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サンフランシスコのスクーターシェアリング

発電関係の記事が続いたので、本日はちょっと軽めのものにしました。

米サンフランシスコでスクーターシェアリングが始動というものです。Scoot Network

なぜスクーターかというと、坂の多いサンフランシスコだと自転車はキツイ、カーシェアリングは駐車場を見つけるのが大変ということで、バイクのように運転免許も要らず、手軽さとしては自転車と自動車の中間のスクーターになったらしい。

アメリカらしいというか、やっぱりというかスマートフォンで操作するのが面白いです。

スマートフォンを使って利用可能なスクーターを探す、
スクーターにスマートフォンを取り付ける
スマートフォンでロックを解除し、支払いも行う、(アンドロイドとアップルスマートフォン)

これを伝えるInhabitatの記事Scoot Launches Electric Scooter-Sharing Program in San Francisco!によれば、都市計画家のM.Keatingがサンフランシスコみたいな過密都市を自由に、しかも安く動き回るにはということで考え出したそうです。スクーターは簡単に駐車でき、安く、電動なのでエコ、

とりあえず、サンフランシスコのSoMa地域に駐車場4カ所、計60台のスクーターで開始、利用するには登録が必要、利用料は月5ドルから、これに保険も含まれているそうです。

東京も少しづつ自転車道が整備され始めてきました。スクーターも良いけど、電チャリもありかな?と思う今日この頃
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by fukimison | 2012-09-27 11:30 | つれづれ  

英原発入札に日立参加

2本続いて英国の話題です。

元記事はこちら、9月24日付けのFT紙・Nuclear plant plans move closerで、見出しには日立の文字はないのですが、読み進んでいくとHitachiの文字が。。。。

もともとドイツのRWEとEONによるホライゾンと銘打たれた英での原発建設プロジェクトですが、ドイツの脱原発宣言で廃炉問題で外国で原発建設なんてしていられないと判断した両者がこのプロジェクトから撤退を表明。

そこで3つのコンソーシアムが3種の原子炉を提案してしのぎを削っているというのがこの記事。
なかでも目を引くのが中国企業の存在でしょう。コンソーシアムとしては3つですけど、原子炉製造社としてはウェスチングハウスとアレバ。あればは中国国営のGuangdong Nuclear Powerと、そしてWestinghouseはやはり中国国営のState Nuclear Power Technology+米の発電機メーカーExelonとで、しかし日立だけは中国企業の参加はない。

英には原発のような巨大発電事業に中国の参加が色濃くあるのは警戒しており、中国の出資比率は50%以下にという声が根強いことから、Non-Chinaコンソーシアムの日立は若干有利?

やはりFTのブログ、Decision time for nuclearによれば、今週末に新規原発を落札する企業が決まる、しかしロンドンではなくパリでと皮肉っています。

こちらではそのシナリオとして
- EDF はおそらく中国のGuangdong Nuclear Power Corporationと共同でHinkley PointとSizewellでの開発に臨む。
RWEとEonが抜けたWilfaとOldburyでの建設を目的としたホライゾンの入札に3つのコンソーシアム
- Areva とCGNPC組
- Westinghouse/東芝+中国国営のChina’s State Nuclear Power Technology組
- GE ・日立組み

しかし英国・フランス(EDFとArevaは共にフランスの国営企業みたいなもの)両政府がどのような話し合いをするかにかかっているというのがFTのNick Butlerの意見

兎に角費用の嵩むものだけにどのような結果になるか、目が離せません。
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by fukimison | 2012-09-26 14:29 | プロジェクト  

英、ウェールズに新発電所稼動

9月も20日になるのに毎日暑いことです。北極の氷床が観測史上最も小さいとか、温暖化の証拠でしょうか?といいながら、クライメイトゲート事件以来、地球温暖化というのも以前ほどの説得力を持たないように感じています。これも3・11による原発事故のせいでしょうか?

ともかく、本日は9月19日付けBBCの£1bn Pembroke Power Station officially opensを選んでみました。

「この種のガス火力発電所としては欧州最大であり、およそ350万世帯に配電が可能なPembroke発電所が正式に稼動を始めた。同発電所のあるウェールズ州行政担当者はこの稼動により100人の長期雇用が生まれるとして歓迎しているものの、ECは同発電所の許可および海洋環境に被害の有無について調査を行っている」

どこが問題か?についての記述としてFriends of Earthのコメント「発電所は2級の発電所であり、Cleddau河口から水を取水し、温水で戻していることから保護特別区域の海洋生物にダメージを与えている」とあります。

しかし記事によれば、建設計画許可は2009年に降ろされたとありますし、環境に与える問題点は3年前から存在していたわけで、許可基準が許可に至るまでのプロセスについての調査はまだ解りますが、環境はどうなんでしょうね?

