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中国、Nail House

さて、これはなんというカテゴリー、そしてタイトルは?

まずは11月23日付けのNaitonal Postに掲載されたThe law behind China’s ‘nail houses’: Why the government was forced to pave highway around stubborn homeownersから

まずはサイトの写真をご覧いただくのが一番、

記事によると最初は政府の提示した移転補償がアパートの再建コストに全く見合わなかったことに始まるようです。普通だったら(いわゆる先進国の法治国家)うんざりするほどの法廷闘争が繰り広げられるはずなのが、そこは中国、お構いなしに4車線の自動車専用道路を5階建てのアパートを取り囲むように建設してしまった。

この不思議な建物ある浙江省って、上海の南側にある省で文化的にも過疎とは思えないのですが。。。

しかし、「合意なしで資産を撤去することは法により不法とされており、建物が充分建っていられるだけの擁壁を残した状態にし、67歳と65才のLuo夫妻は相変わらず住み続けている」とありますけど、これもまた変

充分な給水と配電があり、老夫婦は生活はできるとあります。この住宅を取り囲む高速道路ですが、Wenling 鉄道駅に至るもので、ひとたび道路が開通すれば絶え間ない交通流に取り囲まれること疑いなしで、例えば、買い物なんてどうするんでしょうね?

中国ではこのようなNail Houseはままある現象だそうで、山東省の例では2009年から水も電気も無い状態のNail Houseに住む老夫婦、開発業者と交渉しようにも市場価格の半値以下しか提示せず、やむなくNail Houseに住み続けるといった様子

11月27日付けのInhabitatにもNail House: China Builds a Road Around a Single Home That Stood Strong Against Urban Redevelopmentとしてこの家のことが出ていますが、原因は立ち退き補償額があまりに(半分以下)というのが原因です。

しかし重慶の例のように、6階建てのショッピングモール建設予定地となり、周囲の280世帯は移転に同意したものの、1軒だけ残って、しかも住宅の周囲を10mも掘削されるとなるとどうしようもなく、意地の張り合いもあるかもしれませんが、どちらかというと開発業者の意地の悪さを感じてしまいます。

なんか不気味な感じです。
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by fukimison | 2012-11-28 22:37 | 景観  

気になるトピックを少しづつ

このところの気温不順で絶不調、しなければいけないことが山積みなのに、

インフラ関係ではないのですが、University and College UnionのOver 1m young people in England are unemployed or outside educationによれば、イングランドの16歳から25歳の6人に1人がいわゆるニート、1年前に比べれば減っているけどはっきりいえば微減、職業訓練費などけっこうかけているようですが、なかなか効果は上がっていない様子。

これについて思い出すのは田中文部大臣の新設大学不認可を巡るゴタゴタ、大学はもう飽和状態であり人口減の将来を考えれば当然とする意見もありますが、本当のところはどうなんでしょう?専門学校の充実を図るほうが良いとする説、どれもこれも経済面からの考えで教育を必要としている人の側からの意見が見受けられないように思うのですが、どんなもんなんでしょう?

あとニューヨーク市ではじまったInformation Kiosksの動き、Answers for the Tap-Tapping Where a Pay Phone Had Been
これは以前は公衆電話のブースだったところを情報端末に変えるというもの、
記事によれば32インチのタッチスクリーンパネルが貼られ、知りたい情報を得るというもの。
市内250ヵ所の旧公衆電話ブースにいわゆる「スマートスクリーン」が用意されたというもの。

今後どのように発展していくのかちょっと楽しみです。

以前、英国では公衆電話を1ポンドで地元自治体に譲り渡し、買い受けた地域がミニギャラリーにしたりという話がありましたけど、単に取り外していくNTT,ちょっと芸がないぞです。
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by fukimison | 2012-11-26 20:57 | つれづれ  

スイスの国民投票のことなど

都民としては衆議院のW選挙で都知事選の注目度が低くなるのがちょっとねです。
来年7月の都議改選を目前にして、首長と議会、執行と議決の役割をどうとらえていくのか?
それにしても石原・橋下は?
いろいろな面から考えても、原発を使い続けられないのはあきらかであり、どのように始末をつけていくかだと思う。

世代間倫理からみれば消費税や年金・保険問題も重要
ということで本日は11月16日にswiss infoに掲載されたPublic set to vote on phasing out nuclear powerなど、目に付いた記事をざっくりとお伝えします。

「緑の党」はスイスにおける既存原発の使用年月に上限を定めるイニシアチブおよび新規原発禁止のイニシアチブ実施に向けた署名109,000を集めた」

国民投票実施に必要な署名数が10万と言うのは、都条例制定の直接請求に32万集めたことを考えると人口比の重要性を感じます。

スイスは2011年に段階的な脱原発を決めていますが、そのデッドラインは明示していません。そこで国民投票でその道筋をはっきりさせようと緑の党が実施を求めているわけです。

