目を果たし向日性が簡単に確保できるというものです。(1馬力のモーターでパネルが常に太陽に向くように回転できる)

サイトにある実験ビデオを見てみましたが、こちらは水を回転に利用しているだけで、びっしりとパネルが設置されており温度のことは範疇外みたいに感じました。

どちらにしろ設置する場所の条件を最大限に生かすのが高効率化の鍵となるのは、なんでも一緒でしょう。
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by fukimison | 2012-02-23 10:53  

メキシコ、埋立地の再利用

本日は動向なのだか、環境なのだか、ちょっと迷うところがありますが、とりあえず動向ということで。
しかし、関西の原発は全部ストップ、4月には全54基が止る、なんとかなるもんだなぁというのが率直な感想、

今後の人口減、海外への工場移転による製造業の衰退、環境問題による低炭素社会の実現、いわゆるスマートグリッド、コンパクトシティですけど、まずはガスコンバインド・サイクルの充実、エネルギーの地産地消ということをもう少しかんがえてみようかなぁです。

2月21日付けGristの記事Mexico City’s giant landfill will power 35,000 homesから。

「メキシコシティは巨大なBordo Poniente埋立地を閉鎖した。927エーカーに及ぶ同埋立地は1994年以来、7900万トンの廃棄物を受け入れてきた。メキシコシティは埋立地を単に閉鎖するだけでなく、ピーク時に35,000世帯に供給できるガス発電プラントとして再開することを決めた」と報じています。

これの元記事は2月17日付けのNYTの記事For Mexico City, a Repurposed Landfillだということなので、ちょっとそちらを見てみましょう。

たしかに「市当局は35000世帯の電気供給を目的として、埋立地でできるメタンガスを集め、それを発電所の燃料する計画」とあります。そんなにうまくいくんかいねん(なぜか関西弁風)と誰しも思うらしく、これに続く文章も「全てが予定通り進むと、メキシコシティは埋立地の有効管理を検討中のほかの発展途上国の巨大都市にとり、モデルとなるだろう」あります。

「埋立地の有機性廃棄物はメタン、二酸化炭素、水蒸気が交じり合った埋立地ガスを発生させる。メタンは二酸化炭素より20倍も熱を効果的に捉える」これは逆に言うと、二酸化炭素より強力な温室効果ガスで、メタンを封じ込めている永久凍土が温暖化により溶けるとメタンガスが放出され、さらに温暖化が進む(デフレスパイラスみたいなもんです)と懸念されることの理由となっている。だからこそメタンが上手く利用できれば、温室効果ガスに対策にとり大きな影響をもたらすことになり、メキシコシティのプロジェクトレベルだと年間200万トンの削減になるそうです。

本当に上手く行って欲しいです。
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by fukimison | 2012-02-22 12:04 | 動向  

英、Battersea発電所再開発プロジェクト

本日は数年前から続く英、ロンドンのバターシー火力発電所跡地プロジェクトに関する記事を選んでみました。

まずバターシー石炭火力発電所についてwikiを見ると、ロンドン南部のバターシー地区、テムズ川の南岸に1930年代に建設されたBAttersea A発電所と50年代に建設されたB発電所があり、それぞれ2本の煙突を持つ似た形状の発電所。1983年に発電を止めるまで50年にわたりこの4本の煙突はロンドン市民に親しまれ、それによりgrade IIにランクされた文化財である。

閉鎖以降、再開発計画はあるものの次々と頓挫し、現在はアイルランドの不動産会社Real Estate Opportunities (REO)が所有、同社は2006年に4億ポンドで購入し、2010年11月に発電所を改修し、公共のものとして公開、残りの土地に3400戸の住宅を建設すると発表

同発電所はアールデコの装飾が施された欧州随一の規模を誇るレンガでの建設物であるものの、English Heritageによれば建物の状態は「大変悪く、Buildings at Risk」に登録されている

思い出したように記事がでるバターシーですが、2012年2月15日付けのガーディアン紙はBattersea Power Station - demolish, develop or preserve?として、「来月、またしても発電所は予想価格3億から4億ポンドで売りに出される、買い手としてはチェルシーFCが上がっている」と伝えています。

