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英、再生可能エネルギー市場の動向とアイスランド

またしても間があいてしまいました。

そしてまたしても英国の環境系記事
もう少しバラエティーに富んだ記事配分にしたいのですが。。。。

ともかく、

4月24日づけロイターはGreen economy worth 24 billion pounds by 2020 - reportとして「コンサルタントのInnovas Solutions社は、英の再生可能エネルギー市場は2020年までに2010/11年度の倍にあたる240億ポンドに伸びるだろうとした報告書を発表」と伝えています。

「この伸びは同分野での雇用を4倍である40万人に押し上げると見込まれる」ともあり、持続可能エネルギー市場=拡大のトーンです。

「英国の再生可能エネルギー産業において、その売り上げの3分の1(40億ポンド)が風力であり、またグリーンエネルギー産業従事者の3分の1近くが風力のサプライチェーンに雇用(31400)されていることから、発電が主軸といえよう」

「陸上および沖合い風力発電セクターは輸出額として5億ポンドを計上している」

「補助金およびそれに続く早期削減が前年比280%という最大の伸びを太陽光セクターにもたらした。約15,650人がこの分野で雇用され、再生可能エネルギー関連雇用において風力発電に次ぐシェアを示している」

英国のレポートは再生可能エネルギー市場は伸びが見込めるというもので、気候温暖化、co2の排出削減、福一による反・脱原発傾向を考えると、誰でも書けそうといっては失礼か知らん?

それよりもちょっと面白いのは4月23日にRenewable Energyに掲載されたIceland Attracts New Business with Clean Energyの方で、2008年の金融危機でアイスランドの高金利を良しとして英国やオランダといった国外の預金者の預金まで銀行倒産により消えてしまったアイスランド、その同国がクリーンエネルギーを全面に打ち出して、回復基調にあるという記事

アイスランドは原発がないだけでなく、石炭や天然ガスによる発電所もない、あるのは水力と地熱発電だけ、そこでクリーンエネルギーを売り物にデータセンターの誘致をおこなったというもの。
電力料金は欧州でも競争力のある値段だそうですし、大量のコンピューターを動かすだけでなく、普通はコンピューターを冷却するためのエネルギーも必要なのが、アイスランドという地の利から単なる通風でよいとのこと。
なんだかいいなぁ。

さて、自然エネルギーで国家再生なるのか、注目です。
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by fukimison | 2012-04-27 11:22  

英、風力発電の景観問題調査

あっというまに1日が過ぎます。

時間が足りないのは時間の使い方が下手だからなのだろうか?
プライオリティの置き方をもう一度考えなければね。

本日はRenewable UKが発表した風力発電による景観阻害の問題調査です。

4月12日付けのRenewable UKのプレスリリースWind Power has strong support among British public – and the look of wind farms on the landscape is acceptable to the majority はもうタイトルどおり、市民は風力発電タービンによる景観阻害をあまり問題と捉えていないという調査発表です。

67%が風力発電の利用を肯定しており、これに反対するのは8%だけ
大分部の人(57%)が風力ファームによる景観阻害はacceptable(まぁいいんじゃないといった感じかな)であり、20%は全く問題ないとしている。
70社がWind Energy Industry Charterに署名
Wind Energy Industry Charterは資料によれば「英国のエネルギー保証や将来の繁栄に向け投資する、何万もの長期的は雇用を生み出すことで経済的安定を提供する、いま英国にくわえ将来世代に対してもクリーン、安全、そして手頃な価格で提供する」が目的だそうです。

今回のリサーチはIpsos MORI社がRenewable UK(英国の風力及び海洋エネルギー企業の集団)に向け行ったもので、回答者の67%が風力発電の利用に肯定的、うち28%は大変肯定的、8%が否定的、うち3%が全く反対なんだそうです。

風力発電に利用については福一以降、世界的に持続可能なエネルギー源、太陽光・風力・波力に移行してゆくべきだというトレンドが強くなっていることから、そんなもんだろうと思います。

ただ陸上風力発電に関しては、景観阻害に加え低周波問題、バードストライク、騒音などの点で論争があるのは確かで、なかでも景観阻害については最初からおおきいのでこの結果はちょっと微妙な感じがします。

特にRenewable UKの事務局長がこの調査結果に意を強くしたと述べているあたりがね。

プレスリリースの中に「風力タービンが与える景観上のインパクトにより風力発電に反対の立場を取る反風力キャンペーン者へのさらなる打撃として、調査結果は大部分の人が風力ファームの形状は許容範囲としていることがある」としているのも、なんだか変な証明に使おうとしているように感じるのは疑いすぎでしょうか?

