リビアのインフラプロジェクトにイタリア企業
2009年 07月 08日
記事はリビア政府が打ち上げた計画の半分を実施したとしても、その規模たるや欧米の建設企業が今後10年ぐらいウケにいるものだとしています。ざっと見てみるとリビア政府は2012年までに少なくとも500億ドルを公共事業、特に住宅とインフラに充当すると発表しています。現在トリポリ空港は年間300万人の乗降客収容数を2000万にすべく30億ドルのプロジェクトを実施中です。
そして7月1日Libya Investment.comのニュースサイトはLibya- Impregilo New Contracts Worth 360 million Eurosと題してイタリアのImpregilo社はリビア開発投資社(Libya Development Investment)と共同で合弁企業を立ち上げ、この子会社と介して、3億6000万ユーロ相当の契約を結んだと伝えています。この契約によりImpregilo社はトリポリとミスラタ(トリポリの東方・地中海沿岸の港湾都市)の両市のインフラ建設計画、電気、上下水道、電話網に関係する公共サービスの再建事業を監督することになりました。
この契約はリビアの住宅・インフラ事業省によりまとめられたものです。記事を読んでいくとImpregilo社はリビヤに20年以上も前から事業を行っており、これによりさらに同国でのプレゼンスが高まるだろうとあります。
同社はこれ以外のプロジェクト、例えば地方都市の空港や港湾事業、工業団地開発なども手がけているとあり、20年以上も前からという時間の長さ、投資額とその間のリスク、欧州人の緻密さを感じます。
by fukimison | 2009-07-08 12:11 | プロジェクト