記事は、不動産コンサルタントは文化財指定を受けている発電所と煙突を撤去できれば、この部分で5億ポンド以上の価値があると述べたと伝えています。

テムズ河の風景を取り込んだ高級住宅地として開発するには、火力発電所と煙突が視界を遮るものとなり、経済の最大化が計れず、開発事業として成り立たない。(どこかで聞いたような話です)

この開発にかかわってきた建築家のFarrellは建物の大部分を残し、公園で取り巻くという妥協的提案をしています。それによれば広範囲な改修をしないですみ、費用も2500万から5000万ポンド程度なのだそうです。

来月改めて売却との話しから、2月17日のLondonistはNew Scheme Proposes Partial Demolition Of Battersea Power Stationという記事を掲載しています。

こちらもFarrellの提案紹介から始まり、「2級文化財の建物の壁を撤去し、建物の中央部分から公園へと続く列柱のあるオープンスペースとする。煙突、タービンホール、制御室といった建物の重要部分は保存される」としています。

しかし記事は「煙突は既に状態が悪く、これらを解体撤去することで5億ポンドが開発費用で節約できることから、数あるプロジェクト提案もこれらの保存は視野にないものが多い。所有企業が財政危機に陥ったことから最新の改修計画も頓挫し、チェルシーFCによるスタジアム建設案が浮上」としています。

何年もいろいろな案が出ては消えたバターシー再開発ですが、保存と開発の上手なバランス(金融的にも)に対する解は、おそらくその視点をどの時間軸におくか次第なのだろうなぁと思うのですが、どうでしょうか?


ところで、原発の是非を都民が決められるようにしようという都民投票条例を求める直接請求の署名簿が昨日各地選管に提出されました。市長選挙の関係で現在も署名活動が続く八王子・府中・三宅村を除いた市区町村の署名数は直接請求成立に必要な21万4300を超え、31万超でした。文句ばかりで何も進まない社会よりも、大変だけれども、自分で考え、決定し、その責任を引き受ける、が普通のこととなる社会に近づいて欲しいです。
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by fukimison | 2012-02-21 11:09 | プロジェクト  

ドバイのRotating Tower、ロンドンで実現か?

正直に言えば、ロンドンではなく、ドバイで実現して欲しいプロジェクトですね。
中東諸国の模索を見ていて、巨大建築を柱にしたリゾート地のドバイ、各国の有名美術館・博物館を誘致したアブダビ、欧米の有名大学・大学院・研究所の集積による学術都市構想のカタールの中で、残るのは天然ガスリッチのカタールであり、これらの誘致が王道だろう、と思っていました。

しかしここまで来ると、ドバイはこういった奇想天外ビルの見本市会場として生き残っていくのも、建築オタクにとっては面白いし(すみません、他人事です)、お客は呼べるだろうと思わなく泣くも無いですね。

2月11日付Emirate247の記事World’s first rotating tower not to come up in Dubaiは、そのタイトルの通り、世界初の回転する超高層ビル(rotating tower)の建設がドバイではなく、ロンドンで実現されることを嘆いております。

このrorating towerプロジェクト、もともとのプロジェクト名はダイナミックタワーは、David Fisher設計によるもので、高さ420mの80階建てのビルで動く超高層ビルとしてドバイに建設が計画されたもので、wikiによれば、各フロアがそれぞれ独立して回転することから、タワーの形が常に代わり続ける、(各フロアは最大1分6m、または90分で1回転)、2008年、事業者は2010年に完成としていたが、2009年になりFisherしは2011年後半に完工と宣言、しかし、工事は始まらずに今回の記事となったもよう。

それでもロンドンを本拠とする事業者のダイナミックグループは、経済状態が回復したら実現とドバイプロジェクトをあきらめてはいない様子です。

あらためてダイナミックグループサイトを見るとロンドンプロジェクトがでています。「現在、ロンドンは三度目となる2012年オリンピックの開催都市としての準備を進めており、この回転するタワーをイベントのランドマークとして、さらには未来の生活のアイコン、次世代のインスピレーションとして実現したいとしています。