スイスのグリーンピースは2025年までの段階的解消が現実的としています。原発エネルギーの90%を水力、そして国外の風力などのクリーンエネルギー輸入によって賄うとしています。

電力の融通、大陸のツヨミです。

やはりswiss infoの記事ですが、Credit Suisse to pay $120 million for risky bondsとあります。

2008年の経済危機の際に危険な抵当債券を売買したことによるSECとの裁判で1億2000万ドルで和解だそうです。この裁判では米のJP Morganも一緒に訴追されており、両行合わせて4億1700万ドルで決着がついたそうです。つまり残りはJP Morganが支払うということで2億9690万ドルの負担だそうです。

しかし2008年の金融危機の決着が2012年、もうかるのは弁護士団だけ、の構造をなんとかするべきですよ。
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by fukimison | 2012-11-19 14:30 | つれづれ  

米、ハリケーンサンディその後3

東京だけの話ではありますが、都知事選と衆議院のダブル選挙、しかも世田谷・葛飾・八王子は都議補選まで!石原の太陽の党(なんというネーミング、政治は爆発だ!)結党の日に発表するのも面白い!

一連の報道で思うのは日本のメディアって?

それはさておき、ハリケーンサンディはその後を見るといろいろと考えさせられます。

11月12日付けCBSのN.Y. to seek $30B in aid to rebuild from Sandyは「ニューヨーク州のクオモ知事はスーパーストームサンディ被害からの再建に向け、連邦政府に少なくとも300億ドルの連邦災害支援金を要請する予定だと担当官は述べた」としています。

この金額は500億ドルと言われる被害額、そして単に元に戻す復興ではなく送電網やガソリン備蓄の改善を念頭において算出されたとあります。

Huffington Postの報道Governor Cuomo To Seek $30 Billion In Federal Aid To Rebuild New York After Superstorm Sandy の方がもっと詳しく
FEMAは公費の75%を払い戻し、残りの25%を州や郡が負担する、ハリケーンカトリーナの時は90%までもFRMAが負担したとあります。

アメリカ人だなぁとおもうのが11月13日付けのこの記事Hurricane Sandy Rebuilding: 3 Bold Ways to Restore Cities Hit Hardで「ハリケーンサンディによる被害額は600億ドルと見積もられ、さらに経済にも大きな打撃を与えた。しかしNY、NJは次ぎのハリケーンに持ちこたえるように復旧するだけでなく、雇用創出、経済への刺激、災害に強い町にすることでの将来被害額の軽減を行う機会を得た」としているあたり。

津波被害の東北を思い出すのですが、法制度(支援体制)を比較することで何か答えがでるだろうか?
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by fukimison | 2012-11-15 11:05 | つれづれ  

米、ハリケーンサンディその後2

サンディによる停電解消まで1週間もかかるなんて、つまり送電網が寸断されたというのではなく変電所の問題とそれに付属する送電網全体の再構築に時間がかかったということでしょう。
今後の異常気象多発時代を考えると、地域内でなんとかなる自給自足型発電システムがもっと注目を浴びるのでは?町内であり、地域であり、東京だったら区単位で8割方賄えるみたいなもの、もっと住民にとり反ブラックボックスであり、自分のしていることが何をもたらすかわかるシステムが必要なのではと考えてしまいます。

でも日本でも報道されましたが57丁目で建設中の高層マンション建設用クレーンが強風で折れ曲がると言う事故、あれはすごいですね。11月1日のMoney紙にあるOne57's crane problemによれば、建物とクレーンを繋いでいるバインディングは大丈夫だけど、このクレーンを取り外すためのクレーン建設には若干の日時が必要なんだそうです。

それよりもこの建物、鳴り物入りで建設されている超高級コンドで、今年の初めに10,000平方フィートのペントハウスを9000万ドルで購入した人がいるのだそうです。この値段はニューヨーク史上最も高いもので、天井高23フィートのペントハウスは床から天井まで一枚ガラスでセントラルパークを見下ろすのだそうです。サンディの風力を考えると、ガラス壁、風圧は大丈夫なのだろうか?

この高級コンドは全92ユニットあり、一番安いもので700万ドル、今のところ60%が売れたという話ですけど、どうなんでしょう、売れ行きに暗雲じゃないでしょうか?

サンディはいいのですが、気になるのは中国の行方ですね。
どうして江沢民もありますが、温家宝首相の海外不正蓄財2000億円というものすごいですね。習金平もなかなかと言う話も聞きますし、、、、
中国という市場を欧米も狙うし、中国も欧米市場をねらう。そういう時にEU, China spar again over solar tradeというのが出てくる。

商習慣の違いというよりも、法治国家の概念が関係しているんじゃないでしょうか?
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by fukimison | 2012-11-12 12:23 | つれづれ  

sandyその後

オバマ大統領が再選されたのはsuper storm sandyの被害を上手く使ったから、やっぱり大統領はこうでなくっちゃというリーダーシップの見せ方だったという話もチラホラ

