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インド、太陽光発電誘致

昨日は思い立って富士北口浅間神社へ、ついでに日帰り温泉、
浅間神社は最大級の木造鳥居が素晴しく、また風化で大分退色しているものの良い造営の神社でした。
神域を取り巻く杉木立が素晴しい、あの杉で大鳥居を造営かぁ、いいなぁ

そして本日は温家宝の蓄財から中国インフラものにしようかと思ったのですが、同じアジアでもポジティブなものがよいナァと思いインドの太陽光発電投資誘致に決定

10月24日と少し古いのですが、Business Onlineに掲載されたChhattisgarh aims at Rs 10,000 cr investment in solar energyから、

「チャッティスガル州政府は太陽光エネルギー分野へ1000億ルピー相当の投資を呼び込むという大胆な総合政策を発表」

また太陽エネルギーによる投資は投資額に比して大きな雇用創設が行えるとしています。

記憶に新しい大規模な停電の報道もこれあり、石炭(火力発電)への依存度を低くし、今後予想される電力消費世代に備える移民からもこの新政策が打ち出されたとあります。

大停電は老朽送電網に加え、インドの有名な時間のかかるお役所仕事の方が問題だという意見もあるやに聞いております。
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by fukimison | 2012-10-31 12:25  

原発の動きをいろいろと

秋晴れの良いお天気と秋雨が交互にやってくる、本日は曇り空の予報が雲の動きが早かったのでしょうか、午前中から良いお天気に恵まれました。
お天気は良くても人間社会はなかなかそうは行きません。

まずちょっと気になるのは中国の動き、反日問題もさることながら福島以来棚上げしていた原発建設を再開することの報道です。
10月25日付けChina Dailyは China to resume construction of nuclear plantsとして中国の動きを報じています。

「福島事故以前、あるエネルギー担当官は2011-15の第12期5ヵ年計画期に40もの原発プロジェクトを開始し、うち少なくとも7つは内陸部にと述べた。しかし福島事故を受け、計画は一時凍結、そして10月24日、中国は粛々と原発を再開すると発表」

the national plan for nuclear power security (2011-20) とnuclear power development (2011-20) に加え2015年までの国家エネルギー開発プログラムが承認され、また新しい原子炉は最も厳しい国際安全基準に合致するものでなければならないとあります。

海を隔てているとはいえ、中国の原発建設再開は気になるところ、「2015年までに数基が開始され、それは全て沿岸部に」とあると安全面からは水のそばというのは絶対と思うのですが、だからといって沿岸部も困り者。

もう一つ、WSJにHitachi Set to Win Bid for U.K. Nuclear Ventureが掲載されました。

英国のホライゾン原発プロジェクトについては日本のメディアもいろいろと報じていましたが、日立優勢決定ということです。

記事は「日立はプロジェクト購入の優先入札者を獲得」と「東芝のユニットであるウェスチングハウスとカナダのSNC-Lavalinと連携する日立という2つのコンソーシアムが競っており、これの結果は来週発表されることになったと関係者は述べた」とあり、日立がほぼ手にしたということで良いようです。
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by fukimison | 2012-10-29 17:38 | つれづれ  

ドイツ、藻による発電を利用したビル

藻類の研究はバイオ燃料が主流だと思っていたのですが、発電も実証実験ができるまで進んでいたのかというので選んでみました。

まずPFSKのサイトにあったBuilding Powered By Algae Growing On Its Facadeから。

「ドイツのBIQハウス、この建物はInternational Building Exhibitionに向けハンブルグで計画されたもので、持続可能エネルギー発電と遮光のためmicroalgae(微細藻類)を利用した「bio-adaptive façade」を特徴としている。このゼロエネルギー建築物は現在建設中で新しいファサードシステムを現実の場で試す初のモデルとなろう」

この建物はColt International, Arup, SSCそしてSplitterwerk Architectsの協働で設計され、2013年3月の完成を目指し、工事が進んでいるのだそうです。

10月23日付けのInhabitatにもSplitterwerk Architects Design World's First Algae-Powered Building for Germanyとしてこの建物が紹介されています。

To create the algae façade, the building is covered in bio-reactive louvers that enclose the algae. These louvers allow the algae to survive and grow faster than they would otherwise while also providing shade for the interior of the building. Additionally, the bio-reactors trap the heat energy created by the algae, which can then be harvested and used to power the building. Once the building is completed, it will be evaluated by scientists and engineers to allow for future research and adaptation for future building projects.