しかし2012年も2月半ばでいったいどういう目算があってこんな記事がでるのかと思い、英系のサイトを調べてみたところ、2月15日のLondonistにRotating Dynamic Tower Coming To London?あり、その後半にしっかりと「建設予定地、建設許可、資金、さらには入居予定者に関する詳細情報はなく、この話は都合の良い解釈以上のものではないと推測する」とあり、なるほどぉみたいな結末でした。
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by fukimison | 2012-02-17 11:39 | プロジェクト  

ロンドン、バイクシェアリング拡大

本日は英・ロンドンで2010年に始まったバイクシェアリングの記事をお届けします。

これについては既にwikiにも記述があり、それによると2010年7月30日開始。ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏の名前からボリス・バイクと称されることもあるが、スポンサーのバークレーズの名前を冠してBarclays Cycle Hike(BCH)というのがプロジェクト名だそうです。

201年にBCHが開始されたとき、自転車は5000台、駐輪場は315箇所、対象地域はロンドンの8区約44km2でしたが、徐々に自転車は増え現在では6000台、駐輪場400箇所になっているそうです。

プロジェクト費用は計画から実施まで6年をかけその費用は1億4000万ポンドで、その年間運営費用の全額をロンドン交通局(TfL)が負担するため、実施まで2-3年かかると見込まれていたのが、バークレーズ銀行が初期資金の18%にあたる2500万ポンドを負担することになり、その代わり自転車にはバークレーズの広告がはいることになったというわけです。

このプロジェクト好調なようで、2月10日付けBBCの記事London cycle hire scheme expansion date set for 8 Marchによれば、3月7日から新しいスキームが始まり、対象地域が東側へ20km2さらに広がり、2300台の自転車、4800箇所の駐輪場が追加になるのだそうです。

TfLのサイトを見るとBarclays Cycle Hire expansionとして拡大対象地域や駐輪場の場所を示す地図が告知されています。

日本も昨年の震災以降、緊急時の交通手段であり持続可能な交通として自転車が注目されていますが、ま自転車文化もなく、まだまだ人、自転車、自動車の住み分けやマナーが出来上がっておらず、無謀な自転車が記事になる現状です。

しかしガソリンの高騰、排気ガスなどなどを考えると、もう少し上手な共存がそろそろ生まれてきても良いように感じます。

自転車が歩道を走る時は車道側を走る、交差点では自転車から降りて、押しながらわたる、歩行者は車道から遠い側の歩道を歩く、

動きの速い、またぶつかれば人よりも強い、自転車が人をよける。
これは自動車が人をよけるのと同じ
そして自動車は自転車、人をよける

これだけで随分違うはず
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by fukimison | 2012-02-14 10:45  

中国、チンタオのPacific Dream Plaza

とにかく忙しくて、やっと終わったら風邪を引いて、人心地ついたら13日になっていました。10日も間があいたのは旅行以外では初めてでしょう。

久しぶりの記事に何を選ぶのかちょっと考えましたが、やはり大型プロジェクトが良いと思いアトキンズがチンタオ(中国山東省)で行うPacific Dream Plaza projectを選んでみました。Pacific Dream Plaza、なんとも壮大な名前です。

まずイメージを見ていただくのが一番なので、2月9日付けWorld Architecture NewsのWaterfront complex springs up in Qingdaoをどうぞ、

SF映画もどきというか、なんとも不思議な感じです。
記事は「中国、チンタオでアトキンスによる複合利用開発のパシフィック・ドリーム・プラザ、建設始まる」の見出しがついて、「中国北部のチンタオでアトキンス設計によるパシフィックドリームプラザの建設が始まった。川沿いの300,000平方mの開発は30階建ての5つ星ホテルタワー、1500戸の住戸やオフィス、小売スペースを含め、一連の修景的な街区や小道を軸として構成されている」で始まります。

