人気ブログランキング |

史上初の風力発電による南極基地

インフラ好きとしては外せない記事です。
2月17日付けのロイターはFirst carbon-free polar station opens in Antarcticaとして史上初の二酸化炭素を排出しない南極基地がオープンしたと伝えています。

南極は寒い、それもマイナス60度というような半端じゃない寒さ、そして強風、冬に太陽はでない、こういった気象条件によって南極基地はどの国もディーゼル発電で運営されていました。そこに基地が必要とする全エネルギーを自然エネルギーで賄う基地の開設です。

それがこのベルギーのPrincess Elisabeth Stationで、8基の風力発電タービンが設置されています。
ロイターの写真をみるとなかなかSF映画風です。NCEのFirst wind powered polar base opens in Antarticaをみると、この風力発電タービンは気候の厳しい冬季は200mphを越える風速に耐え、また平均53mphの風速下で作動し、基地が必要とする暖房、コンピューター、照明、そして科学機材の230Vの電力を提供するそうです。

利用しているのは風力発電だけじゃありません。
2年の歳月をかけて建設された基地は環境に配慮した建設資材を利用しており、微生物を利用し、シャワーやトイレに使用した水をクレバスに廃棄するまで最大5回再利用することが出来ることなど、基地のエネルギー消費や廃棄物管理技術の最適化を行っている。

タービンに加え、太陽熱や太陽光発電が建物自体に利用され、基地内の給水は雪を太陽熱パネルで融かすことで、ポンプで水を汲み上げるエネルギーの使用を減らしている。

ここまで二酸化炭素の排出を削減しているのは地球温暖化の阻止のためですが、では温暖化により南極の氷が融けたらどうなるのか?

海面は約57m上昇するだろうといわれています。

そして科学者は二酸化炭素の排出を50から85%減らさないと、今世紀の中頃には大惨事が発生するだろうと警告しています。

by fukimison | 2009-02-18 11:49  

<< その後の中東 ロシア、冬季オリンピック予算を削減 >>