ルーバーの中に微細藻類が閉じ込められていて、それが光を得ることでエネルギー源となると同時に遮光を行うということですが、遮光は簡単にイメージができますけど、エネルギーへの転換はバイオマスということなのでしょうね?
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by fukimison | 2012-10-24 12:14 | プロジェクト  

NYC、グランドセントラル駅付近の再開発

これは10月17日付けのWSJの記事Untangling the Grand Central Snarl ですけど、発想の豊かさと言うか大胆さというか、あまり実現して欲しくない提案もこれあり、いつもながら驚かされます。

グラントセントラル駅はリノベーションされ、昔に比べ美しくなったと思います。wikiでみると1871年開業とあります。

WSJの記事によれば「ニューヨーク市の都市整備局は新しいオフィスタワービル建設を目的として、その幾つかは上海、ドバイやロンドンを象徴するビルのライバルとなるものだ、パークやマディソンの一部を含めグラントセントラル駅周辺地域の区画整理(rezoning)を提案した。t提案された区画整理の一環として、一部の開発事業者はグランドセントラル駅の地下鉄ホームへ至るアクセス階段の増設やバンダービルト通りの歩行者用モールを含む、インフラ改善費用の寄付が求められるだろう。」

用途指定を変更することでオフィスビルの増床が諮られれば当然、そこに通う人も増えいままでのインフラでは追いつかなくなるのは当然のこと、さらに記事によるとロングアイランド鉄道のターミナルへのアクセスによる通勤者も増えるとのこと。

そのオーバーフローする人たちをどのようにさばくかということでNYCがSOM、WXY、そしてフォスターの3建設事務所に依頼した改善案が本日の記事内容。

どれも言葉で説明するよりも記事に添えられているパースを見ていただくのが一番です。東京も品川あたりなかなかすごい光景だなと思いますが、これらのパースには負けます。rezoningが承認されるかどうか、まだまだ未知数なことから、実現したらという仮定ですが。。。
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by fukimison | 2012-10-22 21:15 | プロジェクト  

サウジ、高さ1001mのキングダムタワー建設実現

現在世界1を誇っているドバイのブルジュ・ハリファ、
こういうバブリーなものを建設するとバブルがはじけるというのが、ここ数年のお約束になっています。
そういうことでいうと、サウジアラビアが計画しているキングダムタワーも完成予定の2018年あたりが一つの転機になるのかもしれません?

まず10月10日付けConstruction Onlineの記事Bauer signs contract for Kingdom Tower foundationsです。

「Saudi Bauer Foundation Contractorsはサウジアラビアで計画中のキングダムタワーの基礎建設契約に調印した。高さ1001mのキングダムタワーは、やはりBauerが杭打ちをして基礎を建設したドバイのブルジュハリファより173m高く、世界1の地位を奪うものだ。同タワーはAS+GGが設計し、2018年の完成時には1000mを超える超高層ビルとなる。」

これだけの高さのビルの支持基盤となると、相当の技術が要求されると想像しますが、文中にはdifficult ground conditionsとあり、深さ110mにまで直径1.5mから1.8mの杭を270本打つことを含む作業と簡単に書いてありますが、どうなんでしょう?

「基礎工事は12月末から始まり、やく10ヵ月を予定、契約は約3200万ドル相当」だそうです。

こちらはこの契約を伝えるBauerグループのIRプレスリリース

内容はほぼ同じなのですが、キングダムタワーの場所をジェッダの北部地域と記している事、同タワーが世界で始めて1kmの壁を越えるものとなること、杭打ちにはBG28とBG40のパイルドリルリグが使用されること、契約がユーロ表示(2500万ユーロ)なことが目新しいことでしょうか。

最後にWorld of Architectureの記事、こちらに3Dモデルもあります。
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by fukimison | 2012-10-16 11:49 | プロジェクト  

ロンドンのGreen Infrastructure Ideas Competition

本日の記事はGreen Infrastructureということでランドスケープ、景観になるのだろうけど、でもどうなんでしょうね?
「みどり・植物」というと太陽いっぱい、広々といったイメージが浮かびますが、写真でみるかぎり大分違います。

City PlanterにあるHigh Line for London competition shortlist revealedですが、まずHigh LineはNYCで評判をとっている旧高架貨物線跡を公園にしたプロジェクトをです。、NYCで治安の悪い地域と言われていたミートパッキングエリアを通り、34丁目あたりまでを結ぶ貨物線、しかも高架で貨物の出し入れができるよう建物の中を抜けてと日本では見られないルート取りをしています。それを緑化し空中公園にするとともに、現代アートを展示したりして人がそぞろ歩く、憩う場所に変身させたことで大評判となっています。