そういうような疑問を持つ人への回答がリリースの中ほどにあります。
風力ファームの景観阻害について、回答ははまったく受け入れられない(1点)から全然問題ない(10点)の10段階で許容度合いを示す方式をとっていることが記載されています。

「57%が7点から10点と回答し、うち20%がまったく問題なしとしていることや、否定的な1から4点の人は17%であり、22%が5ないし6点、4%がわからないと回答」

しかし英国は風力発電よりも波力発電の開発に力を入れていたように思うのですが、どうなんでしょう?
風の強い海岸付近はありそうだし、技術的開発が進んでいるのは風力と考えればあとは景観問題のクリアで進められるということなんでしょうか?
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by fukimison | 2012-04-24 13:58  

フィリピン、ミンダナオの電力事情

政治に文句を言っていても始まらない、選んだのは有権者(納税者)である私たちだから、いまの政治はいまの私たちの姿を映すもの
しかし、日本の新聞・テレビといったマスメディアはどうなっているのか?
以前から偏差値を得るために海外メディアを見ては来ましたが、3・11以降必須になりつつあります。

本日はインフラでも景観でもなく、タイトルに惹かれたというのが選択理由というフィリピンの話題です。

4月16日付けJournal onlineのDiscordant voices in Mindanao darkness は「ミンダナオで高まるエネルギー問題においてアキノ大統領はAgus-Pulangui 水力発電所売却を退け、ミンダナオの住民は電気料金の値上げか、より多発する停電のどちらかを受け入れなければならない。政治のレトリックでなく、経済の現実であり、値上げを受け入れなければならない。すべてに値段がある。と述べた」と伝えています。

停電が値上げかの二者択一を迫ったわけですね。

アキノ大統領は非効率な国営水力発電所を売却・民営化したいという考えであり、それに対し地元経済界や環境保護主義者は民営化反対というのが、今回の発言の裏側にあるようです。

郵政民営化を思い出しますが、国営だから非効率、民営化だから市場原理が入って効率的で適正な価格になるんでしょうか?

でも日本の電力会社の総原価方式を考えると、うーみゅです。株式公開しているから民間会社のくくりのはずなのに、原価の3%の利益を乗せることが保証されているとはこれいかに?

突然話は飛びますが、これからは税金を納める国を選ぶのが本流になりますね。
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by fukimison | 2012-04-19 11:00 | 公共財  

仏アレバ、インドで太陽光発電事業

ここのところ原子力といえばアレバ、アレバといえば原子力のはずなのに、持続可能エネルギー系の事業ニュースが多いですね。
福一以降、大本山でもちょっとねという風向きになってきたのかしらん?

4月11日とちょっと前のニュースですがFrench group Areva to build big Indian solar power plant

記事は「フランスのエネルギー企業アレバ社はインドでアジア最大となる太陽光発電所の設置を行う。アレバソーラー社は小型線状フレネル反射器(compact linear fresnel reflector )を利用し、250MWの発電量を持つ発電所(2カ所)をインド北西部のラジャスタン州に建設すると発表した。」

資金調達の状況のコメントがないので、アジア最大というところから類推するしかないですね。

「プロジェクト、既に第1期は開始されており、石炭火力発電と比べ年間約557,000トンのCO2の削減に役立つ」のだそうです。

第1プラントは2013年5月に操業開始予定だそうです。

アレバ本体のリリースはIndia: AREVA awarded contract by Reliance to build Asia’s largest concentrated solar power installation

「アレバ社の子会社であるアレバソーラー社はインドのリライアンス・パワー社から250mwの集約型太陽光発電所の建設契約を得た。これはアジア最大の太陽光発電所となり、2022年までに太陽光発電量を20,000MW積み増そうというインドとり一助となるであろう。さらに同規模の石炭火力発電所に比して年間557,000トンのCO2の削減が見込める」とあり、ほぼヤフーニュースの内容と変わらないですね。

アレバソーラー社はインドのみならず、オーストラリアや米国でもプロジェクトを手がけており、現在500MW超のプロジェクトが操業・建設中・開発中であり、アレバ社を急成長を遂げるCSP技術プロバイダーとしているのだそうです。
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by fukimison | 2012-04-18 10:22 | 動向  

米、アイダホパワーコスト上昇

本日は久しぶりに米の環境系ニュースを拾ってみました。

4月16日Energy CentralはIdaho Power: Renewable Energy Projects Pushing Costs Upとして、アイダホパワー社が再生エネルギー開発を促進する連邦インセンティブプログラムが逆に費用の押し上げとなっているとして、5.1%の値上げを求めたことを伝えています。