ただもっと効率の良い持続可能な発電所にすべきというコメントが気になります。
ガスコンバインドサイクル発電所にすべきだったということのようですが、3年前はどんな具合だったんでしょうね?

やはり9月19日付けITV NewsはControversy over £1bn new Pembrokeshire power station としており、タイトルに論争という文字があるところから、相当いろいろなんでしょうね。

こちらも100人の雇用、年間1000万ポンドが地元経済に落ちると経済効果を出しています。

こちらでは「同発電所は約58%の効率化を目指しているが、ケント州のIsle of Grainにある同等の発電所は約73%の発電効率を達成している」とあり、2級の技術、持続可能でないという論拠としています。
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by fukimison | 2012-09-20 14:08 | 公共財  

中国のことなど

ここ数日、良く考えるとずいぶん前から報道について思い巡らしているような気がします。
以前から日本と海外のメディアの見比べをしていましたし、このブログを始めたのも日本と違う海外の都市計画や景観に対する考え方を紹介する、多角度的に物事を見ることをしたいからでした。

そして3・11、地震、津波よりも原発についての報道姿勢の違い、
これについては「日本のテレビ局はなぜ反原発の動きを報じ損ねたのか?」がなかなかです。

そして尖閣に竹島、とくに中国での反日デモの記事は気になります。
イスラム諸国における反米デモ(暴動といったほうが正しいかも)の素因はムスリムを冒涜する映画だというのは日本のメディアも報道しているものの製作者や内容について詳しい情報が出てきません。勢い海外メディアを検索することになります。9月15日のトリビューンにあったAnti-Islam movie producer faked identity, duped cast, crewあたりを読んでやっと何となく解った気になっています。

そういうことからすると、今回の尖閣・竹島問題も欧米メディアの目を通してみると新たな発見なのでは?です。

でも本日はfinancial Newsが伝えたこの話題China Construction Bank seeks acquisitions in Europeを見てみたいと思います。

「中国建設銀行(CCB)の会長によれば、同行は欧州の銀行、または少なくとも30%-50%の購入に意欲的で、そのために現金1000億元(158億ドル/120億1000万ユーロ)の用意があるとFinancial Timesに語った」

「同会長は英国、ドイツまたはフランスの銀行が欧州市場で最も良い投資先であり、全上位国をカバーする銀行を購入することで、同行の国際的な成長戦略に寄与するものとなろう」

「同会長は対象とする銀行の名前を明かさなかったが、適当と思われる銀行は国内市場をメインにしているものではなく、充分に大規模な国際ネットワークを所持するものであり、大きな文化的な問題を引き起こさないだろう」

2008年の経済危機の折、一部国営化された欧州銀行はいくつもあり、それを中国が狙っているということでしょう。

反日暴動は報道する必要がある事象ですが、それ一辺倒になるのがちょっとねだと感じています。
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by fukimison | 2012-09-18 11:39 | 動向  

いろいろなリンク

グローバリズムの問題はパパブッシュによるイラン侵攻、そしてWTCのテロあたりから顕著なったように感じます。
そういう意味ではearth comのWTCの姿、アーカイブ映像は刺激的です。
つい最近のような、ずいぶん昔のような不思議な感覚、

原発だってチェルノブイリやスリーマイルの事故があって、危ないというのは知ってはいたけど遠い国のことなので自分の身に降りかかるとは想像していなかった。
都市計画の問題もそう。

自分の利用する駅や道路が改築、拡幅されることで解ること、拡幅による用途指定の変更、鉄道の連続立体交差事業はいいけど、高架なのか地下なのかで周囲に与える影響はとても変わる。

ニューヨークのハイライン、パリのバンセンヌ支線など高架鉄道跡地の緑化は面白い。
これは廃線になったのをどう利用するかなんだけど、取り壊すという選択肢をすてて、公園として利用、東京でも下北沢駅の小田急線地下化を受け、東北沢駅から地下化したあとの旧小田急線線路、いわゆる上部利用について議論をよんでいます。

世田谷区の独自案は防災公園を主に商業施設や住宅をいれるというもので、地権者の小田急やこの事業のお金の出しての都案(商業施設・住宅が主、公園は従)と対立しています。

幅20mぐらいの細長い土地ですからね。
建築条件がいろいろあって、それを上手にクリアして面白いものを建設する、チャレンジングかもしれないけど、ちょっと制約がありすぎるような気がします。
こういう土地の不動産価格、固定資産税は同いう風に組み立てられているのだろう?
そのあたりがわからないと理想論だけの不毛の議論になりそう。
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by fukimison | 2012-09-14 10:41 | つれづれ  

ベトナム、地震でダム決壊の恐れ?