そこでロンドンでもこのような仕掛けができないかということではじまったのが、このコンテスト

コンペということで、このたびショートリストが発表されたというのがこの記事です。

記事は「オックスフォード通りの下にマッシュルームの庭、カナリーワーフに浮かぶ農場、そしてリージェントの運河に葦に囲まれた水泳レーン、これらはロンドンにおける新しい緑の空間コンペにショートリストとしてノミネートされた20のアイディアの一部だ」で始まります。

このユニークなコンペは170超の応募作に恵まれ、NYCのハイラインの提唱者を含む専門家により審査され、10月8日、ロンドン市長のジョンソン氏により優勝者が発表される。優勝者への優勝賞金は2500ポンド、次点には500ポンドが送られるのだそうです。

10月8日の優勝者に関する記事はgristのLondon wants its own High Line, but underground and with more fungus が詳しいです。

優勝はタイトルからもわかるようにFletcher Priest によるPop Downと銘打たれた作品
これはオックスフォード通りにしたにある古い郵便トンネルの壁にグラスファイバーのマッシュルームを作成したマッシュルームガーデンというもの

全20作品はオンライン上でも「鑑賞」できます
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by fukimison | 2012-10-11 13:15 | プロジェクト  

インフラ防御に$32.55billion

世界の異常気象を見てゆこうと思っていたのですが、こんな分析レポートが発表されたというのを見付けたので、急遽変更です。

Repot LinkerによればThe Infrastructure Security Market 2012-2022: Government Spending for Homeland Security は1ライセンス約3,000ドル、その説明文を読むだけでもなんとなくすごさが解ります。

普通、security marketというと証券市場を思い浮かべますが、(正式にはsecurities marketで複数形)この話は安全保障の方ですね。

「国土安全保障や重要インフラ防御に専心する政府や国際機関の連携により、この10年間でインフラ防御紙上は急速に発展した。政府支出における世界的なインフラ防御市場は2012年に325億5000万ドルに+ルだろう」とあります。

9・11以降、インフラ防御は国防とも言い換えられるようになり、3・11があってその感がさらに強くなったといえましょう。

このレポートもテロ攻撃、犯罪被害、窃盗、これらに加え環境破壊によるインフラ防御を分析しており、また対象となるインフラとして、鉄道、バス網、電力、変電所、エネルギーインフラやオリンピックといった大型イベントを挙げています。

このレポートについてはHSNWもInfrastructure security market to reach a value of $32.55 billion in 2012として報じています。

このレポーtは2012年から2022年にかけてのインフラ防御市場における政府支出予測に加え、インフラを4つのサブマーケット(infrastructure security electronics, infrastructure perimeter security, infrastructure security services, and environmental infrastructure security)に分けて分析しているそうです。
そして分析対象となった主要16カ国には日本の名前も!
ちょっとそこだけ、見てみたいぞぃ
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by fukimison | 2012-10-10 11:14  

異常気象(米国編)

普通、9月も15日を過ぎれば秋になるはずが、今年はいつまでも最高気温30度とか真夏日でしたというニュースがながれ、やっと10月になって秋めいてきました。
そのためか久しぶりに利根川水系取水制限という記事が流れ、あれだけ台風・豪雨があったのに水源地では雨水にめぐまれなかったのか!と驚く今年きりでした。
10月3日になって取水制限解除がでましたけど、しかし異常気象です。

ここ数年、異常気象・渇水といえば中国だったのにねということで異常気象を拾って見ました。

米国ではフロリダあたりではカトリーナに次ぐ大型ハリケーン襲来で共和党大会が短縮された半面、アイオワなどの中西部では干ばつ警報が流れ、異常気象が全世界的になった感があります。

そのアイオワの渇水・旱魃ですが、10月に入りさらに状態は悪化しているようです。
10月5日付けWCFはDrought gets worse in Iowaとして「米干ばつモニターによれば、アイオワ州の干ばつ状況はこの数週間でさらに悪化した。州の3分の1はD3に達した」とあります。

干ばつ状態を表すD3とはどんなものかを調べたところ
U.S. Drought Monitorに10月2日付け全国の干ばつ図がありました。
確かに地図中央は褐色でD4

D0が異常乾燥、この段階ではまだ干ばつDroughtという言葉は出てこず、dryです。
D1で干ばつとなりますが、まだmoderateほどほどだそうです。
D2はsevereということは深刻な状態
D3はextremeで極端な干ばつ
最後がD4でexceptional例外的とでもいうのでしょうか?

アイオワ州に戻ると、西部4郡がD4だそうで、アイオワ州といえばコーンベルト、トウモロコシ・大豆の産地、農業州のイメージが強いです。
ここがD4の干ばつということは穀物価格の上昇、小麦価格の高騰、トウモロコシによるエタノール製造への打撃といったことが想像されます。

他の州で天候温暖によるバーターがあれば良いのですが、あまり良いニュースが聞こえてこないのがツライところです。
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by fukimison | 2012-10-09 14:46  

EU ,ストレステストリポート発表される

やはり本日の記事紹介はこれでしょう!