「略称PURPAの連邦Public Utilities Regulatory Policies Act(公益事業規制政策法)に関連する費用が前年に比して25%近く増加した。この連邦法は小規模の再生可能エネルギー供給者に支払うべき一定のレートを定めたものでだが、アイダホパワーのような供給者は、多くのアイダホ風力発電開発プロジェクトを含む大型プロジェクトは、この連邦法による率の恩恵を受けるため意図的にプロジェクトを小口化していると主張している」

「Idaho Public Utilities Commissionがこの値上げ申請を認可した場合、住宅用で3.79%、一般的な家庭で月にすると2.82ドルから2.88ドルの値上げとなる」のだそうです。

もう一つ、4月13日付けのSmart meters up and running in Norway を見て、メイン州ノルウェーではスマートメーターの設置が既に終わっている街もあるのか、とその進みの速さに感心するとともに、文中にある住民の不安になるほどでした。

設置は昨年夏に始まってこのほど終了したのだそうですけど、「利用者は無線接続されたメーターのサイバーセキュリティーについて不安を示している」とあります。

利用者は電力会社のウェッブサイトで利用状況を確認できるとありますが、もっと他のことを宣伝しないとそんな事のために2011年に5億、2012年にも同額の投資を行う意味がないなぁ。

Central Maine Power Coにスマートメーターの説明を見に行ったのですがなぜかtime outに、よっぽどアクセスが集中しているかなぁ?
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by fukimison | 2012-04-17 12:04 | 動向  

英企業、福島除線に参加

キャメロン英首相が訪日されていましたが、日本のメディアの露出はそれほど大きくないように感じました。
でも英政府系サイトをみるとこんなプレスリリースが。。。。

4月10日、エネルギー・気候変動省はUK firms could assist Fukushima clean upとして「英国と日本は民生用原子力分野での協力に関する枠組み協定に調印した。これにより英企業が数十億ポンド規模の福島除線作業に参加することが可能となる」といったリリースを発表しています。

原子力エネルギーに関する日英首相会談は「日本企業は新プラントデザインや工事に関する専門知識を、英国は除線や廃棄物管理に関する経験や技術といった相互に利益のある分野で協働を行うこを確認した」とありますが、どっちかといえば、福島除線や廃炉作業で英企業がお商売を行うことを確認といったところでは?

「両国は原子力安全性について緊密に作業を行い、また規制に関する専門知識を共有するものだ」

「両国は福島原発の改善、除汚、廃炉に冠する知識、経験、および技術を共有し、日英の上級職員は民生用原子力に関連する一連の作業について年次会合を持つ」のだそうです。

Charles Hendryエネルギー担当大臣は「英国は原子炉の廃炉と廃棄管理分野に多大なる経験と知識を有している。日本との協働はこれらの分野で両国にとり大きな利益となることを確信している」と述べています。

「この合意は英企業に日本の産業界と協働を行う機会をもたらすものであり、英国の世界でも一流の経験を共有していくものだ」

さらに原子力産業協会(the Nuclear Industry Association)と日本原子力産業協会(the Japan Atomic Industrial Forum)は英・日企業間のさらなる協力を行う覚書に調印した。

ふうううううん。
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by fukimison | 2012-04-12 14:06 | 動向  

独ライプチヒ、公共交通機関無料週間始まる

昨日に続いて欧州の環境系記事紹介です。
環境に配慮したエネルギー政策を推し進めているドイツですが、東部のライプチヒで火曜日からの4日間、公共交通機関無料キャンペーンが始まったということです。

4月12日付けのFree public transport in Leipzig to combat cars記事によると「自動車通勤の抑止としてガソリン高騰、交通渋滞、温暖化ガスを掲げ、地元のバス、鉄道およびトラムの運営事業者は、より良い通勤オプションの提供のため団結した」

ライプチヒ交通サービスによると「いつも公共交通機関を利用している通勤者は、既に正しい選択をしている。我々は車通勤者にイースターの後4日間にわたり公共交通機関を無料でストレスなく利用することを紹介したい」のだそうです。

システムとしは「車の登録証を提示することでバスや鉄道の切符代わりとなるもので、所有者のみならず家族も無料となる」のだそうです。
家族もというあたりがすごいですね。

「ライプチヒはベルリンの南西150kmで人口約500,000で、この種の提供を始めたドイツ初の都市」とあることろをみると、他の都市でも公共交通機関への転換促進の動きがあるということでしょうか?

