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米初の商用流体タービン設置へ

2009年初のInfrascapeはどんな記事を紹介しようかと少し考え、経済+環境+ニッチ系というのが面白いでしょうということでこの記事に。

これはAlternative Energy Info というサイトに上がったFirst commercial hydrokinetic turbine installed in Mississippi Riverと題された記事です。

要約するとHydro Green Energy社がミネソタ州Hastings近郊を流れるミシシッピ川に、商用利用として初の流体タービンを設置したというものです。この流体タービンですが、「水中の風力タービン」といったもので、現行の水力発電・ダムの下流に設置され、今後さらに1台が設置されることで、水力発電プラントの出力が5%超あがるということです。

写真でみると「水中の風力タービン」というのが良く分ります。

この手のタービンはNYのイーストリバーでも実験が行われていて、その時は潮流発電といわれたような気が。。。原理を簡単に言うと川底にタービンを設置し、水流が羽を回すことで発電するというものです。原理は良いのだけど水力発電ダムと同様の規制が掛けられており、それがクリアできないという問題を抱えています。

そして今回初の商用利用となったのも、既存のダムの一部として利用するということで規制クリアへ漕ぎ着けたというのが記事の着目点です。

Minnesota Public Radioのサイト内にある記事Hastings home to nation's first hydrokinetic power stationによれば、直径12フィートのこのタービンはミシシッピ川の川もから3フィート下に取り付けられる予定で、川の水流がこの3枚の羽を回転させ、約100キロワットの発電を行う計画だそうです。

ダム建設において魚道の問題がありますが、この流体タービンの場合川を堰き止めないので魚道の建設は必要ないものの、タービン内を魚がすり抜けて上り下りできるのかが調査対象となり、今回の設置でも観察対象となっています。この魚の問題ですが、以前に水力発電の取水口から入った魚がタービンに送られることを問題視した記事があったのを覚えています。

このタービンを製造しているHydro Green Energy社のサイトを見てみると、ヒューストンを本拠とするLLCで、ダムや溜池を建設せずに川、潮流といった流水から電力を発電する流体タービンを設計、建設、および運営する再生可能エネルギープロジェクト開発および技術の統合企業と自社を説明しています。

by fukimison | 2009-01-05 11:02  

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