2日前の10月2日にBBCが'Hundreds of problems' at EU nuclear plantsと報じています。

欧州の原発に何百もの問題がというのは充分ショッキングな見出しですが、記事のリードの方に「漏洩した報告書によれば、欧州の原発に何百もの問題があり、これの改修には250億ユーロ(約2兆5500億円)が必要」とあり、leaked reportというのでEU発表が注目の的(個人的ですけど)でした。

まずBBCを見ると福島の事故から欧州の原発における過酷事故対策が見直され、木曜日に最終報告書が発表される見込みとなったが、それによれば欧州にある145の原発のほとんどで改善が必要とされたとあります。

当然ながら、反原発団体はこの報告書は全く不十分としています。

なんでもEUには47の原発があり、そこにある原子炉の数はなんと111基、これらの原子炉から30km以内に住む人の数は100,000人だそうです。

ほかにも「国内に58の原子炉を持ち、電力の80%を原子力に頼っている欧州最大の原発国フランスで、全58原発全てで具体的欠陥が発見された」とあります。

レポートは「英国の原発の問題点としては、大部分の原発でコントロール室が高線量で汚染された場合に利用する代替緊急コントロール室が設置されていない」と記載

肝心のEUが発表したストレステストリポートですが、これに関するプレスリリースNuclear stress tests: confirmation of high safety standards but need for further improvement は「欧州にある原発の安全基準は一般的に高水準にあるが、ほぼ全ての原発で更なる安全対策を実施することを推奨する」で始まっています。

検査項目は1.Earthquake and flooding risk.2.On-site seismic instruments, 3.Containment filtered venting systems, 4.Equipment to fight severe accidents, 5.A backup emergency control roomの5項目

問題がある原子炉の数はあるものの、国名の表示はなく(報告書本体を読めばあるのだと思いますが、、あまりに容量が大きくちょっとパスです)でも、チェック数と比べれば割合は出せますね。

しかし、最近の再稼動や工事再開報道を見ていると、日本に比べればちゃんとしていると思うのですが、いかがでしょうか?
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by fukimison | 2012-10-05 11:56  

仏、高速鉄道建設

気がつけば2012年も10月に、
光陰矢のごとし、10月最初の記事紹介は欧州・フランスものに、
フランスといえば原子力ですが、今回は高速鉄道という本筋のインフラです。

10月2日付けKHLの記事€100 million for French high-speed railから、

以前にもおつたえしたかと思いますが、フランスのBrittany-Loire 地方で高速鉄道計画があり、その工事資金として欧州投資銀行(EIB)が3億ユーロ融資し、そのうちの1億ユーロに関して調印が行われたということです。
この融資によりEIBは汎欧州鉄道網(Trans-European Network :TEN-T) の改良および延伸プロジェクトにおける主要投資家としての地位を確立なのでそうです。

このプロジェクトはEiffageが主導するコンソーシアムがPPP契約で建設や運営を行うもので、当初EIBは同コンソーシアムに対する5億5300万ユーロ・25年ローンの形式をとる予定であったのが、ブリタニーリージョン(ブリタニー・ロワール地方高速鉄道プロジェクトにおける主要地元自治体投資家)に対する直接融資に支えられるものとなろう。

この融資はLe mansとRenne間、182kmの高速鉄道および32kmの接続線路の建設を支援するものとなろう。

この高速鉄道プロジェクトが完成すると、パリ・レンヌ間の移動が37分短縮され、さらにパリから西端のブリタニー間の移動が3時間ほどになるのだそうです。

この資金供与のニュースは資金の提供者であるEIBのサイトにもFrance: EUR 300 million for Brittany – Loire Region high-speed rail projectとして掲載されています。

内容はほぼ同じで、このブリタニー地方広域高速鉄道プロジェクトにより、レンヌ・ブレストおよびレンヌ・カンペール線がより充実したサービス提供に向け拡充されるのだそうです。このプロジェクトは2016年9月に引き渡され、商業運行は2017年5月が予定されているとあります。

最後にEIBの宣伝めいたものがあり、それによると「2012年1月以来EIBのフランスに対する支援は60億ユーロ相当に達するのだそうです。

しかしオランドが大統領になり、富裕層への課税が強化されると、どうなるんでしょうね?
儲かる(溜め込む)ということよりも、上手くバランスする(流通していく)というふうにシフトしていきたいのだと思いますが、捕られると感じるんじゃないかな?
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by fukimison | 2012-10-03 11:55 | 公共財