ドイツの石油価格は先週過去最高を記録なんだそうです。

German drivers offered free public transport as petrol price soars
でも紹介されており、こちらは「ガソリン価格の値上がりにはうんざりだ、変える時だ」というポスターが町中に貼られ」とキャンペーンの盛り上がり状態を伝えています。

ライプチヒはドイツでも公共交通機関の充実した街だそうで「町の中心は電気トラムが縦横に走り、郊外は鉄道やバスが運行、多くの停留所には待ち時間が分単位でデジタル表示されている」とあります。

ある新興政党はドイツ全域で公共交通機関の無料化を主張しているとあり、このライプチヒでの4日間はある意味テストケースとなるのかもですね。
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by fukimison | 2012-04-11 11:49 | 動向  

仏、初めての沖合い風力発電プロジェクト始動へ

福一で知られるようになったフランスの原発ジャイアントのアレバや原発依存度の高さ、
にもかかわらず、在日フランス人への帰国命令があっという間に出たというのは、原発の危険が認知されていたからだろうか?
それはさておき、原発依存度が高くドイツやイタリアが脱原発の舵を切っている中、またフランス国内で脱原発6万人デモなんかが起きていても、原発は国策としていたのが沖合い風力発電を建設というニュースが出ています。

4月6日付けのロイター伝はAlstom win bulk of French wind farm tenderとしています。

「Alstomと提携を組む国営電力企業EDFは、フランス初となる大型沖合い風力発電を落札した。この風力発電プロジェクトは原発への依存度を減らすと同時に、他の欧州大国に後れを取る再生可能エネルギー容量のギャップを埋める一助となるだろう」

「EDFは沖合い風力発電現場のうち3カ所を、一方、フランス国営原発メーカーであるアレバ社と組んだスペインのIberdrola社が4カ所目を落札した」

「各社は70億ユーロを投じてフランス北部に2,000メガワット(小型の原発1基分に相当)の沖合い風力発電ファームを建設予定」

「現在フランスは陸上風力発電により消費量の2,5%に相当する7,000メガワットの発電を行っているが、これはEUの風力発電地図でトップを占めるドイツ(28,000メガワット)に大きく遅れをとっている。

Rechargeのサイトを見るとやはりEDF group gets three French offshore zones, Iberdrola oneという見出しで、落札企業の情報が出てきます。

「国営電力企業EDFとタービンメーカーAlstomによるコンソーシアムがフランス初の沖合い洋上風力発電ファーム入札において5カ所の開発ゾーンのうち3カ所を落札した。」ではじまります。

DEFのコメントとして、「当グループは地域開発を企業の戦略目的としており、この落札成功はフランスにとり再生可能エネルギーにおける新規産業開発の夜明けと捉えられ、これによりタービン製造、土台や風力ファーム建設、維持管理において約7500の雇用創造がもたらされるだろう」と伝えています。

これも一種のインフラ建設による雇用創造・経済刺激というケインズ的手法なのでしょうけど、世界的に人口減に向かう時、すくなくともいらなくなった時の廃棄の仕方があるものの方がよいかもです。
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by fukimison | 2012-04-10 11:14 | プロジェクト  

カタール、世界最大の貯水網プロジェクト

土曜日は寒かった。この寒さの中でお花見をしている方々、すごいものです。
翌、日曜日は絶好のお花見日和、満開のちょっと手前でお天気、咲き具合ともに楽しめました。

さて、本日は3月29日の掲載で少し古い記事ですが、ちょっと面白く感じたので。。。。

World’s largest water reservoir project signed by Hyder and Kahramaaは、The Big Projectme.comに掲載されたもので「大手インフラ企業のHyder ConsultingはQatar General Electricity and Water Corporationと世界最大の浄水貯水ネットワーク設計・建設契約(9800万QAR相当)を結んだ。」

「同プロジェクトの第1期はHyder社が31の貯水池(それぞれ直径200m、深さ12m、7300万ガロンの貯水能力)の設計および建設に責任を負うもので、直径2mのパイプラインを200kmに渡って敷設し、5カ所にポンプ場の設置が必要となる。」

カタールでなくても、水の管理は国家の安全保障に直結するだけになかなか大胆なプロジェクトです。

Hyder社のサイトを見るとKahramaa appoints Hyder for five mega reservoirs projectとして掲載されています。

こちらでは「Qatar General Electricity and Water Corporation (KAHRAMAA) はドーハでのWater Security Mega Reservoirsプロジェクトにおける技術および環境コンサルタントとしてHyder社を指名した」とあり、プロジェクトの名称にWater Securityとちゃんと入っていますし、「このネットワークシステムにより国民の必要量に対し7日間の貯水、これは緊急時には30日間の必要な水量に匹敵が可能になる」

スケール感が違います。
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by fukimison | 2012-04-09 10:44 | プロジェクト  

やっと開通

東京は桜の花が見ごろとなりました。

月曜日から突然ネットが使えなくなり、四苦八苦、やっと外に出られるようになったのは金曜日の午後、
というわけで、今週はとにかく疲れた。

来週はなんとか平常運転に戻るぞうです。
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by fukimison | 2012-04-06 14:37 | つれづれ