もっと現実的なイメージとしてはarchibaseplanetのPacific Dream Plaza記事の方が良いでしょう。

「この開発は2方を川で囲まれ、他方は既存の周辺地域と一体化している。こういった境界条件は建築家にユニークな課題を与えた。というのも4つの面からの開発が存在するわけで、それはファサードのデザインや建物の形状を全ての方向から見て調和するように、慎重にモデル化する必要があった。さらに香港のアトキンス事務所に所属する交通エンジニアリングチームと協働で解決する必要のある、複雑な交通流れやサービスインフラ問題をもたらした」

アトキンスの北京スタジオはアトキンスの英国、香港および上海の構造、交通および持続可能チームの支援を受け、マスタープランから詳細設計までの設計デザインを請け負ったとありますが、肝心の工期や予算が書いていないのはちょっと問題。

しかし中国もそろそろ製造業が行き詰ってきたという声も聞かれ、また不動産バブルをどのように軟着陸させるかが重要な課題といわれる中、このような豪華都市開発をして大丈夫なんでしょうか?大丈夫じゃないとしても、ここで中国に失速されるとこまる欧米が助けると踏んでいるのでしょうか?
過去に5回もデフォルトしたことのあるスペイン、そしていま話題のギリシア、素人が考えても休むに似たりですが、気になります。
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by fukimison | 2012-02-13 11:34 | プロジェクト  

英ロンドン、シェアドスペースの実験

インフラというより都市計画であり、交通政策の範疇に入ると思いますが、シェアドスペース(共用空間)の壮大な実験とも言えるロンドン・Exhibition Roadプロジェクトが完成したので、本日はこれを選んでみました。

このExhibition Roadについてはいろいろなサイトがありますが、この通りがあるケンジントン・チェルシー区によるExhibition Roadの説明を見ると、「Exhibition Road、南はサウスケンジントンから北はハイドパークに至る通りで、ビクトリアアルバート美術館、自然史博物館、ロイヤルアルバートホール、インペリアルカレッジなど芸術や教育における名だたる機関が建ち並び、年間1100万人もの観光客が訪れる通りとして有名だ。しかしここに通う学生、労働者や住人に加え観光客で通りは歩行者と車が入り乱れ、常に渋滞していた。そこでこの不愉快な通りを全ての人にとって快適な通りに変えることにし、計画通りの工期と予算で2011年12月8日に完成しこのたび正式にオープンを迎えた」とあります。

つまりShared-spaceの通りとして生まれ変わったわけで、その報道記事としては2月1日付けのBBCによるWest London Exhibition Road re-opens as 'shared-space'が「3000万ポンドを費やした再開発で新しいEXhibition Roadは縁石がなく、障害のない平坦なShared spaceの通りに生まれ変わった」と説明しています。

「計画の元、車両は時速20マイルで走るよう義務付けられる一方、視覚的、触覚的なラインが車両の利用するエリアと歩行者が利用するエリアを分けている」とあり、縁石による歩道がなく車歩を区別するのはラインだけであるものの、自動車の速度を抑えることで事故を防ぐ、またガードレールや歩道がないことで両者が互いに気を付け合うことを目指しています。

しかし盲人にとってはかえって境目がわからなくなり、かえって危険だと批判が寄せられているという一文もあります。

ケンジントン・チェルシーによるサイトでは
1、縁石のない平坦な道
2、ガードレールや道路に設置された標識がない
3、広い歩道部分と論理的道路レイアウト
4、時速20マイルの自動車が走行するエリアと歩行者が利用するエリアを分ける視覚的、触覚的ライン
5、新しい高品質な街路照明
という大胆な変更が行われたと説明しています。

百聞は一見にしかず、このサイトにある変更前と後の写真をみていただくのが一番でしょう。

踏むことで境目を知らせる触覚的ラインがあっても、歩道の切れ目で交差点を理解する盲導犬を利用する人、弱視の人などからは不評だそうですが、おそらく車椅子を利用される方にとっては好評なのでは?

共用空間、これからの改良によりさらにユニバーサルになることを望みます。
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by fukimison | 2012-02-02 22:00