しかしフロリダはいったいどうなっているのでしょう?ゴアの時の不手際、そして仮設での投票となったNJやNYですらちゃんと投票できたのに、締め切り時間を過ぎても長蛇の列、学習能力がないのか、不作為なのか、微妙です。

しかし今年の米国は自然災害が多すぎるのでは?最近の災害リストはこちら


後片付けも終わらないのにNew York Flights Halt, N.J. Towns Evacuate as Storm Nearsということで復旧作業は中断です。

この11月6日付けビジネスウィークによれば、ニュージャージで約375,000人、ニューヨークで262,000人がいまだ停電状態にあるそうです。10日以上過ぎてもこの数というのはすごい。

交通局のサイトをみてもトンネルは大変そう

こういうのを見ると、東京が大嵐に見舞われたとき、どうなるのだろうと思ってしまう。
地下鉄の防潮対策は大丈夫なのだろうか?

たしか横浜は3mの津波が来たら地下街水没は免れないと言う話しだし、とにかく地上にいるのが肝心としかいえないですね。
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by fukimison | 2012-11-08 12:47 | つれづれ  

米、ハリケーンサンディその後

ハリケーンサンディよりも大統領選挙の行方が注目されていますが、1週間がたち被害の全容が明らかにになるにつれて、復興はそう簡単なものじゃないのがわかってきました。

まずは11月4日づけNYTのHousing Nightmare Looms in Wake of Stormによれば、NYCで住宅を失った人、最大で4万人、おそらく2万人強と言う数字が出ています。

被害地域はNY,NJ、Con の3州の沿岸部ですけど、そう簡単に仮の住宅が見付けられると思わないし、あのあたりで公営住宅が空いているとも思えない、となるとカトリーナでおなじみになったトレーラーハウスでしょうか?

11月第1日曜と決められているNYCマラソンもキャンセルになり、その参加者がボランティアで災害復旧に手を貸したりといろいろなニュースが流れていますが、最大の問題は送電網が強風で切断されたことによる停電とその電力回復に時間がかかっていることでしょう。

電力といえば原発ですけど一時は緊急停止のニュースが流れ、何が原因で緊急停止なのか不安でしたけどNuclear Energy Facilities Prove Resilience During Hurricane Sandyによれば、強風、洪水など予想される被害に原発施設をまもる職員は適切に対応、原発は弾性を示したと絶賛モードです。

まあ、想定内で収まって良かったというのが本音じゃないでしょうか?

問題はワシントンポスト紙の記事Burden for rebuilding infrastructure may fall to statesじゃあないでしょうか?

数字を拾ってみると、架け替えや修理が必要な橋梁7万、道路や橋の修理に何億ドルも必要な上に、今後も米国が世界市場で優位に立つにはこの8年で300億ドル以上を港湾設備に投じる必要があるなど、老朽化したインフラの維持管理補修費を確保しなければならないのに、大統領選挙ではほとんど話題に上らなかったというのが、今後の米国の暗雲かもしれませんね。
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by fukimison | 2012-11-06 16:56  

カタール、2022のワールドカップに向けインフラ整備

米東海岸はハリケーンのため大混乱、地下鉄に海水で浸水したとの報道があります。信号系統はどうなっているのでしょうか?今週末はNYCマラソンですけど無事に開催できるのでしょうか?

北半球では景気の良い話はなかなか聞こえてきません。
唯一といってよいのが中東の産油国周辺ぐらい。

そこで2022にワールドカップを開催するカタールの様子を見てみることにしました。

Qatar’s 2022 World Cup Preparations and ongoing Projects

この記事中の目立つ部分を拾ってゆくと「2022のワールドカップに向け冷房技術を屈指したスタジアムの建設がワールドカップの7年前に開始の予定。12箇所にスポーツスタジアムが建設される予定であり、それらを結ぶ鉄道プロジェクトがある。このプロジェクトは全長350km(平地部分170km、高架部分70km、トンネル110km)で、駅数は約100。建設費用は350億ドル超と見積もられている。
カタール鉄道プロジェクトはメトロやGCCネットワークなど約19の工事パッケージ(10億ドル)からなっており、来年末に落札者が決定される。今後15年のGCC鉄道プロジェクトに対する総投資額は1000億ドルに達する」

10月18日付けNCEの記事Qatar to award £22bn rail programme workで「カタール鉄道会社(QRail)は首都ドーハのメトロ工事における重要なトンネルおよび駅舎契約を決定する予定だ。63億ポンド相当のこれら契約は2022のワールドカップまでに地下鉄3路線を運行できるようにするための重要な工事だ。

やはり不況なのですね、この工事契約を求めて世界中から280社が興味を示し(入札参加希望を出したと言うことでしょう)QRailは4月に26社を選出、来年の早い時期に契約発表が行われるとみられている。この契約の目玉は16から20のTBMなのだそうです。

20弱のTBMが動きまくるドーハというのも想像するだけですごいです。
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by fukimison | 2012-11-01 12:06 | プロジェクト