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カナダのソーラーシティー

オバマ大統領の就任式を控え、やはり本日は環境系の話題でしょう。
グリーンニューディールで50万人の雇用を生み出すとのこと、これだけ地球温暖化防止、CO2削減が叫ばれていると、自動車といった形式の乗り物はなくならないけれどCO2や微粒物質を排出しない、動植物や環境に配慮した乗り物が必要になるのは当然の動きでしょう。
それにベスタスという世界1の風力発電機メーカーを育て上げたデンマーク(同国の国民の4分の1は何らかの形で風力発電産業に係っているといいます)という例もあります。

ということでアメリカではありませんが、お隣カナダの話題です。
カナダ・アルバータ州のOkotoks(カルガリーの近くです、ロッキー山脈の麓にあり海抜1000m)近郊のDrake Landingでソーラーコミュニティー(Drak Landing Solar Community:DLSC)開発が行われています。

ロッキー山脈に位置する都市のですから当然、冬は長く寒い(マイナス33度)。それなのに夏の間の太陽光で温めておいた水を地下貯蔵し、それを冬季の住宅暖房(90%)と給湯(60%)に利用するというプロジェクトです。2007年8月に全52戸の住宅が完成し、現在51戸に居住者がいるとあります。カナダの平均的な住宅は年間およそ6から7トンの温室効果ガスを排出しますが、このDLSCプロジェクトの住宅の排出量は年間約5トンは少ない排出量(1-2トンということですね)です。

システムはコミュニティーの全ガレージの屋根に設置された800枚のソーラーパネルが、夏季に1日あたり1.5メガワットの発電を行い、それを冬の地域暖房システムに利用するというもの。
DLSCプロジェクトは太陽エネルギー収集、短期エネルギー所蔵所を備えたエネルギーセンター、冬季用掘削サーマルエネルギー貯蔵システム、地域暖房システム、およびR-2000基準の認証を受けた省エネ住宅の5つで構成されています。

冬が長く寒い地域で太陽光利用と省エネ住宅のミックスによる実証実験、金額が出ていないのが残念。

最後に、DLSCプロジェクトはカナダ政府の1部門であるカナダ天然資源省(NRCan)が発案したもので、NRCanに加えその業界で進歩的、環境問題に関心が高いといった定評のある各企業とパートナーシップを組んでこのプロジェクトを実施したとあります。
Funding Partnersだけで11社、Project Participantsは16社におよんでいます。

by fukimison | 2009-01-20 10:59  

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