本日は9月11日、WTCの悲劇、あれからアフガニスタン侵攻が始まりました。昨年の3月11日から一年半、なぜか11日には大きな災害おきるなぁです。

ブルーな気分の時はブルーな記事を選び勝ちなのでしょうか?
本日は9月8日付けのViet Nam Newsからです。
Frequent earthquakes raise fears over Song Tranh Dam

「Quang Nam省のBac Tra My 地区が4日間に10回も地震に見舞われたことからSong Tranh 2水力発電所の安全、ダムが決壊するのではという懸念が高まっている。」

いまのところ負傷者はないく、マグニチュード4弱ということですが、(あの東日本大震災を経験するとM4弱は大したこと無いという感覚になるのが、恐ろしい!)

震源は7.5kmとあることから直下型の地震であり、活断層がダムの下を通っているのなら、ダム決壊の懸念は当然のものでしょう。この地域の人民会議議長のコメントは決壊懸念から多くの住民が避難を始めているし、当局も情報を開示して被害が少なくなるよう務めているとあります。

ダムの場合、家財・住宅・耕作地は残念なことになっても、早めに避難することで人命は守ることが出来るし、水が引けばもとに戻れるという点では原発と大違い。

「地震・津波警報センターの担当者はダムはM5.5にも耐えられるよう設計されているので心配には及ばない」とコメントしているとありますが、最近の地震は4.2だったとあるし、4前後の地震が4日間で10回もあれば普通は心配します。

また9月9日付けでMore tremors rattle Song Tranh hydro-power plant in VietnamがThe Extinction Protocolにあり、これを見ると地球物理研究所のコメントとして「9月6日の朝、Song Tranh 2発電所付近で4回地震が発生し、もっとも激しいものでM3.4であり震源のPhuoc Hiepでダムと大変近い場所であった。同研究所の統計によれば、昨年Song Tranh 2プラント付近でおきた地震は58回であった。9月3-6日にかけ、12回の地震が発生し、もっとも大きなものはM4.2、地震はSong Tranh 2ダムから3kmほどのTra Bong またはHung Nhuong-Ta Vi断層によるものだ。」とあります。

やっぱり懸念は正しいように感じます。杞憂に終わればそれこそよかったねということで、避難良いと思います。
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by fukimison | 2012-09-11 11:38  

EIB、ブザンソン(仏)のトラムウエイ建設に7000万ユーロ

9月も10日過ぎたのに日中はまだまだ真夏、

本日はフランスの話題を選んでみました。

9月6日付けKHLにあったものです。EIB funds tramway for French green city

記事によればEIB(欧州投資銀行)はブザンソン(仏)のトラム建設に7000万ユーロを供与すると発表、
トラム建設だけならそれほど珍しいものではないのですが、これは14.5kmのExclusive Lane Public Transport(ELPT)を建設するというものです。つまり公共交通機関専用レーンでのトラムです。この建設と同時に維持管理センターやパーク&ライド用施設5カ所の建設も行われ、このプロジェクトの総費用は2億2800万ユーロ相当に登るのだそうです。

もう少しと思い、EIBのプレスリリースを探してみました。EIB lends EUR 70 million for Besançon tramway

こちらにも同様のことが記されていますが、この融資は31駅が敷設される東西に伸びる全長14.5kmのトラムで、初のトラム専用レーンを持つ、132人の乗客を収容するトラム19両、維持管理・待避センター、パーク&ライド施設5カ所の建設に向けてのものであり、自家用車からモーダルシフトへの転換を促進するものだとあります。

このモーダルシフトにより騒音の減少、年間3150トンの二酸化炭素の削減が可能になるだろうとのこと

こういうのを読んで思うのは、公共交通機関の発達している日本でもとは言えないなぁ、いまの駐輪場問題は日本版パーク&ライドなのだろうか?しかしコンパクトシティ構想を読むと、なぜかトラムの建設が出てくる。トラムも良いけど、低床のハイブリッドバスじゃいけないの?なんですけど、いかがでしょうか?
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by fukimison | 2012-09-10 11:13 | プロジェクト  

仏EDF、英国での原発建設に中国資本との提携を模索

福一以来、この種の記事を目に付くようになりました。

9月3日付けFT紙に掲載されたEDF looks for Chinese nuclear partnersは「原発コスト増について懸念の高まる中、フランスの公益企業EDF社は英国での新規原発建設において中国企業との提携を模索している。しかし案件が中国による英国インフラへの大型投資であり、ことに政治的に微妙な原発産業に関するものであるだけに物議を醸し出すことになろう」というリードで始まっています。

「EDF関係者によれば、同社は英国における原子炉4基建設プロジェクトの経済的負担を分担することについて国政中国企業と交渉を重ねてきたという」

記事にもありますが、福一以来、原発の建設コストがさらに増加したと言いますし、以前にもおつたえしましたが、ドイツのRWE社とEon社は英国の新規原発建設事業から撤退を表明しています。つまりそれだけ原発建設のリスクと利益のバランスが悪くなったと言うことでしょう。

さらに記事は「EDF社はフラッグシップともいえるフランスで建設中のFlamnville原発の遅れと予算超過にも悩まされている。7月同社は純負債が12月末の330億ユーロから397億ユーロに上昇したと発表した」と伝えています。

英国紙GuardianもChina could take key role in UK nuclear infrastructure through Hinkley Pointとしてこのニュースを伝えています。

こちらのほうははっきりと「Hinkley Pointでの原発建設で建設費上昇分のうち100億ポンド相当の負担についてEDFと中国が交渉を重ねている。EDF Energyは英国の既存の原発10箇所のうち8ヶ所を所有・運営しており、HinkleyとSizewellの二箇所に4基の原子炉を建設し、拡大する計画を立てている」

大体において、主要インフラに他国の資金が入ることを嫌う傾向はありますし、現に工期の遅れ、予算超過が起きているわけで、そういう時の多国間協議の大変さは最近のユーロ事情をみると良く解るし、万一、福一ほどでなくても事故が起きた場合、誰がどのように責任を取るのか、想像するだけで嫌に成る、
金融的にはハイリスク・ハイリターンなんでしょうけど、原発の場合使用済み核燃料の処理もあるし、ハイリスク・ローリターンになりつつあるように感じます。
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by fukimison | 2012-09-04 15:11 | 動向  

ロシア、APEC開催にむけ着々

9月になっても暑いです。

少しでも涼しくでロシアの話題

ウラジオストックで開催されるAPECに向け、ロシアは巨大投資をしています。
その記事としてはウラジオAPECが開幕 ロシア、威信かけた準備完了というのがあります。

1兆7000億円、たかだか国際会議を開催するのに桁が違いすぎるぐらい巨額です。
記事では会議場となる大学キャンパス建設とありますが、大きいのはインフラ整備で、どんなインフラを整備したかといえば橋をかけちゃったというのでやっと金額に納得です。

ではとんな橋梁かと言うと、やはりこれ
Construction of а cable-stayed bridge to the Russky Island across the Eastern Bosphorus Strait in Vladivostok

なかなか美しい斜張橋です。

APEC会場はウラジオストック沖にあるルースキー島なのだそうですが、この橋梁はその島と本土を結ぶためボスポラス海峡にかけられたもの、欧州とアジアを繋ぐのでボスポラス海峡としているのでしょうけど、なんだか無理がるように感じるのはワタシだけ?

プロジェクト自体は2008年の第3四半期にはじまり完成が2012年3月31日
中央径間が1104mと世界でも最大級の斜張橋の一つです。

橋の全長=1885.53 m
橋+取り付け道路= 3100 m
中央径間=1104 m
車線数=4レーン
海面から橋梁までの高さ=70m
橋梁のパイロンの高さ=324m
最も長いケーブルは579.83m

請負業者はUSK MOST OJSCだそうです。
ロシア企業はちょっと良く解らなくて、調べてみたところ、SK MOSTグループの一部で自動車専用道路や鉄道、橋梁などを手がけており、2014年のソチオリンピックにむけ同グループはAdlerからAlpika-Serviceにむけ鉄道及び交通の建設工事を行っている、AkhshtyrからEsto-Sadokの間で 鉄道トンネル6カ所、交通トンネル3カ所、サービストンネル3カ所、橋梁46建設を行っており、トンネルの総長は27km超、鉄道および橋梁の総長は20km超に及ぶのだそうです。

ロシアは広い、工事規模も大きい
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by fukimison | 2012-09-03 11:28 | プロジェクト