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伊藤豊雄のバルセロナプロジェクト

先日NHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀」に出演していらした伊藤豊雄さん。仙台・メディアパークの設計で一般人にも知られるようになった建築家です。
彼の設計したプロジェクトが形を現し始めたという記事が英建築専門誌のBDにあったので、これをご紹介します。

タイトルはToyo Ito's Barcelona towers take shapeというものです。

プロジェクトの概略を説明しますと、スペイン・バルセロナのMontjuic地区で実施されているプロジェクトで、2003のコンペで伊藤氏の提案が優勝。これにより現在高さ114mのタワー2棟、パビリオン9棟の建設が進んでいるということです。

写真でみると良く分りますが、ふわっとした曲線を多用した姿をしています。伊藤氏自身も「ガウディ(バルセロナの最も有名な建物の大部分を設計)の作品が影響している。また20世紀の建築物はストイックで抽象的であったが、21世紀になり我々は新しい生き方を表現できる方法をもう一度考えるべきだと思う」と述べています。
これらの建物は2009年末に完成予定だそうです。

もう1つ伊藤氏のことですが、やはりBDの2月の記事に伊藤氏がthe Royal Australian Institute of Architects(RAIA) の招きによりシドニーとメルボルンで連続講演を行った際、今年(2009年)2月にビクトリア州で発生した火災(約200人弱が死亡、7000人が住宅を失う)の災害基金に講演料を全額寄付というのがありました。
また同氏を招聘したRAIAも伊藤氏の講演による収益を災害基金に寄付、さらにある建築家はこの火災で住宅被害を受けたまたは完全に破壊された被災者に対し、25,000オーストラリアドル相当の作業をpro bonoで行うと申し出たとあります。

by fukimison | 2009-04-10 10:45 | プロジェクト  

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