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北海諸国による風力発電送電網構想

12月7日からデンマークの首都コペンハーゲンでCOP15が始まったことにちなみ、北海を取り囲む9カ国が沖合い風力発電による送電網構想に署名したという環境系の記事紹介です。

12月7日、The Gov Monitor(英国の公共部門のニュースに特化したサイト)はUK Joins The North Seas Countries’ Offshore Grid Initiative For Wind Technologyとしてこのニュースを伝えています。

記事は北海沿岸の9カ国(ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、デンマーク、スウェーデン、アイルランドおよび英国)は、ブリュッセルで行われたエネルギー閣僚会議の最終段階で北海およびアイルランド海において統合沖合い送電網の開発を行うイニシアチブに署名を行ったというリードで始まります。
この記事の主要ポイントは9カ国のエネルギー大臣が沖合い風力発電網発電協約に署名した、沖合い発電技術開発に500万ポンドの助成金が交付された、再生可能エネルギー専門委員会議長が政府により指名されたの3つ。
またBusiness Greenの記事UK signs up to North Sea supergrid visionによれば、この協約は9月に欧州風力エネルギー協会(The the European Wind Energy Association から出された報告書によるもので、同報告書は欧州の電力需要の10%が沖合い風力発電によって賄われると予測していますが、それは沖合い電力網の拡充により新規開発が支援されなければ難しいとしています。

12月7日英建築専門紙のNCE誌もUK signs up to Europe’s first offshore wind gridとして報告しており、500万ポンドの助成金について「エネルギー相大臣のハント卿はLow Carbon Energy demonstration capital grantsをヴェスタス、クリッパー、三菱に供与すると発表した」としています。これはヴェスタスが175万ポンド、クリッパーが250万ポンド、三菱が80万ポンドという割合になっています。

低炭素社会における指導的位置獲得、実際面でのCO2排出量削減、さらに技術開発に伴う雇用の促進という面も見逃せません。
それにしても欧州は風力発電なんですね。北海あたりは緯度が高く、今頃だと朝は8時ぐらいにならないと明るくならないし、夕方は4時で暗くなる、それにくらべ北海は風が強い、太陽光発電よりも風力という選択、しかも過去の蓄積によりある程度技術は練れているといったところでしょう。
スマートグリッドの文字は出てきませんが、技術開発の一部はこれを組み込んだものなんでしょうね。

by fukimison | 2009-12-08